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イイね!
2020年03月09日

メカチューン Z1100R編 これで最終回かな

意外に閲覧している方が多いようでビックリです(;^ω^)

メカチューンラストを飾るのはカワサキZ1100Rです。そして今回も長いですwww

カワサキZ1100Rと若き日のノイエ(Gパンが食い込み気味w)これは碓氷バイパスが開通した頃だったかな。軽井沢のペンションシルバーストンに向かう途中だったと思います。


そもそもチューンしなくてもノーマルで114PS 10.2Kgとパワーもトルクも申し分なかったんですけどね。

エンジンを弄る発端は、2車線道路で真横を並走していた車が急に寄ってきやがって軽く接触。クランクケースの右には点火用のコイルがあるんですが、そいつが壊れてエンジン停止、後輪ロックでぶっ飛ぶかと思いましたが、何とか持ちこたえて停止。
相手は地元企業の会長さんで、普段は運転はしないのですが休みの社員の代わりに外回りに出て伝票見ながら走ってたとのことでひたすら謝ってくれました。
会長さんが事故っちゃシャレにならないってことで修理代は全額出すから大事にしないで欲しいと。

お?これはごっちゃん事故か?www

すぐさま出入りのバイク屋に連絡、引き取りと修理見積を頼む。

タンク(小傷)、サイドカバー(小傷)、KERKREメガホンマフラー(小傷)、クランクケース、シリンダーヘッドはフィンにちょっとキズが。機能的には問題ないけど相手持ちなんでヘッドASSYで交換ですよwww
見積もり総額140万越え!ちょうどバブル景気のそのころは、空冷Zシリーズは市場価格がうなぎ登りで、中でも1000R、1100Rはローソンレプリカと呼ばれ相場は200万近くまで上がっていたので全損扱いにならず、さらに!保険で出る分で見積もりに足りない分(100:0ではないのでこちらの過失分20%)は会長さんが自費で払ってくれることに♪

なんてラッキーなんでしょ♪♪(爆)

さっそくチューニング計画を立てる。
エンジンは定番の1105ccにアップだな。
Z1100Rと言いながら、実際の排気量は1085ccだったかな?少し1100に足りないのよ。1105ccにすれば名実ともに1100になるwww
ヘッドは新品をベースにポート加工、研磨。バルブ類も全て新品に。
クランクケースも交換なのでカムチェーンなども全て交換。
さてピストンは何にするか・・・。
定番と言えばワイセコかな。ワイセコだとライナーも換えれば最大1300ccくらいまであったはず!と夢も膨らむ。
が、この時点ですでにワイセコ買うには予算が厳しいぞ。

そこで外装の傷は自分で塗装して修理、または直さないw
KERKERメガホンも耐熱ブラックで塗装しておしまいに。

浮いた分でワイセコは無理だったけど純正のオーバーサイズピストンを注文したった!オーバーサイズの中でも一番上のサイズなので次は無いけどな。シリンダーボーリングなどの費用もカムを再使用にして何とか捻出。

そして、新品ヘッドが届く。ピカピカやん・・・これイジルの?と若干気が引ける(;^ω^)
が、いくしかねえだろ!とリューターで粗削り開始!(バイク屋で道具と場所借りて作業です)粗削りしたら、自宅に持ち帰り、手作業でペーパーでひたすら磨く。
お手本は何かの雑誌に出てたモリワキZだったかな?のエンジン写真。
一週間ほどかけてインテークはピッカピカになるまでやり切ったが、EX側はそこそこで妥協・・・だってもう指痛いんだもんw指紋も薄くなったような気がしたしw
参考画像はネットで拝借。シンプルな2バルブDOHCですがこちらはツインプラグに改造されてます。


シリンダーがボーリングから上がってきたとの連絡が。
次の休みにヘッド持ち込んでバルブすり合わせ~バルブ組付け~カム乗せてバルブクリアランス調整・・・シムが足りんので測定だけしてパーツ注文、今日はここまで。休みの日にしか作業出来ないのではバイク屋さんに迷惑かけるので、バルブクリアランスの続きと腰下はお任せすることに。ケースにクランク組んで両サイドの点火系、充電系を組んでおいてもらう。
で、次の休み。フレームに腰下搭載までやってくれていました。
ここからまた自分でやらせてもらう。工賃払って自分でやるとか良い客だろう?(笑)あちこち手伝ってもらってるけどな。

コンロッドにピストン組み付けてシリンダー組付け。ヘッド載せてカムチェーン通してカム乗せる。もう一度バルブクリアランス確認。

ヘッドカバー付けてオイル入れて、セルを回す緊張の一瞬。
キュル・・・あれ?セル回らん・・・バッテリーはOK。なんで?症状的にセルがあやしいってことでセル外して単体でバッテリーにつなぐも弱々しい回転。途方に暮れるノイエの目が何かを捉える。「店長このセルは何のやつ?」「それはホンダCB750Fのだよ」並べて見比べると寸法、ギアの歯数など全く同じ。取り付けボルトの位置も同じ。違いはB端子の位置が180度逆なだけ。「これ借りていいですか?」とトライ。結果はすんなり付きましたwwwまさかのCB750F用セルがポン付け流用可能とかwww

かかれよ!と願いと気合を入れてセルを回す。
キュルキュルキュル・・・・
ボン!バオォォォォォォ!!


KERKERメガホンから吐き出される咆哮!か~~~っ!!たまんねえな!!!

心なしかアイドリングの音というか排圧が高い気がする。排気量増えたから?いやポート研磨だな!効いてるんだよ!(フラシーボw)

しばらくアイドリングさせて異音、オイル漏れなど確認。
「試運転行ってきますね!」と走り出す。
全バラしてるのでナラシ要、あまり回せないけどアクセルのツキもよし!低速から湧き上がってくるトルク!前より力強い感じです。
車で来ているので、最終点検は店長にお任せして帰宅。

後日、電車で引き取りに行き店からの帰り道はメットの下でニヤケっぱなしw
もともとトルク型のエンジンだけど、トルクも上乗せ、回転は明らかに軽い!
これは良いフィーリング!!
どんだけトルクがあるかというと、5速1200rpmくらいの極低速から、シフトダウンしないでギアそのままで最高速まで持っていけるwww
RZは頭が置いて行かれる瞬発力の加速でしたが、こいつは体ごと置いて行かれる力強さ。トルクあるからギアチェンジしなくても息の長いトルク感あふれる加速がず~~~~っと続くんです。こんなのありなのか?ですよ。
ナラシが終わった頃、キャブセッティングを店長にみてもらい、全開Okとなり、RZ350改で軽くブッチされたGPZ900Rの友人にリベンジするべくツーリングに誘い福島方面へ。

みてろよニンジャ!今度は負けねえぞ!一泡ふかせてやる!

はい、加速、最高速とも負けましたw
泡吹かせるどころか私が泡吹いて白目剥きますニンジャ速すぎww

加速は結構食い下がれたんだけどね。前半3速4速くらいまではなんとか、でも〇00kmから先はどんどん離される。
最高速はカウルがずるいよニンジャはwこっちは必死こいて伏せて風圧と戦ってんのに、普通の姿勢のままジャンバーの背中がパタパタしてる程度かよっw

ニンジャも乗らせてもらったことあるけど、あの水冷エンジンは頑張ってないっぽいんだよねwなんというか一生懸命さがなく、スルスル回っちゃう。速いんだけどさ。
空冷Zはエンジンが頑張ってるんですよ。一生懸命空気吸って爆発させて吐き出す。その脈動感が生き物みたいに感じる。
あ、これって2T-Gもそうだわ。頑張って回ってます!わし働いてます!みたいなw 4A-Gは速いんだけどスルスル回って、これが普通ですけど?と澄まし顔してる感じ。

あ~、空冷Zと2T-Gってフィーリングが似てるんだわ。
同じ4気筒2バルブ、ってのもあるのかも?


Z1100Rは9年ほど乗りましたが、腰ヘルニアでどうにも重い車重(240kg)に耐えられなくなってきまして、乗る機会も激減、泣く泣く売却。
1100R君、9年も乗ったのに買ったときの倍で売れたという孝行者でした。

その後、腰の調子も良くなり、またバイクに乗りたくてゼファー1100を購入しましたが、これ400か?ってほどトルクが細い。なんか違うな~と思いつつ乗ってはいたのですが、その後栃木に転勤になり、長男が生まれた時に里帰り中に盗難にあい、しばらくしてフレームに配線がぶらさがってるだけの状態で発見されました。ナンバープレートも付いたままだったので完全に部品取りにされたようです。これでガックリきて、以降バイクは乗っていません。RZ,ゼファーと2台盗まれるとか・・・2台共無防備だったわけじゃないんですけどね。
ちょうどその頃から初代ノイエ号GF8C2型(16インチになったやつ)を購入し、インプレッサとの付き合いが始まります。

自分でエンジン開けてメカチューンをしたのはZ1100Rが最後となりました。
このブログを書いてたら、あれもこれもと記憶がどんどん蘇ってきて、まるでつい最近の事のような感覚で書いてました。たまには思い出せよってZ1100RやRZが言ってるのかな?(笑)




今後、エンジンン開けてメカチューンすることが有るのか無いのかわかりませんが、メカチューン、特に排気量UPって魅力ありますよね~! 10%UPで別物のトルクですからね(謎)

↑お?何かのフラグか?www





最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2020/03/09 23:54:48

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この記事へのコメント

2020年3月10日 8:31
空冷Z系は早くなくても味があるので今でも好きですよ。
機械式のタコメーターとかしびれます。
コメントへの返答
2020年3月10日 8:54
確かに今のバイクのレベルと比べたら速くはないですね。でも仰る通り「味」の部分では色褪せていないと思います(^^)
また乗りたくなりました!
2020年3月10日 8:37
チューニングの王道、本流ですね!
熱風の虎でしたっけ?
750を850にして欲しいと言うくだりが、当時全く価値の解らない私の心に鋭く残りました。
外からは決して見えないけど、乗った人のハートをもぎ取るエンジン内のチューニングは、結局私は出来ませんでした。
でもブログを読ませていただいて、少しでしょうが小踊りしたくなるようなワクワクをいただけました(*^^)v
コメントへの返答
2020年3月10日 8:58
外から見えない、ホントそれです。乗ってる人にしかわからない魅力!

ワクワク、書いてて私も20代に戻ったような気持ちでした(笑)

もうあまり大掛かりなことは出来ません(しません?)が、これからもクルマは乗り物としてワクワク感は大事に乗っていきたいです。
2020年3月10日 12:56
おお!半球型燃焼室にツインプラグ!
3TGTと似た形状ですね。

スタリオンのG63Bは3バルブで変な燃焼室形状でした;;
でもポート削ったら鬼トルク!!
メカチューンはヤメラレナイっすねww
コメントへの返答
2020年3月10日 15:59
これは拾い画像で、私はここまでやれませんでした(^_^;)普通のOH+α程度です。

スタリオンもいじってたんですか?
NAOさんのメカチューンブログは続編がかなーりありそうですね。公開お待ちしております(笑)
2020年3月10日 20:38
あぁ ブログを読んでいて、カタナをやってた時のことが次々に思い出されてきました‼
カタナはクランクのバランスが取れなくて、これだけで2か月待たされたなぁとか、フロントをGSFにして数か月後に一時停止無視の車のどてっぱらに突っ込んで、修理代ほぼ相手持ちなので丸々新品&チタンコート追加+ブレンボ化とかw
首さえ大丈夫ならすぐにでもGCを冬眠させて乗りたいぃぃ!!!


コメントへの返答
2020年3月10日 22:54
それ、クマ吉さんもメカチューンブログにしてくださいよ!
なにやらネタがいっぱい詰まってそうな感じで楽しみですよ!

プロフィール

「@RIDE-BLUE タイムリーな話をスーパーの鮮魚コーナーで目撃。客:ヒラマサってブリの小さいやつ?店員:そうですね、さらに小さいのが汐子(ショゴ)で、小さい順に汐子、ヒラマサ、イナダ、ブリですね!と😨ヒラマサはヒラマサ、ショゴはカンパチの幼魚、どれもブリにはならないwww」
何シテル?   06/06 20:40
『ノイエ汁』は、ガンダム0083でアナベル・ガトー少佐の搭乗したモビルアーマー 『ノイエ・ジール』からパクりました。 君の想像した汁とは違うのだよ( ̄一 ̄)ニ...
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