ポータブル発電機で「エンジンシャーシダイナモ」(?)「クタビレたオイル」編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
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先週、この車のエンジンオイル交換したのですが、当方いつもの交換スパンは「エコノミーシビアコンディション」として7割ぐらいの7000kmぐらいで交換(メーカー指定サイクルは10000kmまたは半年)してます。
今年春からホタテの「ヒリックスウルトラ 5W-40(ガソリンスタンド版)」使い始めたのですが、入れ始めの「新油」状態で高速走ると「おおーっ!」な体感するのですが、さすがにこのオイルでも交換から7000kmぐらいあたりで一般道ぐらいなら「まだまだ!」な感じですが、高速走ると「もう、あきまへんは~!」とエンジンからタペット音ではじめて来るんですよね・・・
このようにオイルが交換サイクルに近づくにつれて体感的に感じてくるエンジンからの「発生する音・振動動、パワー劣化」、これを数値化したらどうなるんだろう?が今回の整備手帳です。
よく「オイル・ケミカルメーカー」が「フリクションテスター」使って「こんなにフィリクションが減少するんですよ!」と公開している動画あるんですけど、当方あれだと「確かにフィリクションが減少しているのはわかるけど、実際の車に置き換えるとどうなるの?」とイマイチピンとこないのですよね。それで思いついたのが前回投稿した整備手帳‶ポータブル発電機で「エンジンシャーシダイナモ(?)”だったんですよ。ポータブル発電機のエンジンは車のエンジンに比べればミニチュア、構造はシンプルだけど、実質の仕組みは車のエンジンと同じ、これで試験して出てきた数値を見れば、実際の車に置き換えるとどうなるかが推測・想像がつきやすくなるんですけどね。ただこの測定難点あって「一つのオイルを測定するのに3時間ぐらいかかる!」なんですけどね、それがために「フリクションテスター」買うぐらいなら「手持ちの物で測定できるのでまだいいかな?」とと思っておりますが・・・さて前置きは長くなりましたので「新古オイル比較」の測定に行きます。
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さて、今回測定するのは「ヒリックスウルトラ5W-40」の新古オイル比較になります。
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こっちは新油、きれいな飴色しております。
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こっちは古油、今年7月11日に交換した走行7500km後の物です。先週交換したときサンプル採取しました。かなりの真っ黒!色からして「いかにもクタビレまくってま~す!」な感じです。
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先発は古油から測定します。この試験、このオイルではやりたくなかったのですが、当方手持ちのポータブル発電機は年代物なので「異種新油同士」ならダメージが少なくて済むのですが「古油」はダメージが大きいかも・・・
結果はこの通りです
400W 1R 27m12s 22.2℃
400W 2R 49m49s 22.9℃
100W 1R 1h04m01S 22.9℃
100W 2R 1h58m51s 22.1℃
となりました。
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冷や冷やもので「古油」の測定を終わらして続いて「新油」、結果この通りです。
400W 1R 28m23s 19.9℃
400W 2R 59m56s 19.7℃
100W 1R 48m24s 19.6℃
100W 2R 1h39m40s 19.3℃
となりました。
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結果のまとめ
「古油」を見ると、古油の方はメーカー指定交換10000kmにからすると7500km物で一応指定までは残り1/4はあるんですけど「熱ダレ」の影響は出てます。100W だと軽負荷運転で使い込んでいるから粘度が低くなる予想はできていて新油より長い結果は出てるけど400W・100W 共2R目で1Rに比べると時間が短くなっています。
一方「新油」はさすがに新油だけあって400Wでは時間は長くなってる。ただ100W だと粘度がまだ高いので古油に比べては短くなってます。ただ、400W・100W 共2R目で1Rに比べると時間が長くなっています。新油のため熱ダレしにくくさらに熱が入るのでその分長くなったのと思われます。
これから見るとよく言われる「シビアコンディション」は「メーカー指定の半分」所以がよくわかります。
ある意味、長距離旅行などで長時間連続運転でエンジンを回す場合は「メーカー指定の半分」までそれ以降は交換するか、エコノミーなら交換できるまでは長時間連続運転はなるべく避けて短距離運転(短距離と言ってもチョイ乗りだとオイルに熱が入らないと余計にダメになるから運転するとしたら1日1回30分ぐらいの運転で)に抑えておくとも言えますね。
さて、今回の測定分かったことなのですが今年春から使い始めている「ヒリックスウルトラ5W-40」ですがこのオイル、今乗っていハイゼットでそれ以前から色々とオイル使ってみたのですが体感的に今まで使ったオイルの中では(フィーリングや特にタペット音、他のオイルだと新油からでも高速走ると発生していた、このオイルはそれがなかった!)いいオイルです。ところが今回の測定で、このオイルホット側が40番で‶土俵違い”、環境測定してないので何ともは言えないのですが、前回やった「マックスファクトリー 農機用エンジンオイル CD/SF 10w-30」、数値的には「マックスファクトリー」により劣っていた!のが判明・・・・
ならば「マックスファクトリー」がいいか?というと何ともは言えず、前回投稿にあった「PERTAMINA Fastron NEXT SN 5w-30」。
このオイルはじめは良かったけど交換から5500kmあたりでタペット音で初めて6500kmになると3500rpmでいままでなかったぐらいな大きなタペット音出てきたのでこれもこれもで・・・・
今どうしようかな?と悩んでおります。
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