
ミニ1000の99H(998cc)エンジン用の純正バルブスプリングには AEA311 と 12G1015の2種類がある。
12G1015は、1275ccエンジンとも共通パーツで、高圧縮用。(圧縮比10.0:1 シート圧:70ポンド)
AEA311は、低圧縮用。(圧縮比8.3:1 シート圧:35ポンド)
私のミニ1000は1990年式の最終モデルなので、998ccの高圧縮エンジン(圧縮比9.6:1)だから、12G1015がノーマルスプリングとなる。
ヘッドを0.8mm面研して、純正のヘッドガスケットを使えば圧縮比10.5くらいになるのに加え、IN側はノーマルより2.2g重いビッグバルブを組むので、ノーマルの12G1015で大丈夫なのか微妙ではあるが、下手に強化バルブスプリングを組むと最悪ポンピングロスの方が大きくてパワーダウンし、面研+ビッグバルブ入れた意味が無くなりそうなので、とりあえず、ノーマルの12G1015で行くことにした。
ノーマルで行くにしても、30年以上使われたスプリングを再使用せず、せめて新品をと思い、ミニスペアーズに12G1015を発注していたのが、本日届いた。
とりあえず、予備ヘッドについていたバルブスプリングと比較してみると、同じ品番のはずなのに、巻きの間隔が微妙に違う。
自由長も新品の方が1mmほど長い。
・新品 :52.4mm~52.6mm
・元々の物:51.2mm~51.7mm
巻き終わりの位置が微妙に違うので、元々のスプリングの方が長期使用でへたって1mmほど自由長が短くなったとは一概に言えないが、多少のへたりはありそうだ。
手で押してみた際の強さの感覚は同じくらい。
念のためにヘインズ(日本語版)で99Hエンジン(998cc)のバルブスプリング自由長を調べてみると、、、
44.45mm。。。。
なんじゃそれ??
1275ccの12Hエンジンでも49.70mmだと。。
うーーん、、新品で自由長52mmほどのスプリングがそこまでが短くなってもOKと言う意味かな??
よくわからんので見なかったことにして、ヘッド組む時は、新品のバルブスプリングを使う。
ちなみに、
日本のローバーミニ用品の通販サイトで、998ccエンジン用のバルブスプリングを買おうとすると、ほとんどのサイトで低圧縮用のAEA311しか出てこない。
私が見た中では唯一、タートル・トレーディングのオンラインサイトでは、998ccエンジンのバルブスプリングの選択として、AEA311と12G1015の両方が出てくる。
これ、ノーマルが12G1015の車に間違えてAEA311を組んだら大変なことになりそう(※)だが、間違える人はいないのかと心配になる。
(※)シート圧は12G1015:70lbs(ポンド)とAEA311:35lbsで、倍違う。。
Posted at 2022/06/22 21:35:01 | |
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