• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

石狩港302のブログ一覧

2023年10月07日 イイね!

BG/BD系レガシィ発表から30周年を経過

BG/BD系レガシィ発表から30周年を経過本日に富士重工業(現SUBARU)が発表したステーションワゴンブームの火付け役で4ナンバーのライトバンを用意しない乗用専用ステーションワゴンを大きく定着させた1台として知られる5ナンバーが基本サイズ(EJ22型エンジンを搭載するBG7/BGB型とEJ25型エンジンを搭載するBG9/BD9/BGC型は排気量の関係から3ナンバー)でメーカーではピラードハードトップと言わなかったが2009年生産終了のBP/BL系まで続いたサッシュレスドアと細いヒドンタイプのセンターピラーを採用するDセグメント(現在ではCセグメント相当)ミドルクラスステーションワゴン・セダンの第2世代目モデル「スバル・レガシィツーリングワゴン(BG系)・ツーリングスポーツ(BD系)」の発表から30周年を経過しました。
概要

スバル(富士重工業 現SUBARU)のBF/BC系から続く世界戦略車でBF系ツーリングワゴンの人気によりステーションワゴンブームを生み出した「レガシィ」の第2世代目モデルで開発当初は平成元年の税制改革やバブル景気とインプレッサ(GF/GC系)との棲み分けから2000㏄以内であれば3ナンバーでも5ナンバーと同様の自動車税と言うことから他のミドルアッパーミドル同様にツーリングワゴンの場合は全長4.7全幅1.75メートル前後の3ナンバーサイズで開発が進められていたがバブル崩壊をはじめにアルシオーネSVX(CX系)の不振から5ナンバーサイズでありながら世界最高のボディ剛性と1994年4月(平成6年 継続生産車は1996年1月から適用 平成8年)からの新規型式認定車に適用義務化される1994年50㎞新前面衝突基準をはじめに50㎞後面追突や北米基準の54㎞側面衝突基準とオフセット衝突と言った全方位衝突に対応する「クラッシュセイフボディ」が採用され3ナンバー仕様は排気量で対応しました。
パワートレーン・シャシー・ボディ
エンジンについてはBG系ツーリングワゴン・BD系ツーリングスポーツ同様にスバル伝統の「BOXER(海外ではHorizontal)」と言われる水平対向4気筒エンジンが搭載されBG5/BD5/BGA型にはEJ20型水平対向4気筒16バルブ(1994㏄)でブライトン・TXシリーズにSOHC、TSシリーズにDОHC、GT/RSシリーズ(RSはツーリングスポーツのみ BD5)にDОHC2ステージツインターボ(インタークーラー付き)と排気量の関係から3ナンバー登録となるBG7/BGB型ブライトン220シリーズにはEJ22型が搭載され特にGT/RSシリーズ(RSはツーリングスポーツのみ BD5)に搭載されるEJ20型DОHCターボについては「シーケンシャルツインターボ」と言われるターボチャージャーのタービンを速度や回転に応じて使い分ける2ステージツインターボが採用されインタークーラーについては水冷式だったBF5/BC5型とは異なりGC8型インプレッサWRX(GF8型スポーツワゴンWRXは1993年発売)同様の空冷式が採用され2000㏄クラス最高の250psとなった。
トランスミッションと4WD(AWD)などの駆動式についてはセンターデフがありながらも電子制御式多板クラッチとGセンサーさらにはメーカーオプションの4センサー4チャンネルABSによりフロント35/リア65の駆動配分を基本に路面に応じてフロント50/リア50に駆動配分を自動変更する「VTD-4WD」と言われる電子制御トルクスピリット方式のフルタイム4WDのBG/BD5型EJ20型水平対向4気筒16バルブDОHC2ステージツインターボ(インタークーラー付き)AT車への搭載をはじめにNAAT車にフロント60/リア40の駆動配分を基本に路面に応じてフロント50/リア50に駆動配分を自動変更する「ACT-4」やMT車にビスカスLSD付きセンターデフフルタイム4WDを搭載、トランスミッションにはBF/BC系で馬力に対してATの弱さが指摘されたことによりハイパワーに対応する7モード付4E-ATと5MT(一部は除く)が用意されました。
シャシーについてはBF/BC系のキャリーオーバーで4輪ストラットサスペンションが採用されたがプラットフォーム(シャシー フロアパン)のホイールベースは2580㎜から2630㎜に延長されステアリングサポートビームによりステアリング剛性の向上が行われ、アスベストの全廃と同時にすべてのグレードの前輪にベンチレーテッドディスクが採用されるブレーキはBG5/BD5/BGA型EJ20型水平対向4気筒16バルブエンジン搭載車でもDОHC2ステージツインターボ(インタークーラー付き)には前輪2ポッド4輪ベンチレーテッドディスクの採用をはじめにEJ20型DОHC搭載車とBG7/BGB型EJ22型搭載車には前輪ベンチレーテッド4輪ディスクの採用やBG5/BD5型SOHC搭載車にはフロントディスクリアリーディングトレーディングの採用などエンジンの出力に合わせたブレーキの用意やRS(BD5)とGTBスペック(BG5)には205/50R16ブリヂストンエクスペディア/16インチアルミホイール(BG5型GTBスペックにはBBS製鍛造)、ABSは4WDAT車であればAWDと統合制御を行う4輪独立制御感知の4センサー4チャンネルをメーカーオプション設定、さらには2WD(FF BG4/BD4型)にはFR車では一般的であるがFF車では日本初のエンジンブレーキ制御だけはなく車輪ブレーキ制御を備えたTCSがABSとセットでメーカーオプション設定された。
ボディについてはグローバルカーとしての高速走行性能対応から5ナンバー基本サイズでサッシュレスドアと細いヒドンタイプのセンターピラーを採用しながらも剛性の高さが評価されたBF/BC系同様ボディ構成でさらにねじれ曲げ剛性向上をはじめにホイールベースの50㎜延長で全長もBF/BC系後期型に比べて全長50㎜大型化により足元スペースが拡大されながらも軽量化が行われ防錆処理の向上も行われました。
パッケージング・快適装備
パッケージングについては全長の短い水平対向エンジンを生かし4WDでもバランスのいい縦置きでありながら縦方向に広い室内空間をホイールベースの50㎜延長によりさらに拡大して5ナンバー最大の足元スペースの実現をはじめに6対4の後席バックレスト分割機構(BG系ツーリングワゴンは座面分割機構によるダブルフォーディング式)によるラゲッジスペース拡大やラゲッジ開閉部拡大が行われた。
装備については「HFC」と言われるR134a代替えフロンフルオートエアコン(一部はマニュアルエアコンさらにはレスオプションによるディーラーオプションエアコンも用意)の標準化をはじめにBG/BD5型EJ20型水平対向4気筒16バルブDОHC2ステージツインターボ(インタークーラー付き)にはCDカセットチューナーアンプDSP一体型のケンウッド(現JVCケンウッド)「リアルフォーカスサウンドシステム」のメーカーオプション設定やGT(BG5/BD5)に本革シートのメーカーオプション設定、GTシリーズ(BG5)とブライトン220シリーズ(BG7/B)であれば特定小電力トランシーバー無線機やハンディ型携帯電話無線機の充電をはじめにカー用品店で販売されるDC/AC変換装置によりノートパソコンやワープロが使用可能のラゲッジ用12Vソケットが標準装備された。
安全性・環境
パッシブセーフティについては1994年4月(平成6年 継続生産車は1996年1月から適用 平成8年)からの新規型式認定車に適用義務化される1994年50㎞新前面衝突基準をはじめに燃料漏れロールオーババルブ採用の樹脂製鞍型燃料タンクのシート床下配置により50㎞後面追突や「全性能フルモデルチェンジ」と言われるアプライドB型以降であればサイドドアビームの変更とドアキャッチャーにより北米基準の54㎞側面衝突基準とオフセット衝突と言った全方位衝突に対応する「クラッシュセイフボディ」の採用をはじめに中央部除く後席にチャイルドシート固定機構を備えたELR3点式シートベルトの採用やサイドドアビームの採用とmomo製本革巻き3本ステアリングホイールを含めて衝撃吸収ステアリング・ステアリングサポートビームの採用、さらには助手席を含めたデュアルSRSエアバッグのメーカーオプション設定が行われた。
アクティブセーフティについてはハイマウントストップランプとリアワイパー(BD4型ツーリングスポーツFFを除く)の標準化が行われました。
エコロジーについてはブレーキをはじめとする製造段階を含めた車両全体からのアスベスト全廃をはじめにエアコンの冷媒に「CFC」と言われるR12ではなく「HFC」と言われるR134a代替えフロンの採用やパーツ類に素材マーキングと再利用可能素材の実施と廃車時リサイクル率の向上が行われました。
年表
1993年
10月7日 発表 (発売は20日)
1994年
6月 先代のBF3/BC2/3型では山間部の地方都市で人気の高いⅯi/Ti後継のベーシックグレードのEJ18型水平対向4気筒SOHCを搭載する1.8LXを発売(BG2/3型ツーリングワゴン BD2/3型ツーリングスポーツ)。
10月 アプライドA型であるが一部改良を行いEJ25型水平対向4気筒DОHC16Vを搭載する3ナンバープレミアムグレード「250T(BG9/BD9/BGC)」用意した1995年モデルを発売、当初は250TはマークⅡ3兄弟Fourシリーズ(JZX93)への対抗からグローバル日本専用型式でアルシオーネSVX(CX系)に搭載されるEG33型水平対向6気筒をベースにする「EG25」と言われる2.5水平対向6気筒が開発・搭載される話も出ていたがエンジンスペースやクラッシュゾーンの関係から海外用と同様の原動機型式のEJ25型水平対向4気筒でも出力の関係からDОHC16Vが採用された。

11月 ベーシックスポーティ「TXタイプS」をツーリングワゴン(BG5)とツーリングスポーツ(BD5)に発売。

平成6年度の警察庁用私服用セダン型車(1800㏄級)を富士重工業(現SUBARU)が落札したことによりツーリングスポーツLXFF(BD2)一部警察本部に国費導入、同時期に北海道警察にも平成元年度に私服用セダン型無線車(2000㏄級 4WD AT)として刑事部機動捜査隊用に国費導入されたセダンTZ4WD(BC5 アプライドA型)代替えとして道費によりツーリングスポーツブライトン4WD(BD5)が刑事部機動捜査隊に導入される。
1995年
6月 ツーリングワゴン250T(BG9)に特別仕様車「250T-G(BG9)」を発売。
8月 アプライドA型であるが一部改良を行った1996年モデルを発売、ツーリングスポーツ(BD系)のツーリングセダン(BD系)への改称と同時に現在の「アウトバック」につながるクロスオーバーモデル「グランドワゴン(BG9 9月発売 海外名はアウトバック)」を発売。
9月 ツーリングワゴンに特別仕様車「GT/Eスペック(BG5)」発売。
10月 ツーリングワゴンに特別仕様車「GTBスペックⅡ(BG5)」発売。
1996年
1月 SUBARUWRC(世界ラリー選手権)優勝記念特別仕様車「TS-V(BG5/BD5)」と「250T-V(BG9/BD9)」を発売。

2月 平成7年度の警察庁用私服用セダン型無線車(2000㏄級 警光灯付き 4WDを含む)を富士重工業(現SUBARU)が落札したことによりツーリングセダンTS(BD4/5)を47都道府県警察国費導入、同時にツーリングワゴンLX(BG2)も一部都道府県警察に国費導入が行われた。
3月 ツーリングワゴンにSUBARUWRC(世界ラリー選手権)優勝記念特別仕様車「GT V-Limited(BD5)」を発売。


6月 ツーリングセダンRS(BD5)とツーリングワゴンGT-B(BG5)にMT車では2.04気筒最強の280psを実現したEJ20型(R)DОHC16V2ステージツインターボをはじめにビルシュタイン製対立ストラットや215/45ZR17タイヤと17インチアルミの採用をはじめにmomo製を含めて全車に運転席SRSエアバッグ(助手席エアバッグは前席プリテンショナー付きELR3点式シートベルトとセットでメーカーオプション設定)をはじめに4センサー4チャンネルABS(2WDはメーカーオプション設定)の標準化や「クラッシュセイフボディ」のサイドドアビームの変更とドアキャッチャーの採用により北米基準の54㎞側面衝突基準とオフセット衝突と言った全方位衝突安全性を高めてボディ・シャシー剛性向上をはじめとするその他部分も大幅に改良されてツーリングワゴンGT-B(BG5)が人気となった「全性能フルモデルチェンジ」と言われるアプライドB型へのビッグマイナーチェンジを実施。
11月 グランドワゴン「250クルーザー(BG9)」発売。
11月 平成8年度の警察庁用私服用セダン型無線車(2000㏄級 警光灯付き 4WD)を富士重工業(現SUBARU)が落札したことによりツーリングセダンTXタイプS(BD5 アプライドB型)を積雪地の警察本部に国費導入。
1997年
1月 ツーリングワゴンに特別仕様車「250T-B(BD9 ビルシュタイン製対立ストラット標準装備)」と「TS-Vリミテッド(BD5)」を発売。
2月 特別仕様車「ブライトンゴールド(BG5/A/BD5/4)発売。
3月 4月からの消費税5%前の特需により過去最大の新車登録を記録、90%以上はBG系ツーリングワゴン・グランドワゴンとなった。

8月 ツーリングワゴンにスポーツフラッグシップグレード「GT-Bリミテッド(BG5)」の追加をはじめにBG9型グランドワゴンの改良版でビスカスLSD付きセンターデフフルタイム4WDにデュアルレンジ5MT組み合わせた仕様を用意する「ランカスター」への移行を行うと同時に一部グレードに運転席と助手席のデュアルSRSエアバッグだけではなくさらに右左のサイドエアバッグをメーカーオプション設定するアプライドC型と言われる1998年モデルへ一部改良。
1998年

2月 平成9年の警察庁用私服用セダン型無線車(2000㏄級 警光灯付き 4WD)を富士重工業(現SUBARU)が落札したことによりツーリングセダンTXタイプS(BD5 アプライドC型)を積雪地の警察本部に国費導入。
5月 BH系へのフルモデルチェンジによりBG系ツーリングワゴン・ランカスターの生産終了(ただしBD系ツーリングセダンはBE系B4の12月発売の関係から11月まで生産)。

RVブームの一つであるステーションワゴンブームの火付け役で4ナンバーのライトバンを用意しない乗用専用のスタイリッシュステーションワゴンを大きく定着させたと同時に現在までつながるスバルを創り大ヒットしたBF/BC系の後を受け継いで富士重工業史上最大の生産販売登録台数を記録したと同時に富士重工業(現SUBARU)を立て直し5ナンバーサイズ内で車体を大きくしたことが高く評価されたBG/BD系レガシィですがBG系ツーリングワゴン・グランドワゴン・ランカスターは日本だけではなく世界的に人気で特に「グランドワゴン・ランカスター(BG)」は北米で「アウトバック」として評価されスバルのブランドイメージを高め日本でもEJ20型水平対向4気筒16バルブDОHC2ステージツインターボ(インタークーラー付き)を搭載するGTシリーズ(BG5 アプライドA型)はBF系アプライドC型以降で最も人気だったEJ20型水平対向4気筒16バルブDОHCターボ(インタークーラー付き)を搭載するGT(BF5 アプライドA型途中から追加)以上の人気となり「全性能フルモデルチェンジ」と言われるビッグマイナーチェンジにより追加されたMT車では2.04気筒最強の280psを実現したEJ20型(R)DОHC16V2ステージツインターボををはじめにビルシュタイン製対立ストラットや215/45ZR17タイヤと17インチアルミ、さらにはmomo製エアバッグステアリングホイールを採用したGT-Bシリーズ(BG5 アプライドB/C型)は注文に対して生産が追い付かないなどステーションワゴン№1を定着させましたが一方、BD系ツーリングスポーツ・ツーリングセダンはEJ20型水平対向4気筒16バルブDОHC2ステージツインターボ(インタークーラー付き)をはじめに205/50R16タイヤ/16インチアルミホイールやmomo製衝撃吸収パッド付ステアリングホイールを採用するハイパワー・パフォーマンスグレード「RS(BD5 アプライドA型)」は一部で人気がありましたがそれ以外のグレードはバブル崩壊によるBG系ツーリングワゴンに代表されるステーションワゴンなどのRVブームをはじめにバージョンⅡ以降レギュラーグレード化された「インプレッサピュアスポーツハードトップセダンWRXSTi(GC8)」や他メーカーでも4WDセダンが充実したことにより先代のBC系より人気はなくアプライドB型以降のRS(BD5)も「全性能フルモデルチェンジ」と言われるビッグマイナーチェンジによりGT-Bシリーズ(BG5 アプライドB/C型)同様にMT車では2.04気筒最強の280psを実現したEJ20型(R)DОHC16V2ステージツインターボををはじめにビルシュタイン製対立ストラットや215/45ZR17タイヤと17インチアルミ、さらにはmomo製エアバッグステアリングホイールが採用されて「ロードスポーツ」のパフォーマンスを高めて評価されましたがメーカーオプションの組み合わせにより受注生産で発注から登録までの時間のかかるグレードが多く、アプライドB型の途中で販売された「ブライトンゴールド(BD5/BD4)」を最後にツーリングセダンの特別仕様車はなくアプライドC型への改良時は3ナンバープレミアムグレード「250T(BD9)」から本革シートのメーカーオプション設定が廃止されるなど仕様が削減され地域によればBD系レガシィセダンと言えば刑事部機動捜査隊の覆面パトカーと言われた地域も多かったようです。
その後レガシィは5ナンバー基本サイズ最終世代でツーリングワゴン・ランカスターより半年遅れでFMCによりツーリングセダンから「B4」にサブネームが変更されセダン人気が高まったBH/BE系へ日産自動車とまだ資本・技術提携が残っていた1998年にフルモデルチェンジを行い富士重工業(現SUBARU)がGⅯ(ゼネラルモーターズ)と資本・資本・技術提携を行っていた2003年に全車3ナンバーへの移行と同時に設計の効率化を進め軽量化を行いサッシュレス最終世代となったBP/BL系にフルモデルチェンジを実施、トヨタ自動車との資本・技術提携に移行した2009年には「SIシャシー」へのプラットフォームの刷新やグローバルサイズへの移行と同時にサッシュ付き背高パッケージングを取り入れアプライドB型から現在のSUBARU飛躍の原動力となった衝突回避機能を備えた「ADAS」の一つである運転支援システム「EyeSight ver.2」を搭載したBR/BM系にフルモデルチェンジを実施、2014年にはツーリングワゴンの「レヴォーグ(VⅯ系)」への引き続きにより「アウトバック」と「B4」のみとなったBS/BN系にフルモデルチェンジ、2021年には「アウトバック」のみ自動運転「LEVELⅡ」に対応した運転支援装置「EyeSight X」搭載するBT系(BW系セダンは海外のみ)となったフルモデルチェンジを行ったがスバル車でもVN系レヴォーグに比べて中古車販売大手の名義として新車登録・届け出を行い未使用車として中古車販売する車両の注文枠の買い占めは少ないにしても「三密」回避のためにマスメディア主導により一時的にマイカー論が高い時期もあった「COVID-19(SARS-CoV2)」と言われる「コロナ2019」により発生したコロナショックによる半導体不足によりコロナ第5類化後も増えておらずかつてのレガシィの役割はホイールベースの数値からしてGT/GK系以降のインプレッサに近い「レヴォーグ(VN系)」と「WRX(VB系)」が引き継いでいることが現状ではBT系アウトバックの日本仕様車はアプライドC型が発表されていると言えBR/BM系までのラインナップのようなレガシィは今後、日本では発売することはないと思われる。
将来的な自動運転化と完全電動化と言った「CASE」への対応については自動運転「LEVELⅡ」に対応した運転支援装置「EyeSight X」を「レガシィアウトバック(BT系)」と「レヴォーグ(VN系)」に用意するなど実用に対応した「ADAS」系装置は進んでいても「BEV(電気自動車)」による完全電動化についてはトヨタ自動車との共同開発の「BEV(電気自動車)」で「bZ4X(XEAM10)」の兄弟車「ソルテラ(XEAM10X)」を発売するのみで、また、「CAFE」への対応についてはFB20型エンジンにⅯA1型モーターを組み合わせた「e-BOXER」と言うマイルドハイブリッドシステムを「フォレスター(SKE)」をはじめに「インプレッサ(GTE型スポーツ GUE型)」や「XV(GTE)」と「クロストレック(GUE)」に搭載していて「コンべ」と言われる純内燃系ガソリンについてはCB18型NOx吸着触媒付きリーンバーン直噴ターボエンジンを「レヴォーグ(VN5)」や「フォレスター(SK5)」と「レガシィアウトバック(BT5)」に搭載、FA24型でも直噴ターボを「レヴォーグ(VNH)」や「WRX(VBH)」に搭載、FA24型でもトヨタ自動車の「D-4S」を直噴NAを「TOYOTA86(ZN8)」と「SUBARUBRZ(ZC8)」に搭載してるが特にFA24型直噴ターボについては「CAFE」による燃費規制と排ガス規制により仕方がないと思いますが事実上の先代ユニットの「FA20DIT型」に比べて排気量・トルクが増えてもパワーがないと言う話も多いと思います。
今回の画像については本日で発売30周年を経過したBG/BD系レガシィを特集します。
1枚目の画像についてはBG/BD系レガシィでも250psを実現するEJ20型水平対向4気筒16バルブDОHC2ステージツインターボ(インタークーラー付き)を搭載するBG系ツーリングワゴンのハイパワーラグジュアリーグレードとしてアプライドA型では最も人気の高かったスバルレガシィツーリングワゴンGT前期型(BG5 アプライドA型)です。
2枚目についてはBG/BD系レガシィのBG系ツーリングワゴンに比べて影が薄かったBD系ツーリングスポーツでも250psを実現するEJ20型水平対向4気筒16バルブDОHC2ステージツインターボ(インタークーラー付き)をはじめに205/50R16タイヤ/16インチアルミホイールを採用するハイパワーロードスポーツグレードのスバルレガシィツーリングスポーツRS前期型(BD5 アプライドA型)です。
3枚目についてはBG/BD系レガシィでもアプライドA型であるが一部改良を行い1995年モデルに移行した1994年11月にTX(BG5/BD5)をベースに発売1周年モデルとして発売したベーシックスポーティグレードスバルレガシィツーリングスポーツTXタイプS前期型(BD5 アプライドA型)です。
4枚目については一般ユーザーの参考画像ですが平成6年度に北海道警察刑事部機動捜査隊に平成元年度に刑事部機動捜査隊用として国費導入されたセダンTZ4WD(BC5 アプライドA型)の代替えとして道費されたツーリングスポーツブライトン4WD前期型(BD5 アプライドA型)です。
5枚目については一般ユーザー車の参考画像ですが平成7年度の警察庁用私服用セダン型無線車(2000㏄級 警光灯付きAT 4WDを含む)を富士重工業(現SUBARU)が落札したことによりツーリングスポーツからの改称後にアプライドA型1996年モデルのツーリングセダンTS(BD4/5)が平成8年2月に国費導入されたスバルレガシィツーリングスポーツTS前期型(BD5 アプライドA型)です。
6枚目についてはBG/BD系レガシィでもmomo製を含めて全車に運転席SRSエアバッグ(助手席エアバッグは前席プリテンショナー付きELR3点式シートベルトとセットでメーカーオプション設定)をはじめに4センサー4チャンネルABS(2WDはメーカーオプション設定)の標準化や「クラッシュセイフボディ」のサイドドアビームの変更とドアキャッチャーの採用により北米基準の54㎞側面衝突基準とオフセット衝突と言った全方位衝突安全性を高めてボディ・シャシー剛性向上をはじめとするその他部分も大幅に改良された「全性能フルモデルチェンジ」と言われるアプライドB型へのビッグマイナーチェンジが行われた1996年6月以降のモデルでツーリングセダンRS(BD5)とツーリングワゴンGT-B(BG5)にMT車では2.04気筒最強の280psを実現したEJ20型(R)DОHC16V2ステージツインターボをはじめにビルシュタイン製対立ストラットや215/45ZR17タイヤと17インチアルミが採用されたスバルレガシィツーリングセダンRS後期型(BD5 アプライドB型またはアプライドC型と思われる)です。
7枚目の画像についてはBF/BC系がアプライドA型だった1989年10月にBF5/BC5型に追加されたグレードで特にアプライドC型(1991年6月)以降のBF5型ツーリングワゴンの頃にステーションワゴンブームの火付け役となり乗用専用ステーションワゴンを大きく定着させたハイパワーラグジュアリーグランツーリスモグレードでアプライドA型までのBG5型ツーリングワゴンでは人気の高かったが「全性能フルモデルチェンジ」でEJ20型DОHC16V2ステージツインターボを260psに出力を向上させても足まりはビルシュタイン製対立ストラットが採用されず従来通りで205/60R15タイヤと15インチアルミと言うことから影の薄いグレードとなったスバルレガシィツーリングセダンGT(BD5 アプライドB型)です。です。
8枚目の画像については「全性能フルモデルチェンジ」と言われるアプライドB型へのビッグマイナーチェンジが行われた1996年6月以降のBG/BD系レガシィでも1997年8月の年次改良によりアプライドC型(1998年モデル)に移行したスバルレガシィツーリングセダンRS後期型(BD5 アプライドC型)です。
9枚目の画像については平成9年度に警察庁用私服用セダン型無線車(2000㏄級 警光灯付き 4WD)富士重工業(現SUBARU)が落札したことにより国費導入されたスバルレガシィツーリングセダンTXタイプS後期型捜査車両(BD5 アプライドC型)です。
10枚目の画像についてはアプライドA型であるが1994年10月の一部改良により導入されたBG/BD系レガシィのEJ25型水平対向4気筒DОHC16Vを搭載する3ナンバープレミアムグレード「250T(BG9/BD9/BGC)」でも1996年6月の「全性能フルモデルチェンジ」と言われるアプライドB型以降のモデルで1997年8月のアプライドC型への改良により本革シートのメーカーオプション設定が廃止されたスバルレガシィツーリングセダン250T(BD9 アプライドB型)です。
Posted at 2023/10/07 00:00:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 90年代の車 | クルマ
2023年09月01日 イイね!

1993年秋初冬の新車商戦動向

1993年秋初冬の新車商戦動向今回は本日にマツダランティス(CBA系 発表は8月24日)が発売30周年と言うことから1993年8月の夏休み明けから1993年下半期でも1993年12月までの1993年秋冬の新車商戦動向を振り返ります。
バブル崩壊の本格化から2年目で8月の夏休み明け以降でも9月決算までの1993年度上半期は1993年度上半期発売車を含めた旧安全基準車が販売商戦でしたが10月からの1993年度下半期以降は平成6年4月(1994年 輸入車は平成7年4月 1995年)からの道路運送車両法保安基準改正により平成8年1月以降の継続生産車(1996年 輸入車は平成9年以降 1997年)に義務付けられる50㎞前後正面フルラップ衝突実験をはじめにサイドドアビームや後席右左ELR3点式シートベルトとシートベルト警告灯を義務付けたマツダランティス(CBA系)に代表される「新安全基準適合車」などの8月以降発売のクルマの商戦に力を入れていましたが1993年度は平成2年度登録車と昭和63年度登録車が車検更新を向えて代替ターゲットとなったようですが平成6年4月からの民間名義の自家用乗用登録新車に適用される「自動車消費税」の3%(緑ナンバー若しくは官公庁名義とリース・レンタカー用車は乗用登録でも開始時から3% 民間名義の自家用乗用登録新車は平成4年3月までは6%)への引き下げを見据えたり内装のコストダウンも大きいことから乗用新車の車検時の替え控えも増えて継続車検を更新するユーザーも増えたと思います。
1993年8月から12月の新車発売動向です。
トヨタ自動車

上半期の8月にクラウン3ナンバーハードトップシリーズ(S140系)のマイナーチェンジを実施、モノコックボディを採用する「マジェスタ(UZS140系 JZS149型)」は好調でしたがペリメータフレームを採用する「ロイヤル(JZS/LS140系)はリアデザインが不評でY32系セドグロに水を上げられたことから外装デザイン大幅変更のビッグマイナーチェンジを行い販売を伸ばしたことをはじめにハイエース乗用登録ワゴン(H100G/W系)とハイラックスサーフ(N130系)に「1KZ-TE型3.0直4SOHCディーゼルターボエンジン(ハイエースはKZH100G/100W/110W/120W系 サーフはKZN130G/W系)」を搭載するマイナーチェンジ実施、下半期となるマークⅡ・チェイサー・クレスタ(X90系)に「i-Four」と言われる電子制御式センターデフ式フルタイム4WDを採用する「Fourシリーズ(JZX93)」の発売をはじめに全車3ナンバーのグローバルカムリ第一世代モデルの「セプター(XV10系)」の北米生産クーペ(VCV/SXV15型)追加や全車サッシュレスドアでも3ナンバー化と同時にカリーナED・コロナEXIVのピラードハードトップ化によりトヨタとしては初の「新安全基準適合車」となったセリカ・カリーナED・コロナEXIVのST200系へのフルモデルチェンジを行いましたがクロカンや1BOXワゴンなどのRVの登録台数は伸ばせましたがセダン/ハードトップ/クーペ/ハッチバックは前年度同月より新車登録の低下したモデルがあったと思います。
日産自動車

8月から9月の上半期はスカイラインの全車3ナンバー化されたR33系へのフルモデルチェンジをはじめにブルーバード(U13)のマイナーチェンジやシーマ(FY32系)のマイナーチェンジと主力車種に60周年記念車の設定、10月から12月の下半期は歴代シルビアでは唯一の3ナンバーサイズ採用で日産では初の「新安全基準適合車」のS14系にフルモデルチェンジをはじめにテラノ(D21系)の内装変更が行われて「オーテックジャパン(現日産モータースポーツカスタムデベロップメント)」のRV特装車が発売されましたが全体的に先代モデルに比べて販売低迷が続いた車種も多くRVについても同一車体で1/4ナンバー貨物仕様を用意する車種も多いことからRVブームに乗り遅れた車種も多かったと思います。
本田技研工業

8月から9月の上半期はアコードの全車3ナンバー化により「国内新安全基準」より厳格な北米安全基準に適合するCD系へのフルモデルチェンジをはじめにレジェンド(KA7/8型)やシビック(EG系)とプレリュード(BA8/9/BB1/2/3/4型)へのマイナーチェンジ実施、10月から12月の下半期はアスコットのFF縦置きミドシップレイアウトを採用するCE4/5型へのフルモデルチェンジが実施されましたが一部を除きRVブームへの乗り遅れによりいすゞミュー(UCS69DW)のOEⅯのジャズ (UCS69DWH)やローバージャパン(現ジャガー・ランドローバー・ジャパン)が輸入するランドローバー・ディスカバリー(LJ系)のOEⅯのクロスロード(LJ系)などの他メーカー車によりRVブームに対応していた。
三菱自動車工業

8月から9月の上半期はN10/20系RVRでは唯一の2ドアサッシュレスドアとなった「N13/23W型オープンギア」の追加をはじめにGTO(Z15/16A型)のマイナーチェンジによる1994年モデルへの移行や軽自動車では初の「新安全基準適合車」となったミニカ・ミニカトッポのH30系へのフルモデルチェンジの実施、10月から12月の下半期はギャラン・エテルナ・エメロード(E50/60/70/80系)やディアマンテ・シグマ・ディアマンテワゴン(F10/20系 K45W)とデボネア(S20系)の1994年モデルへの移行が行われて7月に1993/1994年モデルへビッグマイナーチェンジが行われたパジェロ(V20/40系)などを含めたRV系モデルはブームにより絶好調で軽自動車も順調でしたがギャラン・エテルナ・エメロード(E50/60/70/80系)は3ナンバー化によりE30系からの代替が進まずマイナーチェンジにより1994年モデルに移行したディアマンテ(F10/20系)も一時の勢いを失ってたようです。
マツダ

8月から9月の上半期はアンフィニRX-7(FD3S)の2型への改良をはじめにファミリア(BG系)とクロノス・アンフィニMS-6(GE系)の中間に位置づけられて「新安全基準適合車第一号車」として話題となってマツダ店をはじめにアンフィニ店(現マツダアンフィニ店 一部地域のみ存続)やユーノス店(3店舗併売)ランティス(CBA系)の発売やボンゴ(SS系)・ボンゴブローニィ(SR系)とオートザムキャロル(AA6系)などの複数車種のマイナーチェンジ、10月から12月の下半期はユーノス800(TA系)の発売が行われましたが5チャネル作戦の混乱をはじめにRVブームへの乗り遅れからアンフィニRX-7(FD3S)をはじめに7月のNA6CE型からNA8C型へのマイナーチェンジにより車検証上の車名が「ユーノス」から「マツダ」に変更されたユーノスロードスターと言ったスポーツ系を除き新車登録台数の低迷が続いた車種が多く、1994年1月のセンティア(HD系)のマイナーチェンジへの関係からアンフィニMS-9(HD系)の生産終了などチャネル別専売車種の縮小と同時にマツダ店取り扱い車種以外にも「マツダ株式会社」と広告やカタログに大きく表記されて提供クレジットについてもマツダに統一された。
富士重工業(現SUBARU)

8月から9月の上半期はヴィヴィオセダン(KK系)のアプライドB型への改良を実施をはじめにインプレッサ(GF/GC系)のアプライドB型への移行によるアプライドA型時に発売の要望の強かった「スポーツワゴンWRX(GF8)」と4ドアピュアスポーツハードトップセダンWRX(GC8)にVTD-4WDが組み合わせされる4E-AT車の追加、10月から12月の下半期にはレガシィの(BG/BD系)へのフルモデルチェンジをはじめにアルシオーネSVX(CX系)に特別仕様車「S40(CXW)」発売に代表される富士重工業(現SUBARU)創業40周年記念特別仕様車の発売が行われてレガシィのBG/BD系への移行からジャスティ(KA系)やドミンゴ(KJ系 1994年にFA系へフルモデルチェンジ)と言った1980年代に発売された現在では「Aセグメント」と言われる軽自動車ベースの小型乗用車を除きスバル(富士重工業)が自社開発製造を行ういわゆる「普通車」と言われる4ナンバーの商用車を除く5/3ナンバー登録乗用車は平成6年4月(1994年)からの道路運送車両法保安基準改正により平成8年1月以降の継続生産車(1996年)に義務付けられる50㎞前後正面フルラップ衝突実験相当の衝突実験への対応を設計に入れていたことから他のメーカーに比べていち早く「新安全基準適合」への対策が行われていてRVブームによりステーションワゴンが人気の高いことも大きいですがBG系レガシィツーリングワゴンは先代のBF系より人気がさらに高まりBG5型GTシリーズは納車まで時間のかかることも多くGF/GC系インプレッサも好調でしたがCX系アルシオーネはバブル崩壊により苦戦が続き、同じレガシィでもBD系へのフルモデルチェンジによりツーリングスポーツに改称されたセダンはアプライドC型からツーリングセダンに改称されたBC系に比べてBD5型RSがありながら苦戦が続いたようです。
いすゞ自動車

8月から9月の上半期はファーゴワゴン(WF系)のマイナーチェンジをはじめにジェミニのホンダドマーニ(MA4/5/6/7型)のOEⅯ(製造本田技研工業)によるⅯJ系への移行やビッグホーン(UBS25/69系)の中期Ⅰ型へのマイナーチェンジ実施とミューの4JG2型3.1直4OHVターボを搭載するUCS69DW型へのビッグマイナーチェンジが行われいすゞのディーゼル乗用車は平成6年排ガス規制適合車に移行、10月から12月の下半期は1997年に発売したUBS69/25DW系ビッグホーンショートをベースのSUV(クロスカントリーRV)スペシャリティーカー「ビークロス(UGS25DW)」の原型となる1993年7月にバブル崩壊による非RV系乗用車の赤字と経営不振をはじめに当時のいすゞの親会社・北米GⅯ(ゼネラルモータース)の意向により惜しくも生産終了となったJT191S型ジェミニ・PAネロ1.6DОHC16VインタークーラーターボイルムシャーR4WDをベースにするクロスオーバーSUV「ヴィークロス」を東京モーターショーに参考出品、ビッグホーン(UBS25/69系)はRVブームと中期Ⅰ型へのマイナーチェンジ実施により順調でしたがその他車種は苦戦が続きホンダOEⅯのセダンは取引先を含めた関係者と事業所所在自治体ユーザーが多かったようです。
スズキ

8月から9月の上半期はエスクード(TA/TD末尾1W系)などの各種限定車の発売をはじめに軽自動車の革命となってマツダの「オートザム」向けへもAZワゴン(CZ/CY系)としてもOEⅯ供給されたワゴンR(CT/CV系)発売、10月から12月の下半期には各車種のエアコンの冷媒の「R134a」と言われるHFC冷媒への移行をはじめに後席シートベルトELR3点式やサイドドアビームの標準化による安全・環境対策の充実が行われ乗用車でも販売のメインは軽自動車でエスクード(TA/TD末尾1W系)以外の小型乗用車は低空飛行だった。
ダイハツ

8月から9月の上半期はシャレード(G200系)の3ドアスポーティーモデル「デ・トマソ(G201S)」の発売に代表されるG200系シャレードのラインナップ充実をはじめにオプティ(L300系)への5ドアセダンの追加や各車種に用意されるエアコンの冷媒の「R134a」と言われるHFC冷媒への変更、10月から12月の下半期には各車種後席シートベルトELR3点式標準化と限定車の設定が行われましたがシャレード(G200系)はサイズの肥大化により予想ほどではなくY78W型へのビッグマイナーチェンジによりトヨタOEⅯを除く国内向けダイハツ車では唯一の3ナンバーサイズとなったラガー(F70系)は一部の需要のみで軽自動車がメインだったようです。
海外ブランド日本向けモデル

ドイツ系はメルセデスベンツ日本が190シリーズの後継であるが3ナンバー幅となったCクラス(202系)の発売をはじめにミディアムクラス(124系)のEクラスへの通称名の変更と同時にメルセデス主要車種の通称機種名(グレード名)の表記の変更を行いBMWジャパンがBMW基幹車種にお買い得仕様の「セレクション」の発売、フォルクスワーゲンアウディ日本(現フォルクスワーゲングループジャパン)は1994年モデルへの移行時にゴルフ・ヴェント(1H系)のSRSエアバッグとABSの標準化をはじめにアウディブランドでは「B4系80」に8CABC型アバントの追加、ヤナセは当時は北米GⅯ(ゼネラルモータース)グループの一員だったが現在はステランティスグループの一員となったオペル全車種の1994年モデルが1993年11月に発売となった。

スウェーデン系はボルボ・カーズ・ジャパン(現ボルボ・カー・ジャパン)が850にエステート(8B末尾W系)の追加を皮切りにボルボ1994年モデルの発売を行い、ミツワ自動車がサーブ900(DB200系 ヤナセへの移行後の1998モデルから9-3)の発売を行った。

イギリス系はローバージャパンが100(XP14系)とランドローバー・ディスカバリー(LJ系)のホンダ向けOEⅯ(LJ系クロスロード)に合わせた1994年モデルの発売をはじめにジャガージャパン(現ジャガー・ランドローバー・ジャパン)がソブリン(JL系)とXJ-S(JD/JE系)の1994年モデルを発売。

フランス系はシトロエン・ジャポン (ディストリビューターは西武自動車販売と
マツダ・ユーノス事業 1996年から新西武自動車販売とマツダ 1998年から新西武自動車販売の独占輸入 現ステランティスグループジャパンが引き継ぐ)がエグザンティア(X1系)をはじめにシトロエン1994年モデルの発売が行われたがインチケープ・プジョー・ジャパン (現ステランティスグループジャパンが引き継ぐ)発売のプジョーは3063ドア・5ドア (N3系)が東京モーターショーで発表されたが1994年2月発売と言うことから1993年秋商戦では1994年モデルの動きが少なく現在では日産・ルノー・三菱アライアンスの関係から日産自動車系のルノー・ジャポンが輸入するルノーは「JAX」のインポーター撤退により1993年秋商戦時には正規販売がなく1994年にヤナセ系の「フランス・モーターズ」の業務開始により正規輸入が開始された。

イタリア系はフィアットアンドアルファロメオジャパン (現ステランティスジャパン)が発売するパンダ(141系)1994年モデル発売以外のフィアット・アルファロメオ車は1994年1月発売と言うことから1993年秋商戦時には動きはなかったと思われる。

アメリカ系はマツダ製造またはフォード自動車(日本)が輸入元でオートラマが発売するフォード・リンカーン車は1994年に発売された海外メーカーとしては異例の低価格で話題となったマスタング(1FA4P/TP系)と欧州製のモンデオ(WF0系)展示が行われた東京モーターショーで発表された「フォードが日本の道を変える」と言うキャッチコピーと円高に基づきトーラス(FA5/TS300系)とエクスプローラー(FMUX系)をはじめとする輸入フォード車は値段の引き下げ実行をはじめにマツダ製フォード車に限定車の発売を行いヤナセが発売するGⅯ(ゼネラルモータース)車ではカマロ(シボレー CF40系)の上半期の8月のフルモデルチェンジをはじめに11月にキャデラックコンコース(AK44K)に代表されるシボレー・ポンティアック・ビュイック・キャデラック1994年モデルが発表、クライスラージャパンセールス(現ステランティスジャパンが引き継ぐ)が発売するクライスラー・JEEPではアメリカンブランドでは初の型式指定輸入自動車となって本田技研工業がディストリビューターでホンダディーラーが販売することから大ヒットしたチェロキー(7MX)のみが1993年秋商戦時に動きがあったと思います。
今回の冒頭画像については現在ではスポーツクラブと不動産事務所となったが1993年当時は「マツダ」をはじめに「アンフィニ(現マツダアンフィニ 一部地域のみ存続)」や「オートザム(現マツダオートザム)」と「ユーノス(現在は消滅)」、「オートラマ(1994年から屋号はフォード 1997年からフォードセールスジャパン その後、フォード自動車日本 通称日本フォードとの統合により米国・フォード・モーターの100%出資の米国法に基づく直轄子会社フォード・ジャパン・リミテッドへ移行 現在は撤退済み VTホールディングス傘下のピーシーアイがフォード・サービス・ジャパンとしてアフターサービスを実施)」のマツダグループ5チャネル全車種取り扱いで国内最大のマツダグループディーラーショールームとして札幌市手稲区富丘に所在した「オートモール2020」です。
Posted at 2023/09/02 01:04:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 90年代の車 | クルマ
2023年08月24日 イイね!

CBA系ランティスの発表から30周年を経過

CBA系ランティスの発表から30周年を経過本日にマツダが発表したファミリア(BG系)とクロノス・アンフィニMS-6(GE系)の中間に位置づけられるサッシュレスのピラードハードトップ採用のブランニューモデルの4ドアセダン(海外では323アスティナハードトップとして販売)とBG系ファミリアアスティナ後継で海外では「323F(BA系)」として販売される4ドアクーペを用意するグローバルCセグメントカー(現在の基準ではBCセグメントに相当)のマツダランティス(CBA系)の発表から30周年を経過しました。
概要
従来、5ナンバーミドルサイズを担っていたカペラ(GD系)の3ナンバー化によるクロノス・アンフィニMS-6(GE系)への移行により空白となった「CDセグメント」と言われる5ナンバーミドルを担う車種で当初は「アンフィニMS-5」として企画されたブランニューモデルの4ドアセダン(海外では323アスティナハードトップとして販売)と当初は「ユーノス200」としても企画されたBG系ファミリアアスティナ後継で海外では「323F(BA系)」として販売される当初は「ニューツーリングカー選手権」と言われた「JTCC(全日本ツーリングカー選手権)」などのツーリングカー選手権出場を視野に入れた4ドアクーペが用意されて世界最高のボディ剛性と1994年4月(平成6年 継続生産車は1996年1月から適用 平成8年)からの新規型式認定車に適用義務化される1994年50㎞新前面衝突基準をはじめに50㎞後面追突や北米基準の54㎞側面衝突基準と言われる世界最高レベルの衝突安全基準へ対応するサッシュレスドアでありながらセンターピラーを備えるピラードハードトップボディと1994年発売のファミリア・日本フォードレーザー(BHA系)にも採用されるCBAプラットフォームが採用されて5チャネルだった当時のマツダでもマツダ店をはじめにアンフィニ店(現マツダアンフィニ店 一部地域のみ存続)とユーノス店(現在は消滅)の3店舗併売体制となっていた。
ボディ設計
ボディ設計についてはセダン・クーペ共にサッシュレスドアでありながらセンターピラーを備えたいわゆる「ピラードハードトップ」でも徹底したコンピューター解析と高張力鋼板により軽量化を実現しながらも世界最高レベルのボディ剛性を実現した「スポーツボディ」の採用をはじめにKF-ZE型V62.0DОHC24Vエンジンを搭載するCBAEP型2.0V6にはストラットタワーバー(4ドアHTクーペにはリアにも採用)の採用やセンティア・アンフィニMS-9(HD系)に匹敵する遮音静粛性の実現。
さらには2605㎜のロングホイールベースとショートオーバーハングの実現、空力性を高めるエアロパーツや世界最高レベルのボディ・シャシー防錆処理の実現が行われた。
パワートレーン・シャシー
パワートレーンについてはマツダの横置き用V6エンジンの「K系シリーズ」でも世界最高レベルの回転性と吹き上がり性能が評価と専用チューニングにより170psに出力が向上したKF-ZE型2.0V6DOHC24VエンジンのCBAEP型2.0V6への搭載をはじめにCBA8P型1.8には低速トルクと経済性が優れたBP-ZE型1.8直4DОHC16Vの搭載やトランスミッションは「HOLDモード」が備わる4EC-ATと操作性を高めた5速MTが用意された。
シャシーについては1994年発売のファミリア・日本フォードレーザー(BHA系)にも採用される2605㎜のロングホイールベースと限界能力の高いCBAプラットフォームの採用をはじめにマツダのFF車ではBD系ファミリア以来長年使用されている「SSサスペンション」と言われる4輪ストラット式独立懸架の採用やアスベストを使用しない4輪ディスクブレーキ(CBAEP型2.0V6には大径ローターを採用)と2.0V6タイプR(CBAEP)には205/50R16インチハイグリップタイヤ/16インチアルミホイールが採用された。
セーフティ・エコロジー
パッシブセーフティについては国内向けマツダ車としては初の助手席SRSエアバックを備えたデュアルエアバックのメーカーオプション設定をはじめにダイレクトクランプとテンションリューザーを備えた後席中央部を除くELR3点式シートベルトと警告灯の採用や厳格な衝突実験やコンピューター解析とフレーム設計の適正化をはじめにサイドインパクトバーやシートアンダーボックスとより安全性を高めたロールオーバーバルブ採用の燃料タンクの採用により1994年4月(平成6年 継続生産車は1996年1月から適用 平成8年)からの新規型式認定車に適用義務化される1994年50㎞新前面衝突基準をはじめに50㎞後面追突や北米基準の54㎞側面衝突基準と言われる世界最高レベルの衝突安全基準に対応した衝撃吸収安全設計ボディが採用された。
アクティブセーフティについては雨水処理対策としてレインガターモールとドアミラーの外周に3mmのガターの装着をはじめにベーシックグレードの1.8タイプS(CBA8P)を除き4センサー3チャンネル方式の4W-ABSのメーカーオプション設定やさらに2.0V6タイプR(CBAEP)にはビスカスLSDの4W-ABSのメーカーオプション設定とハイマウントストップランプ・プロジェクターヘッドライトの標準化が行われ4ドアHTクーペにはさらにリアワイパーの標準装備、フォグランプ(CBAEP型2.0V6タイプRに標準 その他グレードはディーラーオプション)の設定が行われた。
エコロジーについてはエアコンの冷媒にオゾン層の破壊の少ないHFC R134a「代替フロン」の採用(ディーラーオプションのCBA8P型1.8タイプSを除き標準 CBAEP型2.0V6とCBA8P型4ドアHTセダン1.8タイプXにはフルオートエアコンが標準)をはじめにリサイクル素材の使用と廃車時リサイクル率80%以上可能化や樹脂パーツへのマーキング実施とアスベストの全廃が行われました。
年表
1993年
8月 発表
9月 発売  

荒木真樹彦氏が手掛けるCMイメージソング「LANTIS~誘惑の未来~」発売。
1994年

2月 テレビ朝日系「木曜ドラマ・新空港物語」第5話以降の劇用車にマツダがスポンサーとなったことから4ドアHTセダン2.0V6タイプR前期Ⅰ型(CBAEP)を起用。
新社会人向け特別仕様車4HTクーペ1.8タイプGリミテッド(CBA8P)発売。
4月 1994年シーズンから開始される「JTCC(全日本ツーリングカー選手権)」に4ドアハードトップクーペ2.0V6タイプR(CBAEP)ベースのツーリングレーシングカーが出場するが専用チューニングエンジン「KF-X」のフロントヘビーから1994年シーズンのみで1995年シーズンはBHA8P型ファミリア4ドアセダンベースのツーリングレーシングカーに変更、マツダは1995年シーズンをもって経営不振によりJTCCワークス撤退(プライベーター車両は1996年シーズン以降も出場)。
6月 「JTCC(全日本ツーリングカー選手権)」1994年シーズン出場記念として4ドアハードトップクーペ2.0V6タイプR(CBAEP)に専用大型スポイラーやフロントスポイラーなどのエアロパーツとレイズ製16インチアルミホイールなどの「ツーリングキットAスペック」が装着されたマツダスピードバージョン(CBAEP)が限定発売と既存4ドアハードトップクーペ用の「ツーリングキットAスペック」が発売。
9月 発売1周年記念4HTクーペ1.8タイプGスポーツ(CBA8P)発売。

10月 一部コストダウンが実施された1995年モデル言っていい前期Ⅱ型へ移行、4ドアハードトップクーペにシルバーストーンメタリックが用意される。
1995年
7月 バブル崩壊の長期化とマツダの経営不振によるコストダウンが実施されてデュアルエアバッグのメーカーオプション価格が引き下げられた1996年モデルと言っていい中期型にマイナーチェンジ、同時にキャッチコピーが「ランティス・アピール」から「THE SPORTS BODY」に変更される。
1996年 
6月 バブル期に住友銀行(現三井住友銀行)主導により進められた5チャネル計画の失敗に代表されるバブル崩壊の長期化によるマツダの経営危機により米国・フォード・モーターのマツダに対する資本関係の強化を行い傘下化をはじめにさらなるコストダウンとグレード削減が実施されて運転席SRSエアバッグと4W-ABSが標準化された後期型二マイナーチェンジ、同時にキャッチコピーが「THE SPORTS BODY」から「スポーツボディの約束」に変更される。
1997年 
7月 当時の親会社である米国・フォード・モーター主導の車種削減を行う経営再建をはじめに4HTセダンであればサイズの近いカペラのGF系へのフルモデルチェンジによりランティス(CBA系)は生産終了、輸出用で欧州では好調で北米を除きグローバル展開される「323F(BA系 4ドアハードトップクーペ)」とアジア・オセアニア向けの「323アスティナハードトップ(BA系 4ドアハードトップセダン)」の生産は継続されて「323F(BA系 4ドアハードトップクーペ)」はマツダ3ファストバック(BP末尾S系)の先祖であるファミリアSワゴン(BJ末尾W系)に引き継がれる。
CBA系ランティスについては各車種の専売チャネル化を実現したマツダ5チャネル計画完了後のオートラマ(1994年から屋号はフォード店 1997年からフォードセールスジャパン その後、フォード自動車日本 通称日本フォードとの統合により米国・フォード・モーターの100%出資の米国法に基づく直轄子会社フォード・ジャパン・リミテッドへ移行 現在は撤退済み VTホールディングス傘下のピーシーアイがフォード・サービス・ジャパンとしてアフターサービスを実施)とオートザム店(現マツダオートザム店)を除くマツダ店をはじめに旧マツダオート店のアンフィニ店(現マツダアンフィニ店 一部地域のみ存続)とユーノス店(現在は消滅)の3店舗併売車種と言うことからセールス・ユーザー共に大きく期待されCBAEP型2.0V6に搭載される5ナンバーFF横置き車では数の少ない6気筒エンジンのエンジンのKF-ZE型2.0V6DOHC24Vエンジンをはじめにクラス最高レベルのボディ剛性・衝突安全性・防錆処理や4ドアハードトップクーペの独創的なデザインが評価されて発売当初は好調なセールスを記録しましたがその後は当時全盛期のRVブームにより人気の高い4WDやステーションワゴンのラインナップがないことをはじめに4HTセダンはファミリアのBHA系へのフルモデルチェンジやクロノス兄弟ベースのCG2系であるが「カペラ」の復活や4HTクーペは5ドアハッチバックセダンのジンクス、DW系デミオ発売以前の一部を除くマツダ車全体に当てはまる話ですがマツダを経営危機に追い込み2008年のリーマンショックまで米国・フォード・モーター(現在のマツダはトヨタ自動車と包括提携・一部OEⅯの実施)との資本を強める結果となった5チャネル作戦の失敗によるマツダグループのイメージ悪化により国内販売の低迷が続いたと思います。
当時はマツダが経営危機と言うことから実際には実現しないと思うことですがCBA系ランティスにクーペに近いステーションワゴンである「シューティングブレーグ」が個人的に用意されればいいと思いましたが仮にフルタイム4WDを用意するのであればエンジンルームの関係から2WDと異なり北米用と教習車同様のロングノーズが採用されたBHA系ファミリア4ドアセダン4WD(BHA6R/7R型)同様にエンジンスペースの関係から4HTセダンのノーズが必要で仮に発売されればバランスの悪いデザインと言われたと思います。
海外ではファミリア5ドアハッチバックの役割を引き継ぐ事実上の先代「ファミリアアスティナ(BG系)」同様に「323F(BA系)」として販売されたランティス4ドアハードトップクーペの系譜はファミリアSワゴン(BJ末尾W系 4HTセダンの役割はBJFP型スポルト20が受け継ぐ)が受け継ぎ、その後はBK系からは海外では「3」として販売される「フォードC1プラットフォーム」を採用のグローバルCセグメントカー「アクセラ」でもスポーツがCBA系ランティスであれば4HTクーペの役割を引き継ぎセダンが4HTセダンの役割を受け継ぐBK6FJ型セダンであれば教習車としても多く使用されて2009年はキープコンセプトのBL系にフルモデルチェンジを行い2013年には2014年発売のBM6FJ型教習車を除きKE系CX-5以降のマツダ車に採用される新開発プラットフォーム(SKYACTIV-CHASSIS)やSH-VPTR型2.2クリーンディーゼル(BM2FS/FP/AS/AP BM2AP/AS型AWDは2016年マイナーチェンジ時に発売)に搭載と6EC-AT/6MT(BM6FJ型教習車を除く)に代表される「フルSKYACTIV TECHNOLOGY」をはじめに「マツダコネクト」と言われる専用ナビや「MRCC」と言われるレーダークルーズコントロールなどの豊富な「ADAS」と言われる運転支援システムを採用するBM/BY系にフルモデルチェンジを行い2019年には「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」と言われる新世代車両構造技術をはじめにBPEP/BPEK3R型には「SKYACTIV-X(e-SKYACTIV-X)」と言われるマツダ独自の火花点火制御圧縮着火とマイルドハイブリッドHF-VPH型2.0が搭載されるグローバル統一通称名の「BP系3」に移行ししたが海外では特に北米では「SKYACTIV-Gターボ」と言われるPY-VPT2.5直4ガソリンターボを搭載する25Tシリーズ(BP5FPと思われる)を用意するなど積極的なラインナップですが「三密」回避のためにマスメディア主導により一時的にマイカー論が高まった「COVID-19(SARS-CoV2)」と言われる「コロナ2019」により発生したコロナショック以降顕著となった同一アーキテクチャを採用するDⅯ系CX-30などのクロスオーバーSUVが強い日本ではBP末尾R系と言われる後期型はセダンのラインナップ整理を行うなど低迷が続きマツダ自体も「CX-60(KH系)」からFR縦置きベースの「ラージアーキテクチャー」と多くのグレードにマイルドハイブリッド搭載を含めた自社開発直6ディーゼル・ガソリンエンジンを採用するDセグメント以上のクロスオーバーSUVをリリースする予定ですがFF横置きベースの「スモールアーキテクチャー」の技術的進展は日本国内でも少量販売されている「MX-30(DR系)」に化石燃料を使用しない「BEV(DRH3P)」と言われる電気自動車仕様と現段階では欧州向けが発表されている「e-SKYACTIV R-EV」と言われる「8C型」ロータリーエンジンを「レンジエクステンダー(小型発電用エンジン)」用に搭載と充電により蓄えた電力のみで走行できる「PHEV(プラグインハイブリッド)」仕様をリリースする以外は少なくクロスオーバーSUV以外のマツダのラインナップでは「CAFE」による燃費基準の強化と将来的な「CASE」と言う自動運転化と電動化への対応は他メーカーに比べて遅れていることから課題が出てると言えます。
今回の画像については本日発表30周年となったCBA系ランティスを特集します。
1枚目の画像についてはCBA系ランティスでもサッシュレスドアを採用するいわゆるピラードハードトップとハッチゲートの4ドアハッチバックボディを持つ4ドアハードトップクーペの最上級グレードでKF-ZE型2.0V6DОHC24Vエンジンの搭載と16インチハイグリップタイヤ/アルミホイールを備え新安全基準第一号認定により超ショートオーバーハングでも高い追突安全性とスパークルグリーンメタリック塗装が話題となったマツダランティス4ドアハードトップクーペ2.0V6DОHC24VタイプR(CBAEP 前期Ⅰ型)です。
2番目の画像については前期Ⅰ型(1994年モデル)4ドアハードトップセダン2.0V6DОHC24VタイプR(CBAEP)がテレビ朝日系「木曜ドラマ・新空港物語」第5話以降に劇用車として使用されたマツダランティス4ドアハードトップセダン2.0V6DОHC24V(CBAEP型前期Ⅱ型1995年モデルもしくは中期型のタイプR/タイプXと思われる)です。
3番目の画像についてはCBA系ランティスでも一部コストダウンが実施された1995年モデルと言っていい前期Ⅱ型で4ドアハードトップクーペの通常グレードに4HTクーペ特別仕様車「1.8タイプGリミテッド/スポーツ(CBA8P)」で好評だったシルバーストーンメタリックが用意されたマツダランティス4ドアハードトップクーペ2.0V6DОHC24VタイプR(CBAEP 前期Ⅱ型)です。
Posted at 2023/08/24 00:05:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 90年代の車 | クルマ
2023年04月01日 イイね!

今年度に発売30周年の車

今年度に発売30周年の車今回の記事については今年度に発売30周年を経過する1993年度(平成5年度)と言われる1993年4月から1994年3月までにフルモデルチェンジをはじめにブランニューモデルや派生車種により発売された乗用新車発売年表です。
1993年(平成5年)
4月 国産車 無し
輸入車 リンカーンマークⅧ (L90V)近鉄モータース(その後のクインランド・カーズ フォーピラーズ 現在は廃業)
5月 国産車 トゥデイ アソシエ (JA4/5型) 本田技研工業
ミラージュアスティ (CA系) 三菱自動車工業
ジムニーシエラ (JB31W) スズキ
スープラ(JZA80)トヨタ自動車
インテグラ3ドアクーペ (DC1/2) 本田技研工業
ラルゴ (W30系) 日産自動車
スバルヴィヴィオTトップ (KY3) 富士重工業 (現SUBARU)
輸入車 800 (RS系) ローバージャパン

Sクラスクーペ (C140系 1997年モデルからCLクラス) メルセデスベンツ日本 (一時期はダイムラークライスラー日本)
6月 国産車 無し
輸入車 無し
7月 
国産車 クルー (K30系) 日産自動車
インテグラ4ドアハードトップセダン (DB6/7/8/9) 本田技研工業
輸入車 無し
8月 国産車
スカイライン (R33系 車検証上同一型式で4ドアセダンと2ドアクーペを用意) 日産自動車
RVRオープンギア (N13/23W) 三菱自動車工業


ランティス (CBA系 車検証上同一型式で4ドアハードトップセダンと5ドアハッチバックセダンに分類される4ドアハードトップクーペを用意) マツダ
ジェミニ (ⅯJ1/2型)いすゞ自動車 (製造元本田技研工業 ⅯA5/6/7型ホンダドマーニ OEⅯ) 
輸入車 カマロ (シボレー CF40系) ヤナセ(2001年モデルから日本ゼネラルモータース 現GⅯグループジャパン)
9月 
国産車 アコードセダン (CD系) 本田技研工業
ワゴンR (CT/CV系) スズキ
ミニカ・ミニカトッポ (H30系) 三菱自動車工業
輸入車
10月 国産車 
ユーノス800 (TA系 1997年からミレーニア) マツダ
ジャズ (UCS69DWH) 本田技研工業 (いすゞ自動車製造 UCS69DW型ミューのOEⅯ)
セリカ・カリーナED・コロナEXIV (ST200系) トヨタ自動車
シルビア (S14系)日産自動車

アスコット・ラファーガ (CE4/5型) 本田技研工業


スバルレガシィツーリングワゴン・ツーリングスポーツ (BG/BD系 アプライドA型の途中からBD系ツーリングスポーツはツーリングセダンに名称変更) 富士重工業  (現SUBARU)
輸入車 850エステート (8B末尾W系) ボルボ・カーズ・ジャパン (現ボルボ・カー・ジャパン)
セプタークーペ (VCV/SXV15型) トヨタ自動車
Cクラス (202系)メルセデスベンツ日本 (一時期はダイムラークライスラー日本)

エグザンティア (X1系) シトロエン・ジャポン (ディストリビューターは西武自動車販売とマツダ・ユーノス事業 1996年から新西武自動車販売とマツダ 1998年から新西武自動車販売の独占輸入 現ステランティスグループジャパン)
サーブ900 (DB200系) ミツワ自動車 (1997年モデルからヤナセ 1998年から9-3)
80アバント (8CABC) フォルクスワーゲンアウディ日本 (1998年から2021年までアウディジャパン 現フォルクスワーゲングループジャパン)
11月 国産車 無し
輸入車 キャデラックコンコース (AK44K)ヤナセ (現GⅯグループジャパン)
クロスロード (LJ系) 本田技研工業 (LJ系ランドローバー・ディスカバリーのOEⅯ 輸入元ローバージャパン 現ジャガー・ランドローバー・ジャパン)
12月 国産車 無し
輸入車 無し

1月 国産車 サニー (B14系) 日産自動車
 カレン (ST206/207型) トヨタ自動車
輸入車 ヴァナゴン (70ACU) フォルクスワーゲンアウディ日本 (現フォルクスワーゲングループジャパン)
2月 国産車 ホライゾン (UBS25/69GWH型) 本田技研工業 (いすゞ自動車製造 UBS25/69GW型いすゞ・ビッグホーンのOEⅯ)
輸入車 アコードワゴン・クーペ (CD7/8/CE2型)本田技研工業 
3063ドア・5ドア (N3系) インチケープ・プジョー・ジャパン (現ステランティスグループジャパン)
3月 
国産車 アスカ (CJ1/2型) いすゞ自動車 (本田技研工業製造 CD系ホンダ・アコードセダンのOEⅯ)
輸入車 ビジョン (LHF) クライスラージャパンセールス (ディストリビューターは西武自動車販売 現ステランティスグループジャパン)
1993年度はバブル崩壊の本格化と平成5年度は4.5%(平成4年4月から平成6年3月まで)だったが平成6年4月からの民間名義の自家用乗用登録新車に適用される「自動車消費税」の3%(緑ナンバー若しくは官公庁名義とリース・レンタカー用車は乗用登録でも開始時から3% 平成4年3月までは6%)への引き下げを見据え1992年度(平成4年4月から平成5年3月)に比べて国産車は27車種をはじめに輸入車15車種や日本メーカー海外生産車4車種の合計46の乗用車種(5/3ナンバー     貨物と乗務員を含めて11人以上は除く)が発売されましたがバブル崩壊の本格化により新規型式車の発売がない月も多く夏休み明けの8月後半以降から国産・輸入問わず基幹車種のフルモデルチェンジが相次ぎましたがバブル崩壊の影響を受けたモデルが多く昨年度以上に大半の車種に自動車消費税減税と同時に標準化が進みオプション(メーカーライン ディーラー後付けを含めて)設定されるエアコンの新冷媒化(HFC R134a)をはじめに平成6年4月(1994年 輸入車は平成7年4月 1995年)からの道路運送車両法保安基準改正により平成8年1月以降の継続生産車(1996年 輸入車は平成9年以降 1997年)に義務付けられる50㎞前後正面フルラップ衝突実験をはじめにサイドドアビームや後席右左ELR3点式シートベルトとシートベルト警告灯を義務付けた「新安全基準適合」と北米側面基準適合のために3ナンバー化を進めるなど昨年度以上に安全・環境と言った社会的性能を高めた車種が発売されましたが「マツダ・ランティス(CBA系)」がその後ファミリア・日本フォードレーザー(BHA系)に採用されるCBAプラットフォーム採用により5ナンバーサイズに収めながら新安全基準適合第一号車となって夏休み以降から正規輸入が開始された海外メーカーの基幹車種については円高により低価格化を進めて「外車の価格破壊」のスタートとなり輸入車のシェア拡大を進めました。
バブル崩壊と同時に人気が高まっていたクロスカントリー4WD(SUV)やステーションワゴンとミニバンなどのRV車については日産自動車が「セレナ(C23系)」の派生であるが3ナンバー幅となった1.5BOXセミキャブオーバーミニバン「ラルゴ(W30系)」を発売をはじめに富士重工業(現SUBARU)が「スバルレガシィツーリングワゴン」をBF系からBG系にフルモデルチェンジをしたり本田技研工業が北米生産の「アコードワゴン」をCB9型からCE2型にフルモデルチェンジするなどして先代以上に人気を高めてステーションワゴンは乗用車の一つとして定着しました。
Posted at 2023/04/01 10:50:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 90年代の車 | クルマ
2022年10月29日 イイね!

X90系マークⅡ発売から30周年を経過

X90系マークⅡ発売から30周年を経過本日にトヨタ自動車から発売した全車3ナンバーサイズに移行した主力アッパーミドルハイオーナーサルーン(DEセグメント 現在ではDセグメントに相当)のコロナマークⅡ(4代目X60系まで)から加算して第7世代目モデルの「マークⅡ(X90系)」の発売から30周年を経過しました。
概要
マークⅡとしては第7世代目(チェイサーでは第5世代目 クレスタでは第4世代目)となるX90系は先進装備が充実した3.0グランデG(JZX91)/2.5グランデG(JZX90)のラグジュアリーレンジをはじめに量販仕様の2.5グランデ(JZX90)/グランデ(GX90)のスタンダードレンジや後輪に5リンク式車軸懸架が採用された先代(X80系)のLX/SX80型と異なりシャシー共通化により4気筒でありながら4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションが採用されたグロワール(LX/SX90)/GL(LX/SX90)のベーシックレンジと新たに1JZ-GTE型2.5DОHC24Vインタークーラー付きツインターボ搭載の「JZX90型ツアラーV」が話題となったツアラーⅤ/ツアラーS(JZX90)のスポーツレンジが用意されて途中から消費税導入と同時に3ナンバー車の自動車税を引き下げた税制改革により1JZ型2.5が搭載されるJZX81型と7Ⅿ型3.0が搭載されるMX83型が用意されたが5ナンバーサイズが基本でサッシュレスドアでありながらセンターピラーを備えたピラードハードトップとサッシュ付きセダンが用意されるX80系とは異なり車検証上型式は同一でありながらも3兄弟ともにボディパネルの互換性のないスタイリッシュなデザインを採用するサッシュレスドアでありながらセンターピラーを備えるピラードハードトップ(チェイサーも独自外板でありながらもサッシュレスドアでもセンターピラーを備えるピラードハードトップでクレスタはプレスドアのスタイリッシュセダンのみの3種類となって全車3ナンバー化でありながらも同時に軽量化されました。
ボディ設計・シート・パッケージング
ボディ設計については先代のX80系に比べてコンピューター解析と「FEⅯ」と言われる有限要素法により高剛性化を実現をはじめに同時に電装機器を含めた大幅な軽量化を実現や高張力・防錆鋼板と静粛性を実現、さらにはウレタン部分に「TSOP」と言われるトヨタ・スーパー・オレフィン・ポリマーの採用など廃車時の高いリサイクル率と重量バランス向上と後面追突時の二次被害の考慮から燃料タンクの後席後リアアスクル上配置を行っている。
シートとパッケージングについてはツアラーシリーズを除く2.5(JZX90)と3.0グランデG(JZX91)に運転席パワーシートの標準装備化とGグレードに助手席パワーシート(JZX90型は本革シートとセットオプション JZX91型は単独設定あり)をはじめに全車3ナンバーボディの採用とホイールベースの50㎜拡大により後席居住性の向上が行われ足元スペースは大幅に拡大された。
コクピット・先進装備についてはGPS光ファイバージャイロにより測位を行うCD-ROM式ナビゲーションやカレンダーをはじめにオーディオ設定やマイコンフルオートエアコンのタッチパネルによる操作を行いDSP付きスーパーライブサウンドを備えた「EⅯV」と言われる「エレクトロマルチビジョン」とさらには本革シートとSRSエアバッグのセットオプション車には電動チルトテレスコピックステアリングのグランデGシリーズ(JZX90/91)へのメーカーオプションをはじめにオゾン層の破壊の少ない「R134a」HFC冷媒を採用したマイコンフルオートエアコンの全車標準装備化やスペースビジョンメーターの設定が行われた。
パワートレーン
エンジンについてはJZX90型でもツアラーⅤに搭載される1JZ-GTE型2.5直6DОHC24Vインタークーラー付きツインターボをはじめにその他JZX90型車に搭載される1JZ-GE型2.5直6DОHC24VやJZX91型車に搭載される2JZ-GE型3.0直6DОHC24Vの3種類のスポーツツインカムとGX90型に搭載される1G-FE型2.0直6DОHC24Vの1種類のハイメカツインカムの4種類の直6が用意されグロワールやGLと言われるベーシックレンジでもSX90型に4S-FE1.8直4DОHC16VとLX90型に2L-TE型2.4直4SOHCディーゼルターボが用意された。
トランスミッションについてはJZX90/91型とGX90型の直6エンジン車に「ECT」と言われる油圧電子制御式4速オートマチックトランスミッションの搭載をはじめにLX/SX90型の直4エンジン車にオーバードライブ付き油圧機械制御式4速オートマチックトランスミッションの搭載、さらにはJZX90型ツアラーVをはじめにGX90型グランデとLX/SX90型直4エンジン車には5速MTの搭載が用意された。
シャシー・安全性
シャシーについては全面変更されてGX・JZX81/MX83型と言われる直6エンジン車にフロントストラットリアダブルウィッシュボーンの4輪独立懸架とSX/LX80型と言われる直4エンジン車に後輪車軸懸架が採用されたX80系とは異なり4輪ダブルウィッシュボーン式独立サスペンションが全車に採用されることをはじめにアスベストを廃止した4輪ディスクブレーキ(JZX90型ツアラーVのみ4輪ベンチレーテッドディスク)の採用や先代のX80系では主要グレードにメーカーオプションされたがバブル崩壊により3.0グランデG(JZX91)のみに「TEMS」と言われる電子制御サスペンション・205/60R15タイヤの採用とさらにはツアラーV(JZX90)にはトルセンLSDと後輪に「225/50R16」言われる前輪とサイズの異なるタイヤがメーカーオプション設定された。
安全性については衝撃吸収ボディと高剛性キャビンを採用する前後フルラップ衝突に対応した衝撃吸収ボディ「CIAS」と側面衝突時にセンターピラーと合わせてキャビンを守るサイドドアビームや後席右左を含めたELR3点式シートベルトと燃料漏れロールオーバーバルブの標準採用と運転席SRSエアバッグのメーカーオプション設定をはじめに急ブレーキ時にタイヤのロックを防ぐ4輪ABSと凍結路をはじめとする駆動輪のスリップ時にエンジン出力を抑えるTRC(エンジン出力制御タイプは一部を除くJZX/LX90型にメーカーオプション エンジン出力・車輪ブレーキ制御タイプはJZX90/91型に標準装備)の設定や超音波水滴除去式ドアミラーのグランデGシリーズ(JZX90/91)にメーカーオプション設定と運転席シートベルト警告灯、ハイマウントストップランプ(寒冷地仕様はリアワイパー標準のため受注生産 吊り下げ式を用意)が標準装備された。
1992年
10月 発売。
12月 トヨタ自動車九州宮田工場による生産が開始(JZX/GX90)。
1993年
4月 2.0グランデ(GX90)と2.4グロワール(LX90)に「エクセレントカラーパッケージ」を限定販売。

10月 「i-Four」と言われる電子制御式センターデフ式フルタイム4WDを採用するグランデFourシリーズ(JZX93)の発売をはじめとする前期Ⅱ型への一部改良の実施やスタンダードレンジ「グランデ(GX/JZX90)」のメーカーオプション設定とボディカラーの拡大を実施をはじめに2.0グランデ(GX90)ベースの「グランデレガリア(GX90)」や2.4グロワール(LX90)ベースの「エクセレントカラーパッケージ(LX90)」と2.5グランデ(JZX90)をベースに運転席SRSエアバッグと4輪ABS(TRCはメーカーオプション)を標準装備化した「2.5グランデハーモニーパッケージ(JZX90)」を限定発売。
1994年
4月 平成6年度税制改革により官公庁若しくは緑ナンバーのタクシー・ハイヤーなどの事業用登録車とレンタカー・リース提供登録車を除く乗用車消費税3%化に合わせて2.0グランデ(GX90)ベースの「グランデレガリア(GX90)」と2.4グロワール(LX90)に「エクセレントパッケージ(LX90)」を限定販売。

8月 外装変更は小規模で当初は予定されていたがバブル崩壊によるコストダウンの拡大により助手席へのSRSエアバッグのメーカーオプション設定が見送りとなった後期型へのマイナーチェンジを実施。
12月 2.0グランデ(GX90)ベースの「グランデレガリア(GX90)」と2.4グロワール(LX90)に「2.4グロワールリミテッド(LX90)」を限定販売。

平成6年度導入の私服用セダン型無線車(2500㏄級 警光灯付き AT)をトヨタ自動車が落札、後期Ⅰ型2.5グランデ(JZX90 JZX93型グランデFourも同時導入されたと思われる)を都市部の都道府県警察に納入されて刑事部機動捜査隊用覆面パトカーとして使用された。
1995年
4月 運転席SRSエアバッグを標準装備化した2.0グランデ(GX90)ベースの「グランデリミテッド/グランデレガリア(GX90)」と2.5グランデ(JZX90)ベースの「グランデレガリア(JZX90)」を限定販売」。
8月 平成8年1月以降の継続生産車に義務付けられる新安全基準対応や運転席SRSエアバッグの全車標準装備化と2L-TE型2.4直4SOHCディーゼルターボが搭載されるLX90型の平成6年排出ガス規制適合(KD-)をはじめとする後期2型への一部改良をはじめにメーカーオプションのCD-ROMナビが「EⅯV」と言われる「エレクトロマルチビジョン」からマルチAVステーションに変更されるコストダウンが行われてグランデFour(JZX93)に特別仕様のスペシャルパッケージが用意された。
12月 「グランデレガリア(JZX/GX90)」にマルチAVステーションを標準装備化した「グランデレガリアナビパッケージ(JZX/GX90)」を限定販売。
1996年 
4月 新グランデリミテッド(GX90)を限定販売。
8月 生産終了、翌月にマークⅡとしては8代目のX100系フルモデルチェンジ。
「人へ。・社会へ。・地球へ。」と言うトヨタのスローガンに基づいて全車3ナンバー化を行いながらも軽量化による環境・省資源への対応をはじめに走りと安全性を高めたX90系マークⅡについては代替母体の大きいハイオーナーカーで先代のX80系と異なり全車3ナンバーへ移行しながらも安価な価格と言うことから前期型では3ナンバー新車登録シェア№1を記録して3ナンバー車の登録台数を大きく増加させましたがパンタグラフ式ではなくケーブル式パワーウィンドウ採用などバブル崩壊のコストダウンと軽量化により140系クラウンロイヤルを含めたマークⅡ兄弟以外の3ナンバーサルーンや先代のX80系後期型も同様でしたがマークⅡを取り合うトヨペット店におけるN130系ハイラックスサーフの取り扱いに代表されるバブル崩壊期のRVブームによりX70系やX80系前期型のようなカリスマ性も失い始めていて、CD系アコードをベースとするホンダ自社生産初の3列シート車でR10/20系エスティマファミリー以上にミニバンブームを巻き起こしてマークⅡ3兄弟以上に3ナンバー車市場を拡大することとなって本田宗一郎氏の死とバブル崩壊期にRVブームへ乗り遅れて販売不振になったことからクライスラー系で現在はステランティスN.V.の一部ブランドとなった「JEEP」をはじめに当時はローバーグループで現在ではインド・タタモーターグループとなった「ランドローバー」やいすゞ自動車のRVをOEⅯ扱いで取り扱こととなったホンダのV字回復を果たした「オデッセイ(RA1/2)」発売2か月前の1994年8月に発売となった後期型はJZX90型2.5は前期型ほどではなくてもGX90型2.0であれば台数が出ても他のトヨタ車も同様でしたが日産やホンダではメーカーオプション設定する車種の多い助手席SRSエアバックがメーカーオプション設定されないことから遅れた車とみられ苦戦が続き、当時発生したオウム真理教(現Aleph) 関連の事件によりATパワーウィンドウ装備の秘匿性の高い車両への代替が進められていた警察関連への納入が相次ぎました。
その後マークⅡは3兄弟としては最後の世代でキャリーオーバーでありながらもグローバル基準の全方位対応衝突安全ボディ「GOA」を採用して「チェイサー」であればJZX100型ツアラーⅤが現在でも高い人気で25年ルールの解禁により北米輸出が積極的に進んでいるX100系は全車フル3ナンバーサイズと他メーカーであるが「マツダ6/アテンザ(GJ系)」にも通じるローノーズハイデッキによりX90系を敬遠したX70/X80系の3ナンバー仕様JZX81/MX83型以外のユーザーもある一定は取り戻しましたがRVはブームから定着に進み現在では全車取り扱いであるがトヨペット店の主力車種の「ハリアー(U10系)」の発売により予想ほどではなく新車登録年数の関係から90系や100系前期型と異なりエコカー補助金による廃車対象外で現在人気の後期型は苦戦が続き、従来通りの直6エンジン搭載でありながらエンジンとバッテリーを車軸後に搭載をはじめに燃料タンクをシート床下に搭載してロングホイールベースショートオーバーハングの「FRマルチプラットフォーム」が採用されてサッシュ付きセダンとなったX110系に移行してビスタ店用兄弟車の「ヴェロッサ」やステーションワゴン「ブリット(末尾W系)」も発売されましたが背高パッケージデザインが敬遠されマークⅡは2004年(末尾W系ブリットは平成12年排ガス規制車最終生産年の2007年に生産終了)で終了しました。
2004年11月にX1#系統の型式は2003年12月に12代目の移行と同時にすべてを一新するフルモデルチェンジとなった「クラウン(GRS180系)」や「レクサスGS(GRS190系 2005年発売)」同様により重量バランスが改善された「Nプラットフォーム」が採用される「マークX(GRS120系)」に移行しましたが3/4GR型V6ストイキ直噴エンジンや多段式ATとサッシュセダンであるがクーペに近いスタイリッシュなデザインが評価されて人気となり2009年にGRX130系にフルモデルチェンジとなってゼネラルブランドのDセグメントセダンでは少ない縦置きFRと言うことから根強い人気はありましたが2012年8月に発売となった中期型以降から以前ではカペラ・クロノス・アンフィニMS-6のG系統の型式を引き継ぐことから以前は格下であったがGJ系へのフルモデルチェンジによりGRX130系マークXどころかGH系アテンザと同一のFF横置きを採用するAVV50型カムリよりも大きい全長となった「アテンザ(マツダ 現6)」に敗北して同時に機動捜査用車として導入され走りに力を入れた限定仕様があってもマークX=覆面パトカーと言うイメージが付き2016年に「ADAS」と言われる運転支援装置の一つである「Toyota Safety Sense P (現Toyota Safety Sense)」を充実させても苦戦が続き2017年カムリのグローバルモデル第一世代(XV10系)の「セプターセダン」から数えて6代目(5ナンバーモデルを含めれば10代目)のAXVH70系へのフルモデルチェンジにより人気を高めたことと逆にマークXは苦戦を余儀なくされてトヨタのラインアップ再編と平成30年排ガス規制と燃費基準の関係から2019年に生産終了となりました。
現在でもかつてのマークⅡのようなゼネラルブランド縦置きFRと2500㏄以内の6気筒を望む顧客も多いようですが「CAFE」による燃費基準の強化により小排気量マルチシリンダーは不可能で2017年の東京モーターショーに出品されたHD系センティア/アンフィニMS-9のデザインに近いサッシュレスドアを採用するコンセプトカー「ビジョンクーペ」のデザインモチーフを活用する直6エンジンを縦置きに搭載するAWDを含めたFRアーキテクチャー採用のセダン次期モデルの詳細は現状ではまだ不明であるがマツダのように3000㏄クラス以上でありますが新世代FRアーキテクチャーにより「CX-60(KH系)」を皮切りに採用されるFRプラットフォームと縦置き直6エンジンを再開発した例もありますがトヨタの場合は「COVID-19(SARS-CoV2)」と言われる新型コロナウイルスだけではなく2020年度後半以降から感染・発症が大きく広まった「SARS-CoV2」の一種でイギリス由来の「N-501Y変異株」やインド由来の「B.1.617」とΔ株やλ株さらには「ミュー株」や昨年度下半期から蔓延した「オミクロン株」やさらには今年夏からの「BA4/5」の蔓延による発生した「コロナショック不況」による官公庁用途を除く製品納入への影響も出てる半導体不足によるラインナップ再編から「クラウン」を日本国内専用(210系までは中国でも販売)のAWDも用意する縦置きFR(22系)のセダン(2024年前後にグローバルモデルとして復活予定)からグローバル展開を視野に入れたAXZH10型レクサスESと同様のGA-Kプラットフォームを採用するFF横置きハイブリッドモーターAWDベースの「クラウンクロスオーバー(H35系)」に移行して生き残りを図ろうとして今後も将来的な「CAFE」によるさらなる燃費基準の強化と将来的な「CASE」と言う「ADAS」を含めた運転支援装置を含めた自動運転化と「BEV」と言われる電気自動車をはじめに水素と言った非化石燃料の電動化に対応していく課題が出ていてレクサスなどのプレミアムブランドも含めて2500㏄以内の6気筒と縦置きFRの組み合わせは出ないと言えます。
今回の画像については今回、発売30周年となったX90系マークⅡを特集します。
1枚目の画像についてはX90系マークⅡでもスポーツレンジの「ツアラーシリーズ」で1JZ‐GTE型搭載のハイパワーグレードとして話題となったトヨタマークⅡツアラーV前期型(JZX90 Ⅱ型と思われる)です。
2枚目の画像についてはX90系マークⅡでも1993年10月の前期Ⅱ型への一部改良により追加されたマークⅡ3兄弟では初の4WDモデルで「i-Four」と言われる電子制御式センターデフ式フルタイム4WDを採用されたトヨタマークⅡグランデGFour前期Ⅱ型(JZX93)です。
3枚目の画像についてはX90系マークⅡでも1994年8月のマイナーチェンジによりさらなるコストダウンが行われたトヨタマークⅡ2.5グランデGEⅯV装着車後期Ⅰ型(JZX90)です。
4枚目の画像については1994年8月のマイナーチェンジによりさらなるコストダウンが行われた後期型でも平成6年度導入の私服用セダン型無線車(2500㏄級 警光灯付き AT)をトヨタ自動車が落札したことにより後期Ⅰ型2.5グランデ(JZX90 JZX93型グランデFourも同時導入されたと思われる)が刑事部機動捜査隊配属の覆面パトカー用として都市部の都道府県警察本部に納入されたトヨタマークⅡ2.5グランデ後期Ⅰ型(JZX90)です。
Posted at 2022/10/29 00:07:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 90年代の車 | クルマ

プロフィール

「11月22日午後 http://cvw.jp/b/344557/48778836/
何シテル?   11/22 17:07
最近の車と1980年代から1990年代の車を主力にしたブログです。                    たまには、生活についても触れたいと思っています。 ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

       1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23242526272829
30      

リンク・クリップ

カー&ドライバー「名車復刻版カタログ」 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/09/14 21:57:50
プロダクトプレイスメント 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/08/23 11:00:13
4/20の第35回トヨタ博物館CCF用に私が作成展示したパネル『ユーノス500 紹介編』 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/07/27 22:14:55

愛車一覧

トヨタ プレミオ トヨタ プレミオ
今回納車になった車です。 本来はアリオンのA20(AZT240)にしたかった。 18X  ...
トヨタ カムリ トヨタ カムリ
北海道では少ないFF車です。 2.0ZX 平成3年 ...
日産 サニー 日産 サニー
2台目の車です。 平成22年6月退役、廃車。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation