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2012年12月08日 イイね!

Fフォークの突き出し調整方法

追記:下記方法は新型PCX(eSP)のみが対象となります。旧型PCXへの適用は確認しておりません(乗っていないので判らない)。

以前ブログにも書きましたとおり、Fフォークの突き出し量を可能にする加工方法については伏せておりました。

しかし、多くの質問を貰いますので加工方法を明かします。

但し、加工を行う方は、下記文章を読んで技術的に理解できる方&材力が理解出来る方のみとし、理解できない方は絶対に加工しないでください(安易に真似出来ない様、加工後の画像は掲載しません。また、説明は専門用語で記載します。)。
厳しい物言いとなっておりますが、それだけ重要な部品を加工するとの意思を示すものです。

また、本加工に起因する一切の事故等の責任を私は負いません。
ご納得の上、加工願います。

(1)用意するもの
・ボルト(2本)
M10 P1.25 呼び長さ50mm 半ネジ ボルト頭部寸法14mm 強度区分10.9
表面処理は防錆能力を考慮してご自身で選択願います。

・上記ボルトに使用する高強度ワッシャ(2個)

(2)加工方法
①ボルトのワッシャを含めた呼び長さ18mm±6mmの範囲を直径8mmまで旋盤等で細径化します。
細径化した部位から通常のボルト径まではR1以上で徐変してください。
徐変しなかった際の危険度は、技術的に理解できる方であれば判ると思います。
また、加工後のねじ長さは2D以上を確保してください。

②切削部を適切な方法で防錆処理してください
言わずもがなですが、脆性現象が発生する防錆処理は絶対に行わないでください。

(3)装着方法
①上下のノーマルボルトを緩めた後、上のノーマルボルトのみを外す
②Fフォークを三又から引き抜く
③上のボルトのみを加工したボルトに変更の後、軽くねじ込む(下のボルトはノーマルのまま。)。
④三又のFフォーク締結内径部にボルトの切削部が来ていることを確認する。
もし来ていない場合は適切な寸法で追加工する。
但し、加工後のねじ山長さは2D以上、加工部の軸径は8mm以上を確保すること。
④Fフォークを三又に取り付ける(つまり、上のボルトがねじ込まれていてもFフォークの着脱が可能となる。)
⑤狙った突き出し量に合わせてボルトを締結する。
締め付けトルクはマニュアル指定値でOK
⑥加工したボルトは、定期的に染色浸透探傷検査もしくは蛍光浸透探傷検査による亀裂チェックを行う。

以上になります。

なお、ノーマルボルトは締め付けトルクから推察して強度区分8.8(7T相当)を使用しているようです。
ボルト強度区分を10.9以上ではなく10.9を指定した理由は、加工内容等によりご理解いただけると思います。
Posted at 2012/12/08 18:58:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | PCX | クルマ

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