リアドアトリムの外し方
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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ずっと続いている左リアドア付近からの軋み音の原因調査のため、ドアトリムを剥がしたので、やり方を解説していきます。
相変わらずニッチな需要に応えるシリーズが続いています。そういう方向でいこうかな(笑)。
必要な工具は、細めのマイナスドライバー、TORXビット20番と30番、トリム剥がしです。
「内張」と書いたり「トリム」と書いたりしていますがご容赦くださいませ。
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まずは当然ながらドアをオープンさせます。写真の3箇所にT20サイズのTORXスクリューがありますので、これらを外します。
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1本目はここ。ドアポケットの中のキャップをペコっと起こした中にあります。
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2本目はトリムの下を見ればすぐ見つかります。
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3本目は、ここのカバーをマイナスドライバーかトリム剥がしでペコっと起こしてあげると見えます。
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続いて、インテリア側のドアノブの奥のカバーをうまいこと外します。僕は最初このカバーを外すのに苦戦して、このプレートを傷だらけにしてしまいました。が、おそらく、細〜いマイナスドライバーを写真の位置に差し込んで、クイッと起こすと、カバーが勢いよく外れるはずです。ドアノブの裏側に傷を付ける可能性が大いにあるので、養生も忘れずに。(まあ僕は傷をつけましたよね)
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外れたカバーを横から見た写真です。肝心のカバーにピントが合っていませんが、上下の爪で引っかかっています。構造上、まずは上辺側を外してやって、次いで下辺側を外すという感じですね。戻すときは逆に、下辺側の爪を先に入れてやって、上辺側をパチッと押し込んでやります。
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ドアノブ奥のカバーが外れたら、中にT30のTORXスクリューがあるので、これを外します。
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全部で4箇所のスクリューが外れたら、ドアポケットを引き出します。これは簡単。
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パワーウインドウスイッチの裏にコネクタがあるので、これを外します。
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次いでインテリア側のドアノブを写真のような手順で外します。先ほどT30のTORXスクリューを外したので、ドアノブはフリーになっています。少し引き出して、ツメを2つ外してやれば、ドアノブとワイヤーが離れます。
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あとはトリムとドア本体のどこかにうまいこと隙間を作って、トリム剥がしを差し込んで、テコの原理でバキバキっとやっていけば、トリムクリップが抜ける(か割れるか)のですが、1箇所だけ見たことないクリップがあります。トリムの後ろ側を起こして中を覗くと、写真中の矢印で示した白いパーツが見えます。これは、矢印で指した部分をトリム剥がしでパチっと押し込んでやる(結構な力で)と、スライド式ロックが外れてクリップが抜けてきます。
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この見たことないクリップはこのような構造をしています。
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トリムをはめ直すときには、パチっと押し込んだヤツを予め元の位置(押し込む前の状態)に戻しておく必要があります。でないと突起が引っ掛からないので、クリップはスポスポ抜けてしまいます。
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全てのクリップが外れたら、トリムは窓枠のところで引っかかっているだけになっているので、リヤ側→フロント側の順で持ち上げてあげれば、外すことができます。
ちなみに、僕は2つばかりトリムクリップを割ってしまいましたが、アマゾンで「ルノー トリムクリップ」で検索すると、uxcellという出品者からリテーナークリップという品名で出ていましたので、必要になったら見てみてください。
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トリム裏には配線が3本つながっているので、これらを外します。場合によっては、ドアノブにつながっていたワイヤーもトリムの裏側に保持されているかもしれませんので、ワイヤーにも気をつけながらそっとトリムをドア本体から引き剥がします。
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この赤い棒状のパーツ(おそらく何かの抵抗器)は写真中矢印部分のツメを避けてやればポロッと取れます。
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以上でドアトリムの取り外し作業は完了です。
作業は自己責任でお願いします。
若干の構造の違いはありそうですが、おそらくフロントドアのトリムを剥がすのにも、工程はほとんど同じなんじゃないかなと思います。
前に乗っていたキューブやノートといった国産コンパクトカーだと、トリムを剥がした中は安っちいビニールで覆われていましたが、キャプチャーのドアはビニールではなくちゃんとした発泡剤?のようなものでピタッと塞がれていました。
結局、軋み音の原因は分からず仕舞いで、ドアトリムは元に戻しました。
スピーカーをいじったりデッドニングしたりしたいなと考えている方の参考になれば嬉しいです。
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