2013年07月28日
先日、仕事関係で年に1度の某研修がありました。
ほとんどが法令関係の事なのですが、その研修の最後のほうで、一般ユーザーへの車検に関するアンケート結果の発表がありまして。
その中でちょっと気になったのが
Q:車検が終わってどう思いますか?次の中から選んでください
① 車検に合格したので、次回車検まで安心して乗れる
② 車検に合格したので、次の車検までおおむね大丈夫だと思う
③ 今回の車検の合格と、これからの点検整備は関係ない
完コピではありませんが、だいたいこんな内容のアンケートです。
皆さんは何番でしょうか?
えー、①と②でおおよそ60%くらいの回答だそうです(・∀・;)
③と答えたのはおよそ30% 年代と性別では40~50台男性にこの回答が多かったようです
*一桁単位の細かい数字は覚えてないので、おおまかな数字です
車検は、「検査を受けた時点では保安基準に適合してる」だけで、この先も大丈夫という保障はないのですが、車検受かったから大丈夫と勘違いされているユーザーさんが多いんですね。
そして車検を依頼した先はディーラーがダントツトップ、次点でディーラー以外の整備工場、これでほぼ9割~で、その他はユーザー車検代行、ユーザー車検となります。
整備工場に依頼する理由は「整備付き」だからだと思うのですが・・・
この場合の整備というのは、今回の車検のための「24ヶ月点検」及び、ヘッドライトの光軸調整やサイドスリップ調整、ナンバー灯などの球交換だったりの車検に合格するためにの必須作業と、必要最低限の軽微な追加整備のことで、この先2年間分の消耗品や、予想される故障を事前にツブしておくという「予防整備」ではないのです(・∀・;)
もし現状で保安基準を満たせず、整備が必要な箇所があれば、部品代と整備代の見積もりを連絡のうえ、追加作業という形で料金が発生します。(これは整備保障の対象で、同じ箇所に同様の不具合が発生した場合、要は「直ってねーじゃん」は保障で再整備させていただきます)
追加料金が発生しない「程度」は、工場とお客さんのお付き合いの密度にもよるでしょうが、基本的に整備料金に含まれるのは上記のような最低限の工賃です。
整備保障というのもありますが、それは整備した箇所に不備があった場合、原状回復(再修理、調整など)を保障するということで、たとえば、ライトの光軸が(保安基準には適合してるけど)ちょっと上向きでパッシングされることがあるから下に向けて再調整してくれとか、ベルト交換したのに鳴くときがあるから再調整とか、そういう事です。
工場側から、「車検には通りますが、パットの残が△mmですから交換をお勧めいたします」と伝えたにも限らず、「車検通るなら今回は交換しなくていいです」で、「車検から半年でパットが無くなった、ちゃんと見てるのか?保障で交換しろ!」はちょっと違う話です。←よくある話ですケド
車検に通ったから大丈夫!ではなく、その後の12ヶ月点検や必要に応じての整備はユーザー責任で実施しましょうね。
根本的なことですが、点検や車検は本来ユーザー自身で行わなければならないものです。が、誰でも出来ることではないので、専門的な知識や設備のある「整備工場に依頼してもよい」というのが本筋です。←ここ重要
最近じゃ、運転のプロであるはずのトラックドライバーさんでさえ、球交換すらできない方も多いですけどね。
楽しいドライブは安心な車両が大前提です。
ご自分で出来る部分はご自分で、出来ない部分はプロにお任せするなど、上手に使い分けてコストと安全のバランスをとりつつ、楽しく安全に走りましょう(・∀・)
クルマも機械です。ちゃんと手入れしてやらないと長く安心して乗れませんよ~。
2年も何もしなくても大丈夫な整備をお安くやってくれるなら俺もソコに出したい(-.-; ボソ
Posted at 2013/07/28 00:12:51 | |
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