久々に奥さんのコペンでドライブしました。天気は薄曇りで気温は29度。オープンにするにはよい季節になってきました。
10時過ぎに出発。
愛知県の道の駅「したら」に向かうことに。5月に1度訪れています(
こちら)。
12時前に到着。やはり平日といえど、ここはいつも満車に近いですね。
中の食堂でメニューを見る。
前回、売り切れていた「絹姫サーモン定食」と「親鳥全部いり定食(限定5食)」がある!
絹姫サーモン。愛知県で作出された養殖用の魚です。無斑ニジマス(ホウライマス)とアマゴを掛け合わせて作られていて染色体が1本多い3倍体と言われます。まだ、全国流通はしていなく地域的産物です。
親鳥全部入り。この愛知県の東側の地域「新城」「東栄」「設楽」「鳳来」は卵を産む量が減った鶏や年を取った鶏を食べる地域です。「廃鳥(はいどり)」という名で売っています。
絹姫サーモン定食 1200円。
お刺身でいただくとあっさりしているサーモンです。マスに近い。
この絹姫サーモンのフライ。重量が重いです。箸で掴むとズシっとした重さ。
食べ応えがあります。サーモンなんですが脂が控えめで美味しいです。
親鳥全部いり定食 750円。
奥さんが注文。廃鳥の肉質は固いのが特徴です。鶏肉のホルモン炒めという感じで、文字通り肉も臓物も全部入っていました。ご飯が進む味でした。
奥さんは、この後外のお店で紅茶ソフトクリームを食べていました。お気に入りだそうです。
腹ごしらえが終わったので出発。
田峯城はここから車で10分程度です。
途中、寄るところがあります。
段嶺隧道です。愛知県北設楽郡設楽町の隧道で、1932(昭和7)年に竣工。国道257号のトンネルとして長らく利用されていましたが、1992(平成4)年に隣接地に新段嶺トンネルが開通したことで国道としての役目を終えました。
現在は町道となり、歩道利用のみができますが、実質は廃トンネルとなっています。
隧道としては大きな隧道です。横幅が2車線分あります。内部は長手組みのレンガ積みでした。
隧道は良いものです。
この段嶺隧道を通り過ぎた先に田峯城への道があります。道は狭いのですが、2トントラックが通っていました。
田峯城に到着。
山城を復元というは珍しいです。
この愛知県設楽から静岡県の引佐(いなさ)までは山城天国でして、この田峯場周辺だけでも10か所ほど山城が点在しています。
甲斐の国に抜ける主要路で、甲斐武田勢と駿河徳川勢がにらみ合っていた地域です。
ここから20㎞ほど南下すると長篠。長篠の戦です。さらに長篠から10㎞ほど南下すれば静岡県浜松市引佐。ここは徳川勢井伊直虎の拠点。さらにこの引佐から5㎞ほど南下して三方ヶ原の戦いで有名な三方原があります。そしてそこからさらに7㎞ほど南に進むと犀ヶ崖(さいががけ)。三方ヶ原合戦最終防衛ラインです。そこから1㎞で浜松城。
田峯城は完全に前線基地です。そして、この周辺の山城はすべて菅沼家一族で守ってきました。もともとは武田勢です。
田峯城城主「菅沼定忠」は武田方について長篠戦いに参加しますが敗走。田峯城に戻るも菅沼一族は徳川方につき、入城拒否し捕縛しようとしたため菅沼定忠はさらに北へ逃走。
翌年、菅沼定忠は田峯城奪還のため急襲。この城にいた全老若男女問わず全員、90名あまりを皆殺し。首謀者2名を鋸引きの刑で報復・・・。
道の駅したらに隣接する郷土資料館でこの話を聞きました。殺された90名あまりの墓と鋸引きの跡も残っています。
入場料は大人ひとり220円也。なお、この田峯城の部屋はレンタルできます。
内部は現代風ですが、間取りは当時のまま。山城を復元するだけでも珍しいかと思います。
見張り台から蓬莱山を見る。
よく見ると、手前の山が弧を描いています。
蓬莱山噴火による火口の西側を外側から見ていることになります。
こうやってみるとかなり大規模な火口だったんだなと。
愛知と静岡。お隣どうしですが全く地質が違うんですよね。
田峯城を後にし、帰路にある新城市のJAこんたく長篠へ向かう。
本日は定休日。隣接する焼肉屋さんは平日ランチがお得です。
で、ここが目的ではなく、目的地までここから歩きます。300mくらいです。
右側の岩が黒くなっています。左側は白っぽい。
中央構造線「長篠露頭」です。
日本最大の断層が顔を出しているんです。こんなにはっきりと解るものなんだと感動。
そして、15時過ぎに帰宅。
長篠の合戦場に寄ろうと思ったのですが体力なかったです。ここは次回の楽しみに。
オープンで100㎞は結構体力使いますね。日焼けもしました。それでも屋根を開けて走るのは良いものです。
ドライブに名物料理に山城に隧道に中央構造線と満足な1日でした。
Posted at 2022/09/28 17:15:40 | |
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