色々と溜まってきましたので作業備忘録。
(1)CBR600F アップハン化
CBR600Fのハンドル位置は、最近のSSと比較すれば高い方だと思います。
しかし、おっさんである私めにとってそれでも前傾姿勢は辛く、セルフステアも思いのままに出来ないためにアップハン化しました。
アップハンキットも有る様ですが高価ですので、自力で出来るとこまで作ってみてダメなら購入するつもりで作業開始・・・と、思ったら、無事完成しました(笑
最終的なハンドル位置はノーマル比70mmアップ、30mm手前と軽く前傾姿勢になる楽なポジションになり大満足(*^^*)
今回のキモはトップブリッジ2段重ね(笑
CBRは手がしびれるほどのエンジン振動がハンドルに来ますので、トップブリッジ2段重ねにより振動伝達経路を長く取り、振動減衰を狙いました。
で、結果ですが、効果絶大!
アルミハンドルに振動抑制用のバーエンド等を装着しなくとも、振動?何それ?と思う程に抑えることができました。
ちなみに、ハンドルポストを取り付けた2段目のトップブリッジは強度向上のために、裏面を溶接肉盛りにより補強。
補強の仕方はCB400SFのトップブリッジを参考に、それ以上の肉盛りを入れましたので強度不足は無いと思います。
その他アップハン化に使用した部品等を羅列しておきます。
・アクセルワイヤ:ホーネット600用(10cmロング)
・クラッチワイヤ:バーテックス製10cmロング
・ブレーキホース:貰い物アクティブ製50cmメッシュ+デイトナ55cmメッシュ+ダブルバンジョー
・チョークワイヤ:取り回し変更
・ハンドルスイッチ類ハーネス:取り回し変更
・ホーンハーネス:10cm延長
・スクリーン&カウル:MRAスクリーンカット&純正カウルカット
・バーハンドル:2りんかんブランドLowタイプ
・ハンドルポスト:デイトナ(トップブリッジ分12mm切削)
・トップブリッジ:純正(溶接肉盛り補強)
(2)スポーツランド山梨体験走行
PCX繋がりの皆様がよく走行されるトミンは2輪専用コースであるために路面も良く走りやすいのですが、神奈川県西部からは約140㎞と遠く、気軽に行ける距離ではありません。
そこでロードバイクが走行出来る100㎞圏内のコースを探すとスポーツランド山梨が該当(富士スピードウェイの方が近いですが、気軽に走行出来る施設ではないため却下)。
但し、4輪が走行するサーキットは比較的路面が荒れているため、先ずは下見のために体験走行に参加してきました。
その前に、タイヤ交換と転倒時の破損対策を実施。
タイヤはロッソコルサ。
噂通りの凄いグリップ力で下手くそな腕をカバーしてくれます(笑
交換もバランス取りも自家実施。
ジェネレーターカバーをFRPで自作しました。
原型作るのは面倒ですので、純正ジェネレーターカバーを養生+離型処理して直接FRPを積層。
硬化後に離型、切削&パテ盛り、つや消し黒で塗装して完了。
昔、遊びでカウル等を作っていたので、久々のFRPも悩むこと無く作業できました。
あとは、製作したカバーをシリコンコーキングで固定&アマゾンの安物エンジンスライダーを切削してエンジンマウントに固定して完了。
完成したので、早速体験走行に出向きました。
場所は韮崎インターから15分程の場所であり、自宅から100km圏内。
緑豊かな山の中腹にあります。
体験走行は1500円で最高速度は60km位。
そのため、ツナギ無しで参加できます。
早速走行すると、路面の荒れは許容範囲。
高低差が30mもあるために、まるで峠道を走っている様であり面白いです。
コースの荒れも少なく問題は無さそうですので、後日走行したいと思います。
(3)軽トレーラー感想
先日CBRを乗せてトミンまで約280㎞往復しましたので感想を述べたいと思います。
総論としては、「動力性能及びブレーキ性能に問題は無いが、後軸の足回りには最低でも減衰力が調整できるショックアプソーバーが必要。出来ればスプリングレートを高くした方が良い。」、と思いました。
なお、私のMRワゴンは車高調+減衰力調整が可能であるために、牽引状況に合わせて調整することで問題は無く、軽トレーラーの積載能力と相まってとても満足しています。
[動力性能]
問題ありません。
行きはブーストを0.06MPaまで下げて、ほぼノーマル出力で高速走行してきましたが、80㎞巡航でも動力性能に不足は無く、現代のターボ付き軽自動車であれば牽引可能だと思います。
[ブレーキ性能]
問題ありません。
安全な場所でフルブレーキングも試しましたが、十分に停止可能です。
但し、無理は禁物。
[足回り性能]
ノーマルでは問題ありです。
ヒッチにはトレーラー重量の約10%(約40kg)が垂直荷重として負荷されますが、それは停止時の状況であり、走行時には最大20%(80kg)負荷されます。
80kg位であれば大したことない様に感じるかもしれませんが、ヒッチは車体後方からはみ出した位置にありますので、実際には後部座席に2名乗車(110kg)している状況程度の荷重となります。
単に2名乗車であれば問題ありませんが、工具やツナギ、燃料等が同荷重に追加されますので、恐らくノーマルの足回りだと後軸はスプリングレート及び減衰が不足するため危険です。
私のMRワゴンの後軸はスプリングレートがノーマル比2倍であるためにフルパンプはしないだろうと思ったのですが、走行開始早々にちょっとした段差でフルバンプしました。
そこで減衰力を大幅に上げたところ、フルバンプも無くなり、牽引しない状況と同じように安定した状態で走行可能でした。
つまり、牽引前提であれば、後軸の足回りには最低でも減衰力が調整できるショックアプソーバーが必要であり、出来ればスプリングレートを高くした方が良いと思います。
トレーラーは後輪が不安定な状況ですとトレーラーが左右に振られるスネーキング(スウェイとも言う)が発生しやすくなるために、安全に走行する上でも後軸足回りは強化すべきでしょう。
軽自動車で牽引される方は殆ど居ないと思いますが、参考にして頂ければと思います。