純正ナビ→市販ナビへの交換に挑戦【③取り付け編】
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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【②取り外し編】の続きです。
エーモン配線ガイド。ケーブル等を内装パネルの裏側等に取り回す時に使います。
今回は、音声入力用マイクのケーブルをハンドル近くのマイク取り付け位置からナビ裏まで、そして、HDMIケーブル等をグローブボックスからナビ裏まで、内装パネルの裏を経由して取り回すのに使用。
このツールのお陰で、作業がとてもスムースでした。
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左から、HDMI、USB、ピンジャックの各ケーブル。
それぞれ、前出の配線ガイドを使って、ナビ裏からグ内張りパネルの裏を経由してグローブボックス裏まで通します。
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助手席足元からナビ裏方面を見上げるようにして様子を確認しながら、ナビ裏から、ケーブルを挟んだ配線ガイドを差し入れていくと、スルスルと配線がグローブボックス裏に降りてきました。
これは、助手席の足元からグローブボックス裏付近を覗き込んだ写真ですが、HDMI、USB、ピンジャックの各ケーブルがグローブボックス裏まで通っています。このままだとブラブラして、走行中に周囲に当たって異音発生の原因になりかねないので、クッションハーネステープで3本をグルグル巻いてまとめたうえで、グローブボックス裏を通っていた別のケーブルの束に結束バンドで固定しました(写真なし)。
また、写真の紹介はありませんが、音声入力用マイクのケーブルも、同様の手法で、ハンドル近くのマイク取付位置から内張りパネル裏を経由してナビ裏まで通しました。
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【①準備編】で紹介した接続ケーブルや変換ハーネス類。たくさんあるカプラーを、まずは車両側のカプラーに接続していきます。
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カプラー接続完了。同じ形状のカプラーが複数あることは絶対にないので、同じ形状同士を繋いでいけば、ミスはないとインターネットに書いててありましたが、それでもミスが怖いので、取付説明書を片手に、一つ一つ間違いがないことを確認しながらカチッカチッと確実に繋いでいきました。
なお、【②取り外し編】で各ケーブルに取り付けたケーブルラベルは、このタイミングで用済みになったので外しました。
次に、走行中にカプラー同士が当たって異音が発生するのを防ぐため、異音対策を施します。
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カプラーすべてに、絶縁テープを巻くように貼り付けます。
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さらに、絶縁テープの上から、エプトシーラーを巻くように貼り付けて異音対策完了。エプトシーラーを直接カプラーに貼らなかったのは、エプトシーラーの粘着力が強く、今後、剝がすことがあった場合、カプラーにベトベトが残るのが嫌だったからです。
そういったことが気にならない方は、エプトシーラー直接貼りで問題ないと思います。
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車両側から出ているGPSアンテナケーブルに、純正ナビGPSアンテナ変換ハーネスを繋ぎます。これで、純正GPSアンテナを流用できるようになりました。
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車両側から出ているTVアンテナケーブルに、純正TVアンテナ変換ケーブルを繋ぎます。TVアンテナケーブルは全部で4本あります。これで、純正TVアンテナを流用できるようになりました。
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GPSアンテナケーブル、TVアンテナケーブルとも、変換ケーブルが繋がり、差込口を変換できました。TVアンテナケーブルはほかに3本、計4本あります。
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いよいよナビ本体の取付準備作業に入ります。車両へナビを取り付ける取付ビスは、この写真にあるように、購入したナビについているものを使わないといけないようです。取り外したナビについていたビスをうっかり使わないように注意です。
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車両へナビを固定するブラケットは、取り外したトヨタ純正ナビで使われていたものを流用します。写真下が、取り外したトヨタ純正ナビ、上がこれから取り付けるカロッツェリアナビです。
現在ブラケットについている取付ビスの位置をよく覚えておきます(写真丸印の位置)。
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ブラケットをトヨタ純正ナビから取り外し、カロッツェリアナビに取り付けました。ブラケットのビス取付穴と、カロッツェリアナビのビス取付穴がぴったり合う箇所が片面5箇所ありましたが、ビス止めが必要なのは片面4箇所なので、純正ナビと同じ4箇所(写真丸印)を取付ビスで締めました。
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取り外したトヨタ純正ナビの枠の部分に、異音対策と思われるクッションが貼られていることに気づいたので、同じように処理をしてみました。
エプトシーラーを縦に細く切って貼り付けました。
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車両のナビ取り付け部分。ものすごい数の各種ケーブルが飛び出ています。吐き気がしそうですが、それぞれなんのケーブルか把握しているので全く怖くありません。これから、ひとつひとつナビ裏の差込口に接続していきます。
傷防止のため、ブラケット(ひざ掛け毛布)を用意しました。
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差込口の形状はそれぞれ違うので、間違えることはないそうですが、ミスは嫌なので、取付説明書を片手に一本ずつ着実に奥まで差し込んでいきます。
写真は、HDMIケーブルと、TVアンテナ4本のうち2本を接続した状態。
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すべてのケーブルを接続しました。
接続したのは、HDMI(入力のみ)、TVアンテナ(4本)、USB、GPSアンテナ、ラジオアンテナ、バックカメラ、電源、AUX、音声入力用マイクの各ケーブルです。
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アースは合計5本となりました。まず、片側に3本。
若草色の配線は、ナビから出ているパーキングブレーキ線で、車両側のパーキングブレーキ線に繋がずにこのようにアースすることで、走行中にTVが映ったりナビ操作ができるようになります。
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もう片側にアース2本。
これで、すべての接続が完了。いよいよナビ本体を車両に固定します。クライマックスです。
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取付ビスを片側2本ずつで留めて固定。
狭いナビ裏のスペースに、ウジャウジャとした大量のケーブルがなかなか収まらずに苦労しました。力づくでナビを押し込むと断線しそうで怖かったので、片手でナビを保持し、もう片手をナビ裏スペースに突っ込んで、手でケーブルを上下左右に散らしながらスペースを確保し、なんとかナビを定位置に固定できました。
取付時、ビスをうっかり中に落としてしまうことがないよう注意が必要。
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外していたバッテリーマイナス端子を、バッテリーに取り付けます。使用したスパナのサイズは10mm。
いよいよ通電。上手くナビが作動するか、ドキドキです。
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大成功!
うまくいきました!
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USB、HDMI、ピンジャックの各ケーブルは、こんな感じでグローブボックス内に納めました。必要な時に使います。
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音声入力マイクは、この位置に取り付け完了です。
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取り外していた内張りパネルを元通りに取り付けて作業完了!
ナビの初期設定も無事終わり、テレビ、ラジオ、バックカメラ等全て正常に作動。
その辺を試走してみると、異音もしませんでした。
全作業時間は約5時間。初めてのカーナビ取り付けを、失敗なく、そして楽しく終えることができました。
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