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2011年12月30日 イイね!

冷却水交換の必要性

オイルのメンテナンスに引き続き、もう一丁、冷却水交換の必要性を説明しましょうかね。

冷却水交換頻度は通常車検毎であり、最近は長寿命LLCの出現で5年交換無しなんていうものもあります。
ではなぜ交換が必要なのか?

これは希釈されたLLCが自らを消耗させて腐食を防ぐ防錆作用やシール部の潤滑作用を担っているためです。

もし交換を怠ると、
・錆による放熱性能の低下
・錆により発生した異物によるシール破損、ラジエターコアの詰まり
・錆によるシーリングキャップやパイプの穴あき
が発生し、冷却水交換費用なんて比較にならない位の修理費用が発生します。

ちなみに、使用時間の長いタクシーやトラック等は毎年交換が普通ですが、高頻度交換のお陰で冷却関連のトラブルは少なく、何と廃車までウォーターポンプ無交換なんて車両も少なくありません。

と、言うことでまとめはこんな感じですかね。

・最低でも車検毎にLLCを交換しましょう
(長寿命LLC指定車両を除く)

・LLCの希釈濃度は必ずメーカー指示を守りましょう
(低濃度だと防錆性能やシール潤滑性能不足。高濃度だと粘性増加により機械損失増加や比熱低下による冷却性能の低下を招きます。)

・希釈水は必ず水道水を使用しましょう
(井戸水等は含まれている物質とLLCが反応して、沈殿物の発生や防錆性能の低下等、色々な弊害が発生します)

・整備書に、LLC交換時の洗浄が指示している車両は同作業も行いましょう
Posted at 2011/12/30 19:14:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ
2011年12月25日 イイね!

低温側オイル粘度と摩耗の関係

最近は震災とタイの洪水で滞っていた自動車開発が一気に進み、ありがたく忙しい日々が続いております。

話は変わって、某資料から引張り出してきたオイル関連の試験結果から、あまり世の中では気にされないエンジンオイルの低温側粘度と摩耗の関係の話をしましょう。
結論から言ってしまえば、気温20度以下の条件で低温側粘度が15W以上だと、始動時に油圧の立上り遅れにより潤滑不良が発生し、面圧の高い部位に対して早期摩耗を誘発する様です。
(面圧の高い部位はクランクシャフトの軸受部やカム周り。)

あるエンジンでは、10Wオイルを使用するとクランクシャフトの軸受部が規定油圧に達するまでに約3秒、15Wだと6秒掛かるとの結果でした。
(オイル粘度差と油圧立上り時間は4乗則程度の関係がある。)
この油圧立上り時間差より発生する摩耗は全負荷時に発生する摩耗量を遥かに凌ぐ値であり、メーカーでは市街地で使用する車両(エンジンの始動回数が多い車両)には、低温側粘度を10W以下にするように顧客にも指示しているとのことでした。

以上、纏めるとこんな感じですかね。

・始動回数の多く、高負荷で使用されることの少ない街乗り仕様車のエンジン保護には、低温側粘度の方が重要
・高温側粘度を上げる為に過度な低温側粘度の上昇を招いているオイルは、あまり使用するべきではない
・低温側粘度は適切な範囲でなるべく低い方が良い(5w~10W)
・油圧が立ち上がる前に発進(負荷をかける)することは過度の摩耗を誘発するため、エンジン始動後10秒間は発進しない

Posted at 2011/12/25 08:50:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 理論 | クルマ
2011年12月07日 イイね!

ジャダーの原因はATFの相性でした。

ジャダーの原因はATFの相性でした。先日のジャダー発生はアイシンAFWとATとの相性と判断し、早速昔から使っていたACデルコのATF Get2を入手。
10L使用してほぼ完全交換したところ、ジャダーは出なくなりました。

そして、もう一点。
ジャダー発生と共に点灯していたエンジンチェックランプも消灯。
(スリップロック制御がうまく行かなかったためにダイアグに引っかかった様です。)
やはり、アイシンAFWはスズキATFとの互換をうたっていますが、ジャトコ製ATとは合わない様ですね(笑

もし、アイシンAFW(ワイドレンジ対応ATF)が欲しい方はメッセージにてご連絡ください。
残りは約10L@ペール缶(購入時からのペール缶凹み有り。漏れ等はありません。)
自分の車に入れていたものですから、開封毎にゴミが混入しないように注意して使用しておりました。
3000円(送料別)でお譲りします。
Posted at 2011/12/07 22:32:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ
2011年12月03日 イイね!

ATFの相性

ATFの相性今まで使用していたACデルコのATF Get2から、アイシンのスリップロック対応ATFに替えたのですが、どうも相性が悪いのか、2→3速の変速にジャダーが盛大に発生する様になりました。
この症状はACデルコATFでも出ていましたが、銀マネのアクセル開度変更で押さえ込める程度。
それが、アイシンだと同セッティングでもジャダーが収まらない。

オイルのフィーリングから、アイシンは静摩擦係数は高いが、動摩擦係数は低い。ACデルコはどちらの摩擦係数も余り変わらない雰囲気で、ACデルコの方がこの車には合っていますね。
やはり、ジャトコ製ATにアイシン製ATFは相性が悪いのかも(笑

早速通販にてACデルコのGet2を購入したので、届いたら10L位使って完全交換します。
Posted at 2011/12/03 23:13:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ

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