キャンバー調整(スズキ純正キャンバーボルト→マジックキャンバーへ変更)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
現在、ヨコハマ Y811 145R13 6PRがフロントだけ外減りが酷いので、リフトアップしたキャンバー角を見直すべくキャンバーボルトを交換して更にキャンバーをネガティブ側に寝かせてみます。
マシンX(-TRAIL)でも装着した、テネコ社のモンロー(MONROE)マジックキャンバーのラパンに使えるサイズ、
MC212
を入手しました。
現在、とんこつラパンはストラット下側のナックルとの連結ボルトの2本のうち、
下側のボルトをスズキ純正(エブリイ用)キャンバーボルトにしてリフトアップしてポジティブ側に動いてしまうラパンのキャンバー角を若干ネガティブ側に補正しています。
上側のボルトではなく下側にキャンバーボルトを使ったのは、ハンドルめいっぱい切った時にフェンダー内で大径タイヤが干渉した為です。
フェンダー内ぶっ叩いてタイヤ干渉は解消しましたが、トーの調整具合によっては微かにあたるんで、
ホイールスペーサーで交わすのが嫌だった私は、キャンバーボルトを下側に入れたほうが若干トレッド広がって干渉にも良い影響があると考えた為です。
今回、そのスズキキャンバーボルトを偏心カム式のモンローマジックキャンバーボルトに入れ替えるわけですが、
マジックキャンバーは上側のボルトをマジックキャンバーにしろという指示。
まあ下にしても調整はできそうですが念の為マジックキャンバーの指示に従っておきます。
2
中古だったんで錆落としから。
今回はネジザウルスリキッドを使用しました。
ジンクリッチでも塗っておくか悩んだのですがとりあえずそのまま。
3
平らなところを探して現在のキャンバー角をだいたい測っておきます。
精密水準器を地球に対して水平になる場所に地面に置いて、その精密水準器の横に激安キャンバーゲージを引っ付けて0点を調整しておきます。
まあ目安ですね。
4
それでブレーキディスクに激安キャンバーゲージをつけて測定。
ディスクローターの摩耗で段がついてるので真っ直ぐつきませんね。
まあ色々測る場所工夫してそれなりに基準になりそうなところで測定。
1G状態で、
左右差を見ておきます。
ホイールつけて接地したほんとの1G状態と、
ウマに乗せてホイール外してディスクの下からジャッキで突き上げて、ウマから浮く瞬間を1Gの再現状態として両方測っときます。
目安なので詳しい説明は省きますがホイール外した状態での1G状態の再現方法については各自色々考え方があると思いますので・・・
ここで1G状態の再現と言っても、結局地球に対して車は傾いた状態なんで、
「そこから何°動かすか?」の目安にするだけなんですけどね。
左右差はあまりなさそうだったので、左右とも同じぶんだけ寝かせるという方法でいきます。
まあ−0.5度くらいですかね。
そこから更に0.5度くらい目安に動かして−1度くらいを狙っていこうかと。
5
左がマジックキャンバーMC212(カム式)
真ん中がスズキ純正キャンバーボルト(キャンバー固定式)
右が純正ボルトです。
6
下のボルトをスズキ純正キャンバーボルトから純正ボルトに入れ換えて、
上のボルトをマジックキャンバーに入れ替えました。
その後ナックルをネガキャン方向に押し付けながら仮固定して、ディスク下にジャッキ噛ませて1G再現状態でキャンバーゲージを取り付け、
そこから0.5度くらい寝かせる方向に調整してボルトを締めて固定。
左右で同じことをします。
7
ですが、結局、マジックキャンバーの調整幅いっぱいまで寝かせてみることに・・・
接地してから
もう一度キャンバーボルト、純正ボルトともに弛めて、キャンバーボルトを回して調整してこの位置にしました。
マジックキャンバーのボルト頭のポッチが内側に向くと最大ネガキャンです。
ちなみにマジックキャンバーのMC212(M12)の場合の締め付けトルクは95N・mだったかな?
純正ボルトは純正指定のトルクで締め付け。
8
反対側も同じように最大ネガキャンにセット。
今日はこれで時間切れ。
DIYerにとっての、この作業の最大の難点は、
地面が真っ平らなところを探すことです。w
左右差をみるには平らな地面が必要なのですがこれが意外と無いんですよね。
いつも小学校の裏の駐車場とか、葬儀場の空いてるとことかでサラッと測定していますが、それでもフラットじゃないし、
調整作業もとなると通報されかねないのでなかなかw
とりあえず前より両方キャンバー寝かせたので、少しは片減りも軽減されると嬉しいです。
あとはもう少し厳密に調整後、このキャンバー調整でトータルトーがインになってしまってるはずなんで、トー調整、サイドスリップテストなどをしておかないと。
ほんとはアライメントに出せば良いんですが方向性も決まらないまま(タイヤが片減りしないのを確認しないまま)、2万とか2.5万とか払ってキャンバー0.5度に戻されて片減りするのは解消しないとかだったら最悪ですからねw
(そこまで加味して調整してくれるショップがあれば良いですが)
軽トラ用とは言え、高いタイヤなのでなんとか片減りしにくい状態を把握して、ある程度現在の傾向と要望を伝えて、それを加味して調整してくれるような店があったらそこにお願いしたいです。
ケチなんで機械があればもちろん自分でやるんですがそんなドケチが自分で3Dアライメントテスターとか買うわけもなくww
矛盾してる様ですがまあこうやっていつもドツボにハマっていくわけなんですけどね。
何も言わなくても丸投げで安上がりに済むのがベストですが、そんなうまい話はないので自分で可能な限りやるしかないというわけですw
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