既存のナビやカーオーディオで高級ナビのホールシミュレーション機能が使える裏ワザ

今回はＤＳＰ（デジタルサウンドプロセッサー）と言われる高級ナビに搭載されたモード、いわゆるホールシミュレーションモードを既存のナビやオーディオで手軽に再現させる手法を紹介します。

ちなみにホールシミュレーションモードとは、コンサートホールなどで聴く立体感のある音響をデジタル処理をし、擬似的に再現させるモードです。

まずは音源を編集するためのソフトを用意します。

使用するのはフリー（無料）の音楽編集ソフトＡｕｄａｃｉｔｙです。

インターネット上で誰でも無料でダウンロード可能なソフトです。

こちらからダウンロードできます↓

ＵＲＬ：http://audacity.sourceforge.net/

ダウンロードしたら、フォルダの中に入っているaudacity-win-1.2.6.exeをクリックしてインストールします。
※バージョンによってファイル名の数字の部分が若干異なる場合があります。

Ａｕｄａｃｉｔｙは、通常ではｍｐ３を読み込んで編集することはできても、編集した音源をｍｐ３で書き出すことはできません。

しかし、車内音源ではｍｐ３を使用する場合が多いので、ここでｍｐ３で書き出せるようにします。

ｍｐ３で書き出すためにはｌａｍｅというものが必要になります。

ｌａｍｅを配布しているサイトでｌａｍｅをダウンロードしておきましょう。

ｌａｍｅはこちらからダウンロードできます↓

http://lame1.buanzo.com.ar/

ページの真ん中あたりにあるlibmp3lame-win-3.98.2.zip（写真の赤枠内のファイル）をダウンロードし、Ａｕｄａｃｉｔｙのフォルダに入れておきます。

編集準備が完了したところで、インストールしたＡｕｄａｃｉｔｙを開きます。

開いたら左上のメニューをクリックし、“開く”から編集したい音楽ファイルを選択し、Ａｕｄａｃｉｔｙ内に取り込みます。

このような画面になれば取り込み完了です。

取り込んだら、上のメニュー右から３番目のエフェクトをクリックし、下の方にあるＧＶｅｒｂをクリックします。

そうすると図のような画面になるので、数値を設定します。

ここで示している数値はオススメの数値です。この数値を変えることによってリバーブ（音響）の度合いが変わります。

※効果の意味
Roomsize→空間の広さ
Riverv time→残響音の長さ
Damping→残響の高域を現象させる度合い
Dry signal level→元音の音量
Early reflection level→初期反射音の音量
Tail level→残響音の音量

お好みの数値を入れたらＯＫボタンを押し、編集します。

編集が完了したら、メニューバーのファイルから“書き出し”を選択し、編集した音源を保存します。

ｍｐ３で保存する場合は、最初にダウンロードしておいたｌａｍｅを使って保存します。保存は画面の支持に従って進んでいけば保存できます。