R33用パワートランジスタ移植作業
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
F31のアキレス腱の一つであるパワトラ様。
死因は主にエンジン熱です。
そこで壊れないパワトラに載せ変えてしまいましょう。
2
流用にしろワンオフにしろ事前の情報収集は念入りに行ってください。
私の流用したパワトラはR33用ですが、資料はY32シーマのVG30DET搭載車のを使用しました。
私の相棒はこの方法で移植して約半年近く経ちますが特にトラブルは起きていません。
ですが作業する際には自己責任でお願いします。
このやり方はF31だけでなく同じパワトラを搭載しているクルマにも適用できるので熱対策に困っている方はやってみる価値はあると思います。
主にR31、C32、C33、Z31、Z32(前期)、A31、Y31系が適用します(FASTで検索したらこれだけ出てきた)
何度も言いますが自己責任で。
3
まず、純正のパワトラの説明からしていきます。
写真に記載されている通り向かって左側がECU側、右側がコイル側です。
車両ハーネスで説明すると左側がバンパー側で右側がバルクヘッド側に這っているハーネスです。
赤字で1~6、GNDとそれぞれのカプラーに番地を振ったのでこれを覚えておいて下さい。
4
次にR33から押収したパワトラです。
パワトラは車両ハーネスごと使用します(レパード純正カプラーは形状が違う&中の端子の形状も異なるため)
写真の向き等はレパード純正と同じです。
あとはレパード側とR33用ハーネスをハンダで繋げば完成です。
このときの注意点。
・パワトラ用のアースがR33用とレパード用で逆。
アースに関しては配線図で見る限りでは車体に繋がっているだけなので(ECUとかには繋がっていない)そのままボディーアースしても平気だと思います(未確認)
ハンダで繋いだら確実に絶縁処理をして下さい。
最悪クルマが燃える恐れがあるので・・・
5
参考までにECUのカプラーです。
番号を振ってある端子がパワトラのそれぞれの数字の番地に繋がっています。
レパードの整備要領書(追補版Ⅰ)では・・・
1番 点火信号(パワトラ) Cyl.No,1
2番 点火信号(パワトラ) Cyl.No,2
3番 点火信号(パワトラ) Cyl.No,3
4番 点火信号(パワトラ) Cyl.No,4
5番 点火信号(パワトラ) Cyl.No,5
6番 点火信号(パワトラ) Cyl.No,6
となっています。
6
本当なら配線色で説明すればいいのでしょうが年改等で配線図集と実際の車両の配線色が違うことがあるので(私のレパードが一部違う)端子番地で説明しました。
作業自体は単純なハンダ作業なのでそんなに難しくはないはずです。
ハーネス移植中は中腰のままになるので適度に休憩を挟みながら作業したほうが楽ですね。
あと、不安な方は配線に印を付けてやるといいかと思います。
7
一応私が使った部品リストを作ってみたので参考にして下さい。
車両ハーネスはカプラー部分だけで入手したので詳細は不明です・・・
パワ- トランジスタ-,イグニツシヨン ユニツト 『22020-97E00』 ¥34600
ブラケツト,トランジスタ- イグニツシヨン 『22435-21U00』 ¥1330
ハ-ネス アツセンブリ-,EGI サブ 『24079-75T00』 ¥9010(コイル側は多分これだと思う)
価格は04.11のFASTから。
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部品は解体屋やオークション等で比較的簡単に入手出来ると思うので是非トライしてみて下さい。
パワトラ自体はR33、C34(共に前期モデル)、Z32(これは後期のみ?)、J30、Y32(これは全年式?&VG30系)共通なので(一部無条件代替品有り)これらの車種を探せばいいと思います(カプラー部分はハーネスごと少し長めにカットすればいい&いずれもツインカム車)。
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