リアフェンダーのガリ傷補修
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
公共施設の駐車場で、家族がコンクリート壁に車を擦ってしまいました。
左側のリアドア後部からリアフェンダーにかけて、擦り傷がつきました。
ドアには、塗装の割れも縦に入っています。
写真は、被災2週間後。既に錆びが発生しています。
2
症状が最も重いリアフェンダーの傷。凹みもあります。パテ盛りが必要です。
3
リアフェンダー後部やリアバンパー等にも傷の範囲が広がっています。
修理費用を惜しみ、自分で直してみることにします。
4
傷の箇所を水洗いして拭き取ったあと、ソフト99の「コンパウンド細目」で研磨すると、症状が最も重い箇所以外は、綺麗に傷が消えました\(^o^)/
5
症状が最も重い箇所も、「コンパウンド細目」で研磨しました。
こちらは傷が深いので元通りにはなりません。塗装が剥げ、凹みもあります。
パテで成形することにします。
6
耐水ペーパーの100番→320番の順に研磨し、段差をなくしました。爪で軽く引っ掻いても引っかかる部分がなくなりました。
7
「ホルツ アツヅケパテ シルバー」を、補修箇所に盛り付けました。
硬化するのを待ちます。
8
1時間後、硬化したパテを、320番の耐水ペーパーで削りました。
目を閉じて指先で撫でて確かめながら、段差や出っ張りがなくなるように研磨します。
余計なところを削らないよう一部マスキングしました。
もういいかなと思って研磨を終了しましたが、無数のピンホール(気泡)ができていました(右の写真)。
9
深さ1mm以内の穴埋める「ホルツ ウスヅケパテ シルバー」で、ピンホールを埋め、1時間硬化させてあと、耐水ペーパー320番→600番の順に研磨しました。
目を閉じて指先で撫でると、ピンホールが埋まり、元々のボディーとの違いがわからないくらいに、ツルツルになりました。
10
いよいよ塗装工程に入ります。
スプレーは広範囲に飛び散るので、少し大げさ気味にマスキング。
11
シリコンオフで脱脂後、プラサフを吹き付けます。
12
10分ごとに5回重ね塗りし、下地が見えなくなったところで、吹き付け終了。
右下の写真は、マスキングを外したところ。
13
しっかりとピンホールを埋めたはずなのに、プラサフを塗装すると、残っていた無数のピンホールが浮き彫りになりました。
今さらパテ埋め作業に戻るのも面倒なので、爪楊枝の先にプラサフ塗料を吹きかけ、チョンチョンとピンホールを埋めるように塗料を付けていきました。
14
1時間程度の乾燥後、耐水ペーパー1000番で均します。
プラサフは柔らかいので、あまり力を入れずに優しく耐水ペーパーを動かしました。
爪楊枝で付けたプラサフのチョンチョンも含めて、目を閉じて指で触っても、段差のないツルツルの表面になりました。ピンホールもなくなりました。
そして、いよいよ、本塗装に移りますが、その前に、塗装のノリが良くなるように、補習箇所周辺のスプレーが飛び散りそうなところを、「ソフト99 コンパウンド細目」で研磨しておきました。
15
マスキング。かなり根気と時間のいる作業。
16
ボディー色と同一色のカラー塗装、クリアー、ボカシ剤を用意。
家に残っていたものを使ったので、ホルツとソフト99のちゃんぽんですが、全く問題ありませんでした。
17
シリコンオフで脱脂後、ボカシ剤をかなり広範囲に吹き付けた直後、カラースプレーを薄く、10分おきに5回吹き付けると、下地が見えなくなりました。
写真では一部色が濃くなっていますが、これは光の反射の影響であって、実際には色の差は殆ど分かりません。
続いて、クリアを10分おきに5回ほど塗り重ね、さらにボカシ剤を元のボディー塗装との境目を中心に吹き付けました。
18
1時間ほど乾燥させてから、マスキングを取り外しました。
ぱっと見たところ、補修後は分からなくなりましたが、触るとスプレー箇所がザラザラしています。
19
1週間乾燥させたあと、最後の工程に入ります。
表面のザラザラを取り、鏡面仕上げを目指します。
1500番→2000番→3000番の順に耐水ペーパーで表面のザラつきを取り、コンパウンドシート→コンパウンド極細→液体コンパウンドの順に磨き上げていきます。
やり過ぎると下地が見えてしまうので、要注意。
最後に、コーティングをして終了です。
20
ほぼ、補修跡が分からなくなりました。
21
ところが、ドアを開けると、塗装スプレーが届かなかった箇所の下地(プラサフ塗装)が見えています。
外からは見えない箇所なので放っておいてもいいのですが、せっかくなのでここも塗装します。
22
カラー塗装には、ソフト99のエアータッチを使用しました。
塗装箇所を脱脂後、7分おきに4回吹き付けたところで、下地が見えなくなりました。
23
続いて、クリアーをカラー塗装より5cmほど広い範囲にエアータッチで吹き付け。
4分おきに4回吹いたら艶が出てきたので、吹き付け終了です。
24
続いて、仕上げスプレーをより広範囲に吹き付けて、塗装の境目をなじませました。
25
ソフト99の説明書には、エアータッチ塗装後は研磨不要とありましたが、塗装面のざらつきが気になったので、1週間の乾燥後、耐水ペーパー3000番からスタートして、ボディー表面と同じ工程で磨いて作業完了。
ここを修理したと言わなければわからない程度には綺麗に補修ができて、大満足です。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( 塗装補修 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク