あおチャンのブログ一覧

「サーキット」を気持ちよく走るために「アスリート計画？」を立て、可能な「ライトチユーン」を行ってきましたが、気がつくと「過激なアスリート＝レースカー」に軸足を移しそうになっている自分がいました。

ここで少し考えてみる必要がありそうです。

チューニングにはその目的があるわけで、何をしたいかを考えるときその結果がどの程度の範囲まで影響を与えるのかも想定しなければなりません。
例えば純正の、バランスがとれている部分をチューニングしようとする場合、結果的に上手くいったとしても関連する他の部分に負担が掛かる可能性もあるのです。

また、順序もあります。
（以下はクローズドコースでのスポーツ走行を前提にした私の考え方です）
①使用タイヤの選定（ハイグリップやＳタイヤ等）
②使用ステージに合うブレーキパッド・ブレーキオイル選択
③足回りのセッティング
④安全装備の確認（４点式以上のシートベルトやヘルメット）
⑤補助・空力パーツの装着（補強バーやウイング・カナード・ディフューザー等）
⑥エンジンチューン
⑦トータルでの見直し・チェック
これらを間違ってしまうと「改悪」になったり、バランスを崩すことに繋がりかねません。

「タイヤ」は「靴」と一緒でステージによって求められる機能が異なります。
「マラソン」や「短距離走」といった場面に「ビジネスシューズ」は適さないのです。

選んだタイヤにはそれに適した「足回り」が必要です。
「純正の足」に純正のスペックよりもはるかに優れた（グリップする）タイヤを装着して走るとロールやノーズダイブが大きくなって、車の「バランス」がひどく崩れていることが実感できます。
純正の部品（バネやショック、ブッシュ等）がそこまで想定していないので、当然と言えば当然でもあります。
逆に「純正」の指定する銘柄やグレードからランクやレベルを落とした場合は「車」として危険な状態になります。

チューニングは自己責任で行うものですが、基本的なことを
「知っているつもりで知らない」のが一番危険かも・・・

だからといって「純正」がベストとも思いませんが・・・