今月、久しぶりに時間が取れて、リバリー作りもせっせと作ってすでに7台。あとは、半年ぶりくらいに走りこんでいました。
使う車は、エンジンスワップしたフォート・エスコートRS。
ワイドボディ化して、PP600にします。
エアロはリア以外B、ウイングもBにします。タイヤは17インチのワイド/ワイドです。
ロールゲージはC。
エスコートRS、ノーマルサスやスポーツサスを使うとPP600 を超えてしまいます。なぜか、フルカスタマイズド・サスを使うとPPが下がります。

フルカスタマイズドサスにしてPP600にします。
ボディは軽量化3+強化、ターボは中、フルカスタマイズドMT、ブレーキ関係はレーシング、クラッチもレーシング、カーボンプロペラシャフトです。
サスのセッティングをしないといけません。
デフォルトのセッティングからいじっていくのですが、自分なりの手順があります。
①デフォルトのまま、そのまま走る。
コーナーリング中に外の膨らむアンダーがでるか、中に入るオーバーになるかを見ます。
②ダンパーの減衰力の調整。
まずは前から伸び縮み同時に強くしたり弱くしたりしてみます。これで前後のダンパーのバランス(前後配分)を探ります。走ってみて前が弱いほうが良いのか、強いほうが良いのか?です。このバランス(前後配分)を基にして、ダンパー前後を強化します。
③減衰力調整。バネレートです。デフォルトでどんな車もGT7ではフロントよりもリアが強いです。
前後とも同じように強くしていき、アンダー・オーバー傾向とパッドでの操作性を見ます。私は前後1.5の差をつけるのが基本です。
④スタビライザーの調整。
これもダンパーと同じで前を弱くしてみて、前後のバランスを探ります。
⑤キャンパーの調整
⑥トー角の調整
これはほぼフロントはトーアウト0.10、リアはトーイン0.20で固定です。
で、完成。

東京エクスプレス東PP600 12周で26分前後・No PITで走れます。
1周あたり2’08中盤~2’09秒台です。
R33はこの手順で作成しました。

回答性もよくて使いやすくて気に入っているセッティングです。
エスコートも同じ手順で作成し、東京エクスプレス東で2’08秒中盤をコンスタンスに出せるようになりました。タイムアタックでは2’08’’00前後です。
で、数日前に再セッティングをしてみると。
気になったのが、前後車重バランス。53:47です。
ふつう、フロントが重ければフロントのバネは固くしてリアを柔らかくします。
R33でも52:48で、バネはフロント弱めリア強めで、気になりませんでした。
エスコートではなぜか気になってしまったので、フロント固めのリア柔らかめでセッティングして試走しました。

2’07’’147が出ました。
何故?なんで?
試しにR33で同じようなセッティングでやってみたら、あまり気に入りませんでした。
悪くはないんですが、なんかダメというか。
なんで?
で、それを検証していてセッティングの沼に嵌ったわけです。
実車のセッティングやGoogleのAIも使って調べていました。
それで、なんとなく分かってきました。
エスコートもR33も同じフロントエンジンのFRベースの4WDです。
この違いは何なのか?
これは車本来が持っている回頭性の違いじゃないのか?と。
エスコートはラリーカーのベース車です。ですので、よく曲がります。曲がりすぎます。
R33はグランツーリスモな車で高速領域での直進安定性が良いです。逆に言えば低速では曲がりにくい車。
曲がりにくい車はGT7のデフォルトセッティング自体、バネレートがリアが固めなので、そこをさらに強くすることで回頭性が向上します。リアがロールしにくくなり、その分フロントに荷重がかかり曲がりやすくなるということです。
GT7のフロントが重すぎるアメ車でもこのセッティングです。
コーナーリング中、アクセルを踏むとフロントがインに入っていきます。
じゃあ、エスコートのように曲がりすぎてしまう車は?
そう、フロントのバネをリアよりも固くして曲がりにくくするということです。
コーナーリング中にアクセルを踏むとインに入っていくオーバーステアを、外に膨らむアンダーステア方向にしていくということになります。
理屈ではそうなのかもしれませんが、良く分かりません。
エスコートで実際に走ってみると、バネレートがフロント柔らかめリア固めだとステアリング操作で微調整が忙しいです。これにアクセルワークが加わります。
逆のフロント固めリア柔らかめだと、コーナーの侵入角が決まればあとはアクセルワークで抜けていきます。
多分、フロント柔らかリア固めだとステアリングが効きすぎていて微調整をしていたのがタイムロスの原因で、アクセルを踏む時間が短くなったようです。
逆にフロント固めリア柔らかめはステアリングの微調整が少なくなった分、アクセルを踏む時間が伸びたためタイムアップにつながったのでは?
と推測しています。
ただ、私はバッド操作なのでこの現象が出たのかも知れません。ハンコンだったら通常のフロント柔らかめリア固めのほうが良いのかもしれません。
GT7、発売から3年が経過しましたが奥が深すぎて底が見えません。
まさか、フロントのバネの減衰力をリアよりも強くするという発想なんて、いままで思いつかなかったんです。
ああ、沼だなあ。
Posted at 2025/09/18 15:09:32 | |
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グランツーリスモ7 | 日記