後方には電車が。豊橋鉄道田口線で使われていた「モハ10形(14)」です。
この田口線は木材運搬も兼ねていました。後日調べてみると、線路跡はその後は道路となり遺構も結構残っているそうです。ちょっと気になる。ここを拠点として自転車で探索するのも楽しそう。MTB整備しないとな・・・。
とても綺麗に保存されていました。大正14年の電車です。この時代の電車の内装ってモダンで好きですね。
12時近くでお腹が空いてきたけど、まずは「奥三河郷土館」に。
剥製がたくさん。オオタカよりもクマワシの方が大きいとか。カヤネズミはやっぱりかわいいとか。なんで野ウサギがいないんだとか。
以前行った「鳳来寺山自然科学博物館」に近い構成。
でも、この設楽。鉱石が鳳来寺とまた違って面白い。しかも希少金属も産出されます。中央構造線と言っても全く同じでなく、地域ごとに特徴があります。
そして、ここは静岡・長野・岐阜の県境にほど近い。ということは、必然的に交通の要所。戦国時代、今川・武田・織田・徳川と激戦を繰り広げた場所になります。
そう、設楽は山城天国!
ここを治めていた山家三方衆の一つ、「菅沼一族」の山城が近くにあります。その居城、田峯城(だみねじょう)にまつわる菅沼一族の歴史が面白い。
静岡の浜松だと、三方ヶ原の合戦は徳川目線となるのですが、ここでは武田目線となります。
長篠の戦い~三方ヶ原合戦のサイドストーリーを武田方の武将の目線から見るのは新鮮でした。まあ、血生臭いんですけどね。
かなりお腹が減ったので「道の駅したら」に移動。
名物の絹姫サーモン定食(1200円)は完売・・・。絹姫サーモンは、愛知県マス類養殖のブランド魚品種の1つで、全国に広がるご当地サーモンの第1号です。
親鳥全部入り定食(750円)も完売・・・。道の駅グリーンポート豊根もそうだったのですが、この地域は昔から養鶏で卵を産めなくなった鶏を食用としています。鶏肉らしからぬ固さ(鳥軟骨よりもちょっと柔らかくあっさりしている)は、なかなか美味しい。
時間も13時だったのもありますが、この道の駅したらは国道257号線沿いにあります。この国道257号線、山の中なのであんまり飲食店がないんです。ですので、平日と言えど駐車場が混んでいます。第一駐車場はだいたい埋まっています。仕事中の方も多く利用するので名物料理は売り切れやすいです。程よいワインディングロードなのでバイカーにも人気。
残りの名物・特産品は鮎とトマト。
私は、鮎フライ定食(950円)。
鮎ってフライにできるのか?食べたことない・・・。
味は鮎です。が、骨が・・・。1匹は丸ごと食べたけど、残り2匹は丸ごとは無理でした。
味噌汁は赤だし。ここは愛知県。
奥さんは、スパイシートマトカレー(850円)。
ほどよく優しい酸味はトマト。結構好きな味でした。
で、食後に奥さん。設楽はお茶の産地でもあるのですが、紅茶も作っている。
紅茶のソフトクリームを食していました。あと、シカ肉のソーセージも・・・。
ソフトクリームは甘すぎず、シカ肉の方はあっさり目で美味しかったです。
時間がなくて、田峯城(建物が再現されています)に行けなくて、絹姫サーモンのフライも食べれなくて、田口線の廃線跡も遺構も見逃して、旧道にあるレンガ造りの隧道もじっくり調べれなくて・・・とリベンジしなければと思いました。
お土産コーナーで食材買い足し。何故か、ほうとうがある。あ、ここは甲斐の国だった・・・。愛知県なのにちょっと山梨っぽいです。