
いつものコーナーで、突然シートが傾いた。
咄嗟にステアリングをしっかり握り、腰への荷重を減らしてコーナーを抜けた。
フルバケの取付穴が割れたか、シートレールのどこかが破損した感触。
なんとか事故らずに自宅に戻る。
運転席側のシートを外すと、シートレールの左前のステーがポッキリ折れていた。。
3.5mm厚くらいの鉄のステーが見事に折れている。
断面を観察すると、1/3くらい錆びていたため、ずいぶん前から亀裂が入っていたようだ。
折れていない右前のステーを見ると、過去に溶接した形跡がある。
今回折れた部分は溶接した形跡がない。
中古で買ったシートレールは、過去に右前ステーに亀裂が入り、溶接で補修されていたが、左前はそのままだったと思われる。
よくよく考えると、ミニのシートは前側2か所で固定するだけなので、この2か所に荷重が集中し、折れやすいのだろう。
日ごろから強い横Gをかけるような私の乗り方にも一因があるかもだが。。
原因が分かったので、溶接で修理。
溶接面をワイヤブラシで磨いて、2か所をスポット溶接。
この状態で一度車に取り付けてみて、ステーの位置に問題がないか確認する。
問題が無いことが確認出来たら、表裏を溶接。
表側
裏側
溶接後、ワイヤブラシで磨き、パーツクリーナーで脱脂。
錆止めで黒の塗装をして、修理完了。
自宅に戻ってから30分で復活。
溶接機があると、いろいろな場面で役立つ。
試走を兼ねて、ヘッドを内燃機屋に持って行った。
修理後の感触は、シートの剛性が上がった感じ。
おそらく完全に折れる前の亀裂が入った状態よりも、しっかり溶接した今のほうがガッチリしているからだと思う。
■おまけ
私はAC100Vの半自動溶接機を愛用しているが、電源供給は通常のACコンセント(テスター計測結果:104V)ではなく、単相200Vを降圧したもの(テスター計測結果:109V)を使っている。
家を建てる時、将来EV車両を買うかもしれないということで、EV充電用の200Vコンセントをガレージ横に設置したが、現状はもっぱら溶接で活用中。(笑)
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Posted at
2022/09/03 19:34:33