ノイエ汁のブログ一覧

最近良く聞きますが、いじめはダメです。
いじめられる側には何も問題なんてない。
一方的ないじめは時として人の命まで脅かす。

自分、小学校２年の時に転校しました。
同じ市内での転居だったのですが、学校の区割りが変わっての転校です。
それから卒業までの約４年間、ずっと無視されてました。
理由はわかりません。理由なんてあったのかどうかすらわかりません。

友達も居なく、普段は学校終わると家に直行、母が自宅で洋裁の仕事をしていたので、布切れや糸くずの掃除や、米研いだり、洗濯物たたんだり、家のことを手伝っていました。手伝いをすると母がうれしそうに「ありがとね！」って言ってくれるんです。それは私にもとても嬉しいことでした。
が、学校で無視されてることは母には言えませんでした。心配かけたくなかったから。

休みの日は自転車で前の小学校の時の友人のところへ遊びに・・・とはいえ、今のように携帯どころか固定電話すら一般には100％なんて普及していなかった時代です。行っても誰にも会えずに一人引き返すことが多かったです。

中学になれば、前に居た小学校と今の小学校は同じ中学になるので、前の友達にまた会える。
そう思って我慢してました。幸い暴力は受けていないのですが、居ても居なくてもどうでもいい存在。５年生のときに、校内水泳大会で50ｍ自由形で校内１位になったときに、翌朝の学活で拍手してもらえました。４年間で私がその学校に「存在」した唯一の出来事でした。水泳は学校の水泳部ではなくスイミングスクールに行っていたので、水泳部からはやっかまれたのだろうと今になれば想像できますが。スイミングスクールには前の学校の生徒も多かったので、練習は嫌いだったけど休まず通いました。

中学に入り、柔道部へ入部しました。部員のほぼ半数が前の小学校からの顔見知りです。
クラスにも懐かしい友人が居て、中学校生活はとても楽しいものになりました。
ですが、小学校時代の事は今でも心にあります。50歳になっても思い出すとつらいです。

お子さんのいらっしゃるみん友さん、将来お子さんをもつであろうみん友さん。

どうか、人としての基本となる道徳感、人を思いやる優しさ、物事の良し悪しを判断できる力を育ててあげてください。そういう大事なところが真っ直ぐに育ってくれればいじめはなくなるでしょう？いじめられる子をなくしたいのは当然ですが、いじめる子をなくすほうがもっと大事なのではないでしょうか。

私にはそういう行動が出来ているのでしょうか。私は自己満足だけになっているかもしれません。誰かの為のつもりの行動が、実は「何でもやってあげている俺っていい人」という自己満足になっているかもしれません。それは相手が居る場面では人により受け方感じ方も変わります。良いと感じる方も居れば、場合によってはウザイと思われるかもしれません。
また親として自分はどうなのか。これも最低限、食う事、住むトコ、着る物、学費など本当に最低限は賄っていますが、心の成長というか子供達が将来のために根幹となる部分を育てているのか。
わかってやっているつもりでも、全然わかってないのかもしれません。まだ親としてやらなきゃならない事があるのであれば、まだもう少し父親をやらせてくれるのであれば、考えていかなければいけないなと思いっています。
母親と違い、子供が生まれても私の腹に物理的な痛みはありません。けど出産には立ち会いましたから生まれた時の状況というか、痛みや苦しみは見ています。同時に、生まれた瞬間の感動も覚えています。もう大きくなってしまって赤ちゃんのころのことは忘れちゃってるけど、これは忘れちゃいけないんですね。買い物、掃除洗濯、オムツ、離乳食などは夜鳴きで寝不足の嫁に代わり、やれるだけやってきたつもりでした。けど、そんな物理的な事だけで良かったのか。
父親は作るときだけで、あとは知らんふりなんて言われないように、言わせないように、独り立ちしてくれるまで頑張ろうと思います。




＊お詫び＊
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