リアピラーバー装着

補強ポイントはついにここまで来ました。
フロントだけやったらバランスが悪いだろう。
そんな思い(？)から、リアの補強に挑戦！


まずはシートベルトのボルトを外します。隠しカバーをペッと外しましょう。

そして当然ながら、ボルトは相当な力を入れないと回らないので、長めのレンチがあれば多少楽に外せます。

でも本当に固いので、勢い余ってボルトからレンチを滑らせたり、ケガをしないように！

ボルトはこんな構成で取り付けられていました。

ボルトはシートベルトを固定するための特殊な形状。
そして、太さはM10に見えますが、実際はＵＮＦ規格の7/16-20です。
いわゆる国内の基準サイズではないので、普通のホームセンターではあまり売っていない太さとピッチ(ねじ山幅)です。

さて、このボルトは再利用しないので、同じサイズのボルトをどこで仕入れるべきか…。

実は、カー用品店に売っていました！
ジュランから出ているアンカーボルトです。

これは競技で４点式ベルトにするために用いる物で、先端が輪っかになっています。
ここは関係ありませんが、取り付けにはなんら支障はありません。

使うサイズは、最長の55mmのスーパーロング。一つ下の38mmだと純正ボルトとほぼ同じで、車体に半分もねじ込めなくなるから危険です。

もちろん２本セットです。

もう一つ必要なのがこれ。アンカーボルトカラー。

純正ボルトならそのままですが、アンカーボルトを使う際にシートベルトも固定したい場合は、このカラーが無いとガタガタしちゃいます。

良いものを出しているメーカー様です(笑)

ピラーバーです。

このバーは、MC型ワゴンR(2代目)用で、長さも調整出来ます。

しかし、そう簡単には行くわけがありません…
両端にある青い取り付けステーに加工が必要でした。

シートベルトの金具と干渉して斜めになるためで、ステーを金属ヤスリで削って平らにしてクリアランスを設けるのです。
同時に、ボルト穴も縦に広げなければならない…

ここが一番時間がかかった部分です。

削っては確認…を繰り返し、余裕が出来たらバッチリ！

材質が鉄なので、削り面に錆止めペイントを塗っておきました。


ちなみにこの加工は、以下の取り付けをする場合のみ必要な行程です。

加工が済めば、アンカーボルトに全ての部品を通しますが、追加で必要な部品として、3/8サイズ穴のワッシャーを２枚用意します。
こうしないとボディにねじ込んだ時に、ステーが内張りにめり込んでしまうのです。

カラーとシートベルト、純正のスペーサー、ピラーバーのステー、汎用ワッシャー２枚、純正スプリングワッシャー、純正ワッシャーの順で、ビッグ○ックの如くアンカーボルトにそれらを重ね、一気にボディにねじ込んじゃえ！


※補足
ピラーバーのステー、シートベルトとカラー、純正のスペーサー…の順でも可能ですが、ボディにねじ込んだ時にシートベルトも固定される恐れがあるので、確認しながら取り付けましょう。

リアのシートベルトは、固定している角度が斜めに向いているので、必然的にバーはこの角度で固定されます。

バーの調整を慎重に行い、全てのボルトとネジを完全に締め付ければ完成。

物干し竿と、何かを引っかけられそうな便利なフックが誕生しました(笑)
リヤシートのリクライニングも問題無く出来ます。


肝心の変化については、走り込んでみなければなんとも言えません。