• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ちばっしーの愛車 [マツダ MAZDA3 ファストバック]

整備手帳

作業日:2024年1月6日

洗車用の雨水タンクを設置する1

他の整備手帳を見る 他の整備手帳を見る

目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

上級

作業時間 30分以内
1
雨水タンクというのはその名の通り家の屋根やカーポートの屋根の雨どいに取水ホースを取り付けて貯水するものです。

雨水タンクの目的はふたつです。ひとつは洗車時のイオンデボジット対策、もうひとつは洗車以外に色々使えそうに思えたからです。
イオンデボジット対策だけなら純水器が理想なんですが、イオン交換樹脂の交換作業の手間とランニングコスト、それと洗車頻度が低いので湿った純水器を置きっぱなしにすることの不安、あと洗車以外の使い道が見当たらないかなと思ったわけです。

純水器を使わず、それに近い効果のあるものはないかと悩んで雨水タンクという流れです。
それともうひとつの目的なんですが、雨水タンクなら植木の水やりや掃除や災害時に役立ちます。何より永遠に無料というのが良いですよね。自宅屋根に太陽光乗せていて近いうちDIYで蓄電出来る環境にしようと思っているので、いつでも電気と水がストック出来ていたら良いなと思っています。
2
注意点としては雨水にもイオンデボジットの元となる不純物が微量に含まれます。TDSメーターで測定したら自分の家の水道水は126ppmで雨水は3ppmでした。水道水よりは圧倒的に少ないので水垢になりづらいんですが、完全にゼロにしたい人は純水器一択になります。

もしくは雨水から純水を作るようにすれば、イオン交換樹脂の負担が軽くなるのでコスパ的には良いかもしれません。
3
雨水タンクといっても用途によって設置難易度が変わります。ガーデニング向けの雨水タンクなら悩み無用なんですが、洗車用となると話しは別です。かなりハードルが上がるとともに、色々な課題を克服していかなくてはなりません。

画像が一般的な雨水タンクの取水フィルターになります。そのまま屋根に落ちた雨水を簡易的なメッシュフィルター(落ち葉程度をキャッチするだけ)を通してタンクに貯水していくんですが、洗車に利用する水となると、やはりフィルターが重要になってきます。
雨水そのものはきれいでも屋根とかどうなの?砂埃や花粉やPM2.5や黄砂や鳥フンとか色んな不純物だらけじゃないの?と思うわけです。
もし色んなゴミが濾過されずに車を洗ったらボディに傷が入りそうだし、高圧洗浄機なんか使用したらノズルの先端が目詰まりそうに思えます。そこで雨水タンクを購入する前に、細かいゴミもキャッチ出来る高性能なフィルターが無いか調べ始めました。
4
ようやくその気にさせてくれるフィルターを見つけました。その名も「重力式雨水フィルター」で、これがあれば雨水タンクにきれいな水を貯められそうな予感がしました。
このフィルターの良いところは水槽用濾過マットを使用しているところ。どのような構造になっているかというと、フィルター本体に流れてきた雨水が一旦は本体の下に貯まり、そこから上に押し上げられていく過程で濾過マットを通過することになります。
最初に水より重いゴミは沈み、軽いゴミだけが浮いてくるという感じで選別し、その軽いゴミたちも濾過マットに吸着していくので、結果的にきれいな雨水だけが通過するようになっています。

下から上に登る過程で濾過されるってスゴイですよね。これにはビビッと来ました。しかし購入方法がやや特殊で、このフィルターはジモティーにしか出品されてませんでした。どうやら個人の方が製作しているようで、注文してから製作開始という流れで納期に2週間ぐらいかかったように思います。
5
雨水タンク本体は高機能な「RainHarvest レインハーベスト150リットル」にしました。このタンクの利点は貯水後の雨水が循環し続けるところ。

一般的なタンクなら満タンになった後であふれ出るホース(オーバーフロー用ホース)が、タンク上部に取り付けられているので、古い雨水が下に沈殿したままになってしまいます。

レインハーベストはオーバーフローのホースがタンクの底に付いているので、雨が降る度に古い雨水から排出される仕組みになっています。さらに雨水の入口が横から滑り込むようなところに付いているので、雨水が入ってくる度に渦を巻くような感じに流入してくれるので、ホコリやゴミが混入しても渦巻き状の流水によってタンク底から排出される仕組みになっています。
レインハーベスト紹介動画↓
https://www.youtube.com/watch?v=R8SpYODBNcs
6
千葉市では雨水タンクを設置する際にお役所へ届け出しておくと補助金がもらえます。他の自治体も似たような流れなので、雨水タンクを設置する人はせっかくなので頂いておきましょう。
今回の使用目的では「雨水貯留槽・浸透ますの補助金額」の中の「市販雨水浴槽を設置する場合」に該当します。レインハーベストの用量は150Lなので18,000円の補助金が出ます。

補助金の申請手続きの流れ
1.下水道営業課へ申請書等(様式第一号)を提出
(画像の申請書、見積書、設置平面図、製品カタログを提出)

2.下水道営業課から許可される

3.雨水タンクを購入し領収証を入手

設置した雨水タンクの写真と領収証のコピーを下水道営業課へ郵送

4.指定口座へ入金される
7
雨水タンクの設置は本来は簡単です。
本来というのは家の縦どいから取水するパターンで、縦どいを途中でカットして取水フィルター噛ましてホースを雨水タンクへつなげて終わりです。しかし自分はカーポートの屋根から取水するので縦どいの太さが違います。

家の縦どいは直径75mmなんですがカーポートの縦どいは40mmなので取水するポイントを40mmに合うよう改造しました。
8
まずは別途購入してきた雨水フィルターの取水口75mmを外して、新たに40mmに合うものを作りました。画像は雨どいからフィルターに入る部分の加工で、エルボはオーバーフロー用になります。この辺も試行錯誤しながら進んでいく感じです。
9
とりあえず取水口完成
こんな感じでつなげていきます
10
続いてフィルターから雨水タンクへ流れる出口部分の加工です。雨水タンクのホースの太さが合わないので径違いソケットみたいなものを削って連結部分を自作しました。
11
径違いソケットを削っている画像です。これでフィルターから雨水タンクへつなげるホースが入るようにしていきます。
12
ピッタリ入りました。これで設置する準備が全て整いました。
13
設置作業です。
カーポートの縦どいを外していきます。
14
縦どいをカットして、切り口をきれいに整えて
15
雨水フィルターの土台を柱に取り付けて
16
雨水フィルターを設置していきます
17
柱と雨水フィルターの固定には超長い結束バンド(650mm)を使用。amazonで40本入り1500円でした。
18
雨水フィルターからタンクへ流入するホースを取り付けます。
19
最後に蛇口をくっ付けて
20
基礎スペーサーで高さを整えて
とりあえず完成です
21
設置直後にシトシト雨が降ってきたので緊張しながら見守りました。画像は実際に貯まるシーンです。青い矢印の先端まで雨水が入ってきています。
22
一旦下に落下した雨水が再び登ってきて濾過フィルターを通過しています。
23
雨水がフィルター上部まで来てホースを通過して雨水タンクへ入っていきます。
シトシト雨でも一か所に集めるとどんどん貯まってきて150Lタンクが数時間で満タンになりました。オーバーフローホースからあふれ出る雨水がモッタイナイ感じがしました。
24
翌朝フタを開けたらめちゃくちゃきれいな雨水が貯まっているではないですか!
25
大成功じゃん、これ飲めるんじゃないの?とさえ思えましたが、そう簡単にいかないのが自然の力です。
ここから難題と向き合っていくことになります。
コーティング

イイね!0件




タグ

関連整備ピックアップ

サイドステップフロント側キズ防止プロテクションフィルム貼付け

難易度: ★★

i-stopキャンセラー取付

難易度:

シフト グリスアップ(センターコンソール外し)

難易度:

エンジンオイル交換(10回目)

難易度:

梅雨支度

難易度:

純正ホイール塗装

難易度: ★★★

関連リンク

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「[整備] #MAZDA3ファストバック 車のバッテリーをマグネットプラグで充電する https://minkara.carview.co.jp/userid/3405313/car/3213930/7635918/note.aspx
何シテル?   01/08 18:25
主に電装系にこだわっていて、バッテリー管理やドラレコ駐車監視(ドアパンチ対策)、360度ビュースイッチ増設(ステアリング+ウインカーレバー)、自作スイッチ群あた...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

愛車一覧

マツダ MAZDA3 ファストバック マツダ MAZDA3 ファストバック
マツダ MAZDA3 20S プロアクティブ ツーリングセレクション MT ・ポリメタル ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation