
1993年2月撮影。
北京の市内に入るとやたらと目についた、2両編成のバス。
屋根にパンタグラフが付いているので、電気で動いているのだろう。
昔は日本にもあったようだが私の年代だと見たことがない。
結構な速度で走っていたが、パンタグラフは外れないようだ。
この水色の物が多かった。
パンタ部分は結構ニョッキリと長く後ろに飛び出ている。
左側にベンツが見切れている。時々高級車が走っていた。
背後の建築現場の足場は、竹でできている。
当時建築ラッシュのようだったが、足場はみんな竹だった。
タクシーの後ろ窓から撮影。
天安門事件から4年も経っていない頃だったので、街中の写真を撮るのはかなり怖かった。
タクシーの運転手はみんな男性で、漢字のメモ書きで行き先を示すととてもニコニコしながら感じよく目的地に連れて行ってくれた。お金もきっちりしていた。
なのでタクシーの中は安全地帯な感じで、多くの写真を撮った。
トロリーバスの運転手は見た限り全員女性だった。
赤いバージョンもあった。グリルに風よけを付けているので、エンジンも搭載しているのかもしれない。(だとしたらすでにハイブリッド?)
北京に来てからこのトロリーバスに乗ってみたい。と思うようになってきた。
ある時適当に歩いていると、トロリーバスの大きなバスターミナルがあったので、これはチャンスだと思い、チャレンジしてみた。
案内所(または切符売り場)のような小屋があったので、そこへ行った。中には2人の女性がおしゃべりをしている。
こちらが漢字のメモ書きを見せて、どの乗り場なのかジェスチャーで尋ねてみた。
すると中の女性は、片手で「シッ!」と手を振り、教えてくれなかった。
しかたがないので、全体に乗り場を見渡して、それらしき番号の乗り場の先頭に立って並んでバスを待っていた。
数分後、私の前にトロリーバスが来た。「やっと乗れるぞ」と思いドアが開いて一歩出ようとすると、その直後一瞬の間に私の両脇から、ドドドドっっと人の波が、割り込んできて、あっという間にバスは人で一杯になってしまった。
これはかなわない、乗ったら下りるのが難しそうだ、人間一人一人のパワーが日本人の百倍くらいありそうだ。結局乗ることができなかった。
その後、新しくできたらしいデパートへ行くと、店内はめちゃくちゃに込み合っていた。販売員は全員女性で、指をさして「これをくれ」とジェスチャーをして物をもらって金を払うと、釣銭をショーケースの上に投げて返してきた。
この国の女性は本当に酷い態度のやつばかりだ!(当時のはなし、今は知らない)
その後、骨董品店の集まる場所へ行き、買い物をしたが、男性店員は穏やかで親切、お金もきちっとしているし、おまけを付けてくれたりみんなよい人だった。
反面、女性店員はみんな横柄で失礼だった。釣銭を断固として払わない奴もいた。女性が強い国民性か。
グーグルマップで見るともう北京にもトロリーバスは走っていないようだ。
もうこんなものに乗る必要がないほど発展しているのだろう。
まさか今のように中国が発展するとはね、日本人油断しすぎ。
おまけ写真、ブレているが中央に写っているのはY30っぽい。
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出先で撮った車の写真 | クルマ
Posted at
2021/09/09 00:27:11