自作 後付け埋め込みスイッチ
ぱっと見「マツダ3に何してくれてんだ!」とか「美しい内装が台無し」とか「単にスイッチ並べたいだけだろ」とか色んな声が聞こえてきそうで怖いんですが、これでも絞りに絞ったというか、熟慮に熟慮を重ねた上での結果なのでジックリ説明していきたいと思います。
まず4つのスイッチが何の役割を担っているかというと、一番右の青いLEDが付いたボタンスイッチは「ドラレコの駐車監視ON/OFFスイッチ」になります。
このボタンは押し込むと押し込んだままの状態になるオルタネイトスイッチです。このスイッチがONのときに青いLEDが点灯するようになっています。
ドラレコが動いているときに青く光るようリレーを組んでいるので、エンジン始動と同時に(ボタンを押さなくても)まず光ります。エンジン停止すれば当然消えるんですが、エンジン停止中でもこのボタンを押すことで青く光るようになっています。
このボタンが青く光ってるときに私の車へ無闇に近づくと、CS-360FHとJADO-T860の餌食となるのでご注意下さいw
https://minkara.carview.co.jp/userid/3405313/car/3213930/12110452/parts.aspx
https://minkara.carview.co.jp/userid/3405313/car/3213930/12104011/parts.aspx
続いて右から2番目のシンプルなプッシュボタンは「電圧計表示ON」になります。
このボタンは押し込んでも自動的に戻ってくるモーメンタリスイッチになります。なぜモーメンタリかというと、主にエンジン停止時に押す機会が多いからです。エンジンが止まった状態で電圧計を表示させるというのは、常時電源から配線しているわけです。もしオルタネイトスイッチで押し込んだまま戻ってこなかったら消し忘れリスクが高まりますね。ここはモーメンタリ一択となります。
ちなみにエンジン始動と同時にACC電源に切り替わるようリレーを入れてあるので、走行中はいつでも電圧計が表示された状態となります。電圧計を取り付けている人は多いと思いますが、エンジン停止時の電圧を見れないと片手落ちというか、もったいない感じがするわけです。素のバッテリー電圧、始動時に負荷のかかった電圧、走行中の発生電圧、これら全ての電圧を見れるようにするためにスイッチを自作しました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3405313/car/3213930/12120968/parts.aspx
右から3番目のトグルスイッチは「電圧計切り替えスイッチ」になります。
何を切り替えるかというと、車のバッテリーとドラレコ用のサブバッテリーの電圧を切り替えるスイッチになります。ここが最もこだわったところかもしれません。本来2つの電圧計があれば簡単なんですが、せっかくの美しい内装なのでゴチャゴチャさせたくないなと思ったわけです。ひとつの電圧計で2つのバッテリーを見られるようにする(しかもエンジン停止時も)というのは、自分のDIYレベルを超えた難易度だったように思います。トグルスイッチの上方向が車のバッテリーで、下方向がサブバッテリーになります。
最後の左端は「サブバッテリー充電のON/OFFスイッチ」になります。
取り付けたのは1年以上前だったので、まだリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4)がどのようなものかよく分からなかったわけです。何か異常があったら車と遮断出来るようにと保険のために作りました。今となっては無くても良かったかなと思いますが、LiFePO4は氷点下での充電がNGなので、そうしたシチュエーションで活躍出来るかなと思います(千葉市で氷点下で運転する機会はあまり無いけれど)。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3405313/car/3213930/12108696/parts.aspx
こうして振り返るといかがでしょうか?
皆かけがえのないの無い存在に見えないでしょうか・・
理想を言えば純正の360度ビューカメラにドラレコ機能が加わって、それをサブバッテリーで駆動出来たら完ぺきなんですよね。この自作のスイッチ群には、そうした最初から付いていて欲しかった願いも込めて作っています。
マツダ3の内装は品が良いというか、後から色んなモノを乗せにくい印象があるんですが、実際に乗せにくいつくりにもなっています。そもそもパネルの隙間が無いのでかなり限定されるわけです。スイッチですからね。操作することが前提である以上は使いやすい場所に無いと意味がないので、早々に穴を空ける計画をしていました。しかしながらパネル裏の構造も考慮する必要があので、簡単にはいきませんでした。
操作しやすい場所でありながら、穴を空けても構造上無問題(パネル裏の空洞が確保)で、さらに自分以外に見えない場所を追求していくんですが、そんな場所はどこにも無いわけです。
納車してから半年ぐらいまでは信号待ち中にブツブツ独り言がルーチンというか、隣に座るカミさんがけげんな顔で見つめていた記憶がよみがえるわけです。そう、このブログの題名どおりたくさん悩んでいたわけです。
長いトンネルを抜け出すきっかけは360度ビューカメラスイッチの増設です。
ビュースイッチをカスタムするには、ロアパネル右側にあるクラスタースイッチを外して加工するんですが、その際クラスタースイッチの下にわずかな隙間を発見したわけです。クリアランスぎりぎりっぽいけど行けるか?いやここしか無いからやってみようの精神でぶち抜きました。
悩みすぎた果ての答えだったので、歓びが勝って穴を空ける際に躊躇しませんでしたね。設置後はスイッチの操作性、視認性、他の座席からは全く見えない場所(内装の美しさが保たれる)、どれもクリアーしていてバッチリです。贅沢をいえばスイッチの名称をもっとカッコ良く作れたらなーと思ったりもしますが、自分の腕ではこれが限界なので良しとします。
おそらく多くのMAZDA3ユーザーさんから見たら、何の魅力も無いドン引きカスタムであろうことは承知しています。でも自分の中では出来すぎというか、今の自分のMAZDA3がほぼ完ぺきな状態なんです。
エンジン始動前にバッテリー電圧をチェックする度に、スーパーの駐車場でドラレコ駐車監視スイッチを押す度に、過去の激闘シーンがよみがえり胸が熱くなるというか、それがMAZDA3の魅力に乗っかって唯一無二な感じに思えるというか、うまく表現出来ませんがみんカラでお披露目出来て本当に良かったなと思います。
もしかしたら納車後に悩んでいた自分が本当に見たかった景色は、この自分のみんカラなのかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=Q2mUfhYM3y8
これでだいたい全てのカスタム内容は紹介しきれたかなと思います。TVキットとかオートブレーキホールドとか細かいモノはいくつかありますが、すでにたくさんの方が紹介されてるので省きます。
ここ連日連投してきてガス欠寸前というか、もう充分走りきったなーと思っています。このスイッチ群のカスタムも激闘でしたが、みんカラも「これまでのカスタムを一気に紹介するぞ」と決めてからは激闘でしたね~
簡単な説明にしときゃいいものを、色んな人へ向けて分かりやすくしようと欲を出すととキリが無くなるわけです。夢中でのめり込むあたり、車のカスタムとすごく似ているんですよね。本来はたくさんフォロー数を増やしたり、イイネを送り返したかったんですが、結果的に自分の記事を書くことでいっぱいいっぱいでした。
みんカラの良いところは千差万別なところ。
本当に幅が広いというか、華はやはり車高落としてエアロですよね。本来そうした車が上位独占して良いはずなんですが、私のような異色のカスタムが多く読まれているというところに懐の深さを感じます。いつか駐車監視したい人やバッテリーに悩む人、オートブリッピングや360度ビュースイッチ増設したい人の元に、自分の記事が役に立ったら嬉しいなーと思います。
ひとまずクールダウンに入ります。
今は洗車環境を整えようと悪戦苦闘中です。いかんせん自然を相手にしているので思い通りに行かないところがシンドイですが、いずれ良い報告が出来るよう頑張ります。
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見える部分はシンプルなんですが、裏側はとても複雑な仕組みになっています
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穴あけは失敗出来ないので何度もシミュレーションしました
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穴あけだけでは干渉するところも出てくるので、部分的に削ってます
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スイッチが埋まった裏側。後からでも修正しやすいよう配線には名称を入れました
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スイッチのネームを何も付けていない状態。これはこれで有りかもだけど、何のスイッチか忘れそう
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スイッチのネームをバラバラに貼り付けたら「これじゃ無い感」が出てきてやり直しです
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ネームを一列につなげる作戦にしたんですが、まあこれが難しいの何の・・
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ということで、これが完成形です。大げさですが命を削りながらつくった作品です
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ハンドルの影(右横)に隠れるので他の座席からは見えない位置にありつつ、操作しやすい場所です
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激闘に激闘を重ねてたどり着いた配線図。今思うと楽しい時間でした
購入価格 | 2,000 円 |
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入手ルート | ネットショッピング(Amazon) |

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