(1)EXUPサーボ交換
三月に入ってから、走行時のトルクが安定しないなあ・・・と思っていたら、EXUPバルブ制御に使用しているRCラジコンサーボがやっと壊れました。
(過去、私の配線加工ミスで一度作動不良が発生しましたがサーボ本体は問題なし。)
何せ、繰り返し作動回数から予想した当初の寿命は2か月ですので、何時壊れるか楽しみにしていたのですが・・・なんと7か月目で故障。
その間、走行距離は一万km以上、もちろん大雨でも乗っていましたので耐久性能は十分。
で、早速同じサーボに交換。
しかも1000円/個なので低ランニングコスト。
相変わらず効果も大きいし、満足満足。
あとは更なる長寿命を目的に、余計な微動を抑える機能を制御基板に追加しました。
(2)サブフレーム製作
現在乗っているPCXのサブフレームは、はにかまない王子さんから頂いた下記画像のブツなのですが、スポコン用は自分で製作しようと思っていたので早速製作開始。
材料はドットJさんからSTKM11材を入手。
まずは初期型サブフレームの曲りパイプ部を製作します。
もちろんパイプベンダーなんてありませんので、ポップヨシムラに習って?手曲げで作ります。
肉厚が2.3㎜なので、あぶり方さえ間違えなければ砂を詰めなくても潰れずに曲げることが可能です。
曲げ治具も単管パイプを組み合わせたお手軽仕様で十分。
一本目が上手く曲がったので、二本目を製作。
製作後、重ねてみると同じ曲げRであることを確認出来たのでOK。
次回はその他部位を製作します。
(3)クランクシャフト分解
スポコンエンジンは大幅な排気量アップを狙っていますが、シリンダヘッドの水穴位置とヘッドガスケット抜けの危険性を考慮すると市販のボアアップキット+ストロークアップが現実的となりそうです。
そこで、わかたくさんからボカンしたエンジンのクランクシャフトを頂いて、クランクシャフトの分解可否
を調査しました。
で、結果から言いますと・・・・成功!!
分解にあたってのネックは下記の3点。
「タイミングチェーンスプロケット」、「内側に入っているベアリング」、「遠心式オイルフィルター機構のふた」を損傷させることなく抜くこと。
まずは、タイミングチェーンスプロケットの取り外し(画像の右端部品)。
もし焼嵌めで組まれていると常温で抜けることは無いのでここで完了となる重要な場面でしたが、ベアリングセパレータと油圧プレスを組み合わせて破損させることなく取り外すことに成功!
次に内側に入っているホンダスペシャル品のベアリング取り外し(画像の右端から二番目の部品)。
慎重にベアリングセパレータと油圧プレスを使って取り外す。。。。成功!
ベアリングの外輪に荷重を掛けて抜くことはNGですが、外した後のゴロゴロ感もなく大丈夫そうです。
抜く際に油圧プレスで掛けた荷重も小さかったことが良かったのでしょう。。。但し、実際のクランクシャフトで試してみるしかないですね。
遠心式オイルフィルター機構のふたはマイナスドライバーでこじって取り外し(画像の右端から3番目のドーナッツ形状の部品)。
外す際にちょっとだけ変形しますが、厚板の上でハンマーで軽く板金したら再利用可能でした。
と、言うことで、あとはワンオフでオフセットクランクピンを製作すれば、ストロークアップ可能!!!
一歩前進です。
ちなみに、遠心式オイルフィルター機構の内側には金属スラッジがたくさん溜まっていました。
それにしても、油圧プレスはすばらしい。
こんなに便利だとは思いませんでした。。。。が、中華製の場合は旋盤やフライス盤と同じく改良しないと使い物になりませんので購入時にはご注意を(笑
(4)ベアリング式エンジンハンガー@二作目
二作目として加工しましたが、今回は苦戦。
フレーム固定側のベアリング圧入部の左右軸がわずかにズレていて、きちんと組み付けてもベアリングの動きが渋い状態に。
仕方なく、高価なステンレスベアリングを油圧プレスで抜いたのち、今までしまりばめだった圧入部をフラップホイールで拡大して、50μmのすきまばめに変更。
あえて組み付け時にガタを生じさせてベアリングの同軸度を許容する構造&はめあい用ロックタイト621を用いて新品ベアリングを固定しました。
当初は問題なく加工出来たらエルデさん行きにしようと思いましたが、すきまばめ仕様は試していないため、こいつはスポコン号に組み付けます。
まあ、ロックタイトの引張せん断性能は十分ですし、構造上スラスト荷重は非常に小さい&エンジン側ベアリングはすきまばめのロックタイト固定なので大丈夫でしょう。
今後も色々と作業します(^^)
Posted at 2015/03/08 20:42:40 | |
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