パンタジャッキで格安(?)自作軽トラ用ミッションジャッキ(実践編)
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エンジンの接合部のボルト外してこれでミッションが切り離しができる状態、接合部にマイナスドライバー等でこじって切り離していきます。
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切り離し完了ですが、当方が考えてたよりもミッションの重心がデフよりだったのが判明。とりあえずはジャッキのネジを回しておろしていきます。(下す方はハンドル使わなくても手で回せるぐらいの力で
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完全に下に降り切った状態です。ミッションを外に出します。
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作業しやすいように作業台替わりの木製パレットに載せたところなのですが、ミッション重量は「大まかな重さ20kg」で聞いてたので体重計で正確に量ったら「23.1kg」ありました。(思っていたより重いです)
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ここでですが、あとのちに説明でネジ・ネジ穴の番号を振りました。番号が出ましたらこれを参照してください。(背景の関係上、拡大写真を見た方が見やすいと思われます)
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クラッチカバーとのご対面です。
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ここでカバーを外すのですがサービスマニュアルだと「空転防止のSST」があるのですが、ソケットのコマで代用できます。写真の様に5番穴に5番ネジさしてコマをかませると空転止めできます。
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フライホイールが現れました。まだ、8.3万kmなので比較的良好でした。他クラッチディスクは溝は十分にある、カバーも良好、ただ、レリーズベアリングは回すと音が出てたのでまだ問題はない状態。10万km以上は問題なく使える状態でした。「交換するのには早すぎたか?」と思いましたけどね。
カバーは(かなり)良好なので再利用、ディスクとベアリングは交換しました。
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クラッチディスクのセンター出しです。
ストレートのSST使いました。
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クラッチディスク・カバー組付けになるのですが今度は空転防止で外した時の逆にソケットのコマをかまします。
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ミッションのクラッチハウジング内の掃除・グリスアップ、レリーズベアリング・ホークの組付けして、いよいよ、エンジンに装着するのですが、ミッションジャッキの台座と土台間に木片をかまして隙間を作ります。そうしないとミッションの重心の方よりで台座と土台の隙間が無くなってハンドルが入らなくなる(今思うとハンドル差す方向を逆にすればよかった・・・)
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ジャッキにミッション載せて(ミッション脱着の時は「行きはよいよい帰りが・・・」ところがあるですけどね)上昇開始しようとしたらトラブル発生!台座の木ネジが考えていたよりも荷重がかかってたようで抜けてしまった・・・、それまで使っていた木ネジより太いネジ使って強化しました。
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とりあえずは上昇してくれました(かなり不安定ながらも)。ここでエンジンに接合するんですが、ここで難関発生!クラッチディスクとミッションインプットシャフトがハマらない。原因は次の写真です。
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エンジンとミッションの接合部が「逆ハの字」になっている。
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エンジンは重みでフロント側に傾いてる、ミッションは重心がデフよりに傾いてるので追加でパンタジャッキ2個使ってエンジンのフロント側を持ち上げ、ミッションはデフ側を持ち上げで接合部を平行にしました。「これで接合出来るか?」と思っていたらまた難関発生!「ディスク・インプットシャフトのセンターが出てない!」さてどうやってセンターを出したかと言いますと。
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とりあえずは各ジャッキの高さをエンジン・ミッション3番ネジ穴の高さ・位置を合わせて3番ネジを差す。
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3番ネジと同じように5番ネジ穴を高さ・位置を合わせて「6番ネジ」を差してこれをガイドにして接合させていきます。「これでうまくいくか?」と思い付きで半信半疑でしたが今度はすんなりと接合できました!
あとは外した時の逆手順で「エンジン・ミッション接合部のボルト締め」、「ミッションの付属品組付け」すれば作業は完了です。
今回の作業はこの車での「初めてのクラッチ交換」だったため、作業開始前要領が分からない事ありまして「予想・想定外」難関・トラブルあったので作業時間は「2日半」かかってしまいました。
自作のミッションジャッキで不安定要素ありましたが交換は完了しました。
今度は要領つかんだので次回はこれよりも早く(1日でできるだろう)交換は出来ると思われます。
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クラッチ交換作業ついでですが、この時に「クラッチワイヤーケーブル」も交換しました。(古いケーブルには不具合はないのですが「オリジナル保護」するために)
さて、「新品ケーブルに交換」といきたいのですが、これを書いている現在(2022,08,28現在)S100Vハイゼットのケーブルは「製廃」で入手できません!どうしたかというと、写真は社外のになるんですが芝実工業の「SB-C820」です。
これ自体はS200系の物(純正品番31340-97501-000)ですが写真見たらS100Vのにそっくり!だったので「一か八か!」で買ってみて(当方、これを「パーツ博打」と呼んでおります!)実物と細部寸法測ってみたらドンピシャ!これに交換しました。ただ、そのままで交換はできません、ケーブルの中間にあるゴムパーツ(ボディ貫通の水漏れ防止のブーツ)をS100Vの古い方ケーブルからゴムパーツ外して交換すれば使用可能です。簡単に交換できます。こちらのケーブルはまだ購入可能です。(S200系も登場してから20年以上、こちらもそろそろ「製廃」になる可能性が出てますので「ストック」として早めに購入した方がいいかも)
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