インヒビタスイッチ改造

AT車にはインヒビタスイッチという部品がある。
セレクトレバーと連動して、各レンジにあわせて各種の電気回路を閉じるスイッチ。
ＰレンジとＮレンジのポジションではスタータに電源を供給するスイッチを閉じる。
また、Ｒレンジのポジションではバックアップランプを点灯するスイッチを閉じる。
すなわち、ＭＴ化でこれを取り外してしまうとエンジンは始動しないし、バックアップランプも点灯しなくなる。
しかし、そのままで残しておいても、ＭＴのシフトレバーと連動させることができないため、スイッチ部分を切り落として配線を改造する。

電気配線図を参考に、バッテリー線（黄青）とスタータ線（赤黄）を短絡して、スタータ電源を直結にする。
また、バッテリー線（黄青）とバックアップランプ線（茶黒）を延長してMTミッションに内蔵されているバックアップランプスイッチに接続する。

ところが、スイッチを切り落としてみると、電気配線図に書かれているケーブルの色とまったく異なる。
どうやら、配線図に書かれているのは車体側ハーネスの色で、スイッチ側のハーネスは車体側とは異なるようだ。

配線図に記載されている、コネクタのピンアサインを頼りにスイッチハーネスの色を判別した。
0.75sq（細いほう）の黒がバッテリー（黄青）、橙がスタータ（赤黄）、赤がバックアップランプ（茶黒）に対応しているらしい。
黒と橙を直結して0.5sqの二芯ケーブルで延長した。
二芯ケーブルの一方は赤につないだ。

延長した二芯ケーブルには、形のあうコネクタをネット通販で見つけて取り付けた。
利用したのはＴＹＣＯのエコノシール・マークＩＩ。

間違っていないといいな。
テストは明日。待ち遠しいかぎりだ。