ちょっとクルマ以外の話。
プロフィールにも書いているが、100年以上前の古い懐中時計の修理・メンテを日常的にしていて、今まで修理・メンテした懐中時計の数は800個を上回る。
しかし、それとは別に修理できなくて部品取りにした時計も100個くらいある。
機械や針やガラス風防などは部品取り用として分別してストックしているが、ケースはあまり再利用することがないので、ジャンク箱に放り込んでいた。
先日Youtubeのオススメに出てきた動画で、銀の精錬の動画があり、調べてみると知らないうちに銀の相場が上がっていた。
下のグラフは貴金属買取大手のなんぼやさんのHPより、過去10年の銀の買取価格の推移。
私としては銀はグラム60円くらいだから大してお金にならないイメージだったが、2020年ごろ、一旦急激に落ち込んだ直後に急に値上がりを始め、最近は日々上下はするがグラム110円以上の相場を保っている。
実は、最初に書いた使い道が無くてジャンク箱に放り込んでいた時計ケースの多くが銀無垢ケースだった。
そこで、ジャンク箱から銀無垢ケースだけ取り出してみた。
全て0.800(80%)以上の品位刻印がある物。
COIN SILVER(0.900)、STERLING SILVER(0.925)、0.935、FINE SILVER(0.999)の刻印がある物もある。
機械やガラスや金具は全て取り外し、ほぼ銀だけにした状態で重さを測ると約1800gあった。
低く見積もって仮に平均品位80%とすると純銀換算は、1800×0.8=1440g。
本日のなんぼやさんの買取価格はグラム117円なので、1440×117=168480円。
同じ重さの金なら1400万円オーバーだが、銀だと16万円ほどとしれてはいるが、結構いいお小遣いになりそう。
どうせジャンク箱で埃をかぶっていた物なので、そこそこいいお金に換金できそうで、正に棚から牡丹餅。
早速精錬しようと、申込書を書いて業界最大手の井島貴金属精錬(株)さんに送った。
事前に電話で確認したところ、おそらく精錬手数料は18000円くらいになりそうで、1Kgのインゴットを作ってもらったら+11000円くらいかかる見込み。
納期は1か月半~2ヵ月くらいと結構かかるが、とくに急いでないので問題無し。
最終的に1Kgをインゴットにしてもらい残りは買い取ってもらうか、全部買い取ってもらうかは、分析結果のグラム数を聞いてから考えようと思う。
ちなみに、1Kgの純銀インゴットは、100mm×40mm×30mmの大きさとのこと。
少し先になるが精錬できるのが楽しみだ。
Posted at 2023/12/21 23:28:28 | |
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