
【冬休みの工作②】SUキャブのニードルの改造
現在SUキャブ(HIF44)に使っているニードルは、燃調がイマイチで、前からなんとかしたいと思っていた。
アイドリングでは濃く、踏むと薄い。
なので、踏んだ時に合わせると、アイドリングでA/F9台の超リッチ状態になり、アイドリングに合わせると、一気に踏んだ時に燃料が足りず、A/F16以上の超リーン状態になり息継ぎが出る。。
そこで、ニードルを少し削ってアイドリングに合わせても踏んだときにリーンにならないようにしたい。
しかし、どの辺りをどれくらい削ればどんな時のA/F値がどう変化するのか分からず、複数のニードルを使って試行錯誤することになることを想定すると、ペーパーで磨いて削ったのでは狙ったところを削りにくいし、余計なところまで削ってしまうリスクもある。
作業を出来るだけ正確に行うために、日ごろ時計の修理で愛用している時計旋盤でニードルを削ることにした。
時計の修理では、旋盤のコレットはNo.30(3.0mm)までしか使わないが、今回、SUキャブのニードルを保持するためにNo.41(4.1mm)のコレットを購入。
早速SUキャブのニードルをはめてみるとジャストフィット。
時計旋盤に装着すると、こんな感じ。
20倍の実体顕微鏡で見ながら狙った場所を1/100mm以下のレベルで削る。
では、狙った場所の特定の仕方はというと、使わずに道具箱に転がっていたSEIKOの時計メンテ台が使えそう。
ニードルの傘の部分をメンテ台の端に当てて、メンテ台の溝にニードルを置くと、丁度いい感じにセットできた。
後は、カッター等でメンテ台に目印を刻み、その目印の位置を基準にニードルを削る場所を特定する。
構想としては良い案だと思うが、実際やってみるとどうなるか。。
まずはHIF44用で入手が容易なBFY(キャブクーパーのノーマルニードル)を使い、連休中にお試しする予定。
Posted at 2022/12/28 10:22:42 | |
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