DIXCEL PD type/プレーンディスクローター  

以前NDのブレーキを大型化した際は、まずは形にする事を最優先した為。中古ブレーキローター＋中古ブレーキパッドを、ロードスター専門ショップの『JOY FAST』さんにて組んで頂きました。そして月日は流れ、つい最近。ディーラーの定期点検にて、ブレーキローターの摩耗を指摘された為、ローター＋パッドの新品交換に踏み切る事にしました。
まずブレーキパッドは、これまで使用していて何1つ不満の出なかった、『RS ファクトリーステージ』さんのS500ブレーキパッドを継続採用。仕様変更によりパッドの色が赤色→水色に変わっていますが。性能面では変更無しの模様です。
そして肝心のブレーキローターは、お財布の都合により『DIXCEL』さんのプレーンディスクローターを装着してみる事にしました。メーカーの製品情報によれば、性能面では純正ブレーキディスクとほぼ同等で、一部上回っている点もあるとの事。ローター全体に防錆塗装が施されているのもポイントです。
なお事情により、交換作業の半分ほどを懇意にしている自動車整備工場に手伝って頂いた為。自分の整備手帳としてはノーカウントとしました。
さて、装着後の走行フィーリングですが。当たり前ですが、ブレーキパッドとの当たり面の塗装が剥がれるまでは本来の制動力が発揮されません。それを頭に入れた上でゆっくりと走り出し、十分に余裕を持ってブレーキを踏んだのですが。予想以上にブレーキが効いてくれません。そして、この防錆塗装ですが。信号停止数回程度で剥がれてくれるかと思いきや、思っていた以上に丈夫でした。最初から変な当たりが付かないよう、ジワッと弱くブレーキを踏んでいた事もあり。塗装の剥がれる『ゴーッ』という音が消えて無音になるまで、そこそこの距離を走る必要がありました。
その後、しばらく走ってみた感想ですが。少なくとも街乗り程度の用途では、特に違和感なく普通に使えそうです。ブレーキを踏んだ際の異音や振動などは全く無く、部品の精度も問題なさそうな印象。最初にローターの金属面を出す時だけ慎重に運転すれば、後は純正部品と遜色ない性能を発揮してくれそうです。
なお備忘録として、今回触った箇所の締め付けトルク値を載せておきます。
・フロントキャリパー
キャリパーブラケット：90N.m
キャリパー本体：35N.m
アッパーアームへのブレーキホース固定ボルト：10N.m

・リヤキャリパー
キャリパーブラケット：60N.m
キャリパー本体：25N.m

・ニーレックス　ナックルサポート＋アップグレードキット
アッパーアーム取り付けフランジナット：70N.m
ハブ取り付けボルト×2：130N.m
タイロットエンドのフランジナット：75N.m

ちなみにこれらの数値は、ブレーキ関連がムラ氏さん、ナックルサポート関連がべあーどさんの整備手帳から拾わせて頂きました。
おかげさまで大変助かりました。ありがとうございました。