
今さらながらのレポですが(汗
去年年末の12/23~24と1泊2日で北関東ドライブを楽しんできました。
毎年年末に行っている『今年一年おつかれさま、自分』のドライブ旅行になります。
昨年は・・・・そうだった、震災前のいわきに行ったんだっけ。。。
今回の行き先は
昨年11月29日のblog:『【クイズ】北関東の脳内???エリア』でも紹介した北関東の群馬県・栃木県・茨城県・埼玉県の県境がぐちゃぐちゃっとあるエリア、僕が通称『北関東脳内暗黒県境エリア』『北関東ソース文化圏』などと呼んでるあたりです。
だ~いたい日本のこのあたりです。
このエリア、航空写真で県境無しの画像だと不思議と違和感がありません。真中のハート型の湖は渡良瀬貯水池です。
共通の独特の「訛り」があり、小麦食・ソース食が共通だったり、織物・繊維産業という文化も共有する同一文化圏で、最近は夏に日本一暑いエリアとしても有名だったりします。

ところがここに県境の線を乗せるととたんにこんなにぐちゃぐちゃ(笑)
東北道を北上していると埼玉を過ぎたらなぜか群馬県の短い区間があったりして変な感じがしますが、南関東に住んでる元関西人の僕にとっては街の配置と県境がでたらめに思えます(汗

僕の脳内では左からダルマ(群馬)・イチゴ(栃木)・梅の花(茨城)が馬の頭型の埼玉の上に乗っかってる、っていう認識なんですよね(汗

そこで今回のドライブテーマは『きっちり各県の県境を見極めて、頭の中の暗黒を晴らそう!』でした。
興味のない方にはとてもつまらない長レポートになりますので、このあたりで読むのはやめてスルーしちゃってください(笑)
まず目指したのは朝メシ!(爆)春日部(埼玉県)の公設市場内の
食堂、秀子です。
埼玉県春日部市小渕243 TEL048-761-1790 06:00~14:00 朝食営業、ランチ営業、日曜営業
【地図URL】
http://www.mapion.co.jp/m/35.9913166666667_139.761469444444_10/
市場の食堂は早朝から始動派の僕にはありがたい営業時間で、06:00~14:00という営業時間。ここで朝からナマズフライ定食を喰うぞ!と出かけましたが・・・・

開いてないし。。。_| ̄|○
HPでなく電話で確認しとくべきでしたね><;
なぜ春日部始点だったかというと、最初の目的地が千葉の北端だったから。
春日部(埼玉県)から江戸川を渡って東側がチーバ君の鼻先の部分、関宿(千葉県)となります。

ここが千葉の最北端ダ!!!!(爆)

【地図URL】
千葉県野田市関宿三軒家
http://www.mapion.co.jp/m/36.0985686111111_139.788463333333_9/
この細長い半島状の先端がこんなに北にある、という意識は千葉県民の大多数には無いのではないでしょうか?(笑)
この半島の東側にある利根川を渡れば茨城県となります。

次に見極めに行ったのが少し北上したところ。
ここが茨城県の最西端ダ!!!(爆)

【地図URL】
茨城県古河市西町
http://www.mapion.co.jp/m/36.1909177777778_139.696971666667_9/
この古河市(茨城県)は宇都宮市(栃木県)や小山市(栃木県)よりはるかに西に位置します。
僕の頭の中の暗黒の大きな一因なわけです。
この古河市の皆さんって自分の県の県庁(水戸市・茨城県)行くのが猛烈に遠いし行きにくいですよね(汗
この古河ゴルフリンクスから渡良瀬川を西に渡った河川敷が栃木県最南端となります。
ここは車では入れなかったので目視で見極め(笑)
ここが栃木の最南端ダ!!!(笑)

【地図URL】
栃木県栃木市藤岡町内野
http://www.mapion.co.jp/m/36.1972502777778_139.690360833333_8/
ここまで読んでいただければこの谷中湖(渡良瀬遊水地)がどうやらこんがらがった県境の中心であることは既にお気づきですね(笑)
その形状はハート型でとてもスマートなんですが、県境(白いー<・>ー線)がうじゃうじゃ絡み合ってて実にカオスです。

このあたりの皆さんは地方紙は何新聞読んでるんだろう?テレビのローカル局は何を見てるんだろう?(大きなお世話・爆)
谷中湖の左岸を少し北上すると
道の駅きたかわべ(埼玉県)があります。
車が停まってるところ自体は埼玉県ですが、群馬県から、真中にあるはずの栃木県をないがしろにして茨城県の筑波山が見える、という『北関東脳内暗黒県境エリア』マニアにはたまらない1枚!(爆)
ここが群馬の最東端ダ!!!

【地図URL】
群馬県邑楽郡板倉町大字海老瀬
http://www.mapion.co.jp/m/36.2066008333333_139.666958888889_8/
よ~し、これで県境欲(?)は満たされたので次はこのエリアへ来た際のお楽しみ、ポテトとポテト入りやきそばというソース食を求めて谷中湖の西側を北上し、

栃木市にある
『大豆生田商店』さんへ。
栃木市薗部町2-19-32 TEL0282-22-3796 10:00~19:00 月曜定休
【地図URL】
http://www.mapion.co.jp/m/36.3743305555556_139.718905555556_10/

10:00よりやってますんで夜に備えて早めに昼を喰っておきたい僕としては大助かり(笑)
店内のイートインスペースで早速ポテト入り焼きそばです。
関西では絶対やりませんが僕はすっかりお気に入りになりました。

うんうん、安っぽくて(実際に安い・笑)美味いなぁ~(幸福
そしていもフライ(ポテト)。こちらのは
足利で喰った天ぷらタイプ(旧来タイプ)でなく、パン粉のフライタイプ(新タイプ)となります。
ソースが2種類選べます。

しょうがないから2本頼みましたよ(笑)

甘いソースとは佐野のミツハのフルーツソースがベース(写真左)、甘酸っぱいソースとは栃木市の林屋本店の蔵の町ソース(中濃ソース)がベース(写真右)との事。実際に喰ってみるとミツハが断然美味いですね。林屋のはブルドックのトンカツソース(館林市)の味に近く凡庸で甘酸っぱいというより少し塩辛かったです。
このエリアのポテトとポテト入りやきそばに代表されるソース食の由来については
コチラの過去blogからのリンクをご参照ください。
さて、せっかく栃木市を北上してきたので、前々からぜひ喰ってみたい!と思っていた栃木県の隠れたB級グルメの1つ、鳥亀さんの唐揚げを喰いに行ってみました。

栃木のB級グルメの選手権として、「
とちぎ元気グルメ選手権」が開催されたことはあまりに有名ですが(笑)、
その準グランプリに輝いたあの「鳥亀特製骨なしからあげ」です!
いつまでも宇都宮餃子だけじゃないんですよ~、栃木の底力は。
鳥亀 都賀町本店
営業時間 AM10:00~PM7:00(休憩PM1:00~PM3:00)*売切れ次第終了 定休日 水曜日
【地図URL】
http://www.mapion.co.jp/m/36.4248333333333_139.752477777778_10/

ううう、いもが腹にたまって苦しいのに。。。。一気に3つ喰っちゃった!><;
こりゃ美味いなぁ!!!
かなりスパイシーでしっかりと下味(醤油系だが独特)がついてます。
これが近所にあったら週一は買っちゃうな(汗
鶴田店もあるのでヒーローしのいや日光サーキットの帰りなどにでもいかがでしょうか?
もはや満腹、身動きできないぐらいになりましたので唯一の観光である酒蔵訪問に向います。
今回は最近やたらといい評判を聞くようになった小山市にある
小林酒造さんに向います。
名前は聞くのですが飲んだことはありませんでした。というのも僕はこのエリアの日本酒のレベルを少々疑ってあなどってました。
ソース食の発展=米地帯でなく小麦地帯だからで、良い酒は基本的によい原料米があって始めてだから。
しかし日光連山⇒利根川の地下水脈がある、というもう1つの重要な条件は満たしているのできちんとした酒を生む土壌はあったわけです。
もともと地場の米の利用を大前提としていないので、全国の名だたる酒造好適米を現地より多種仕入れ、それを使って少量多種の酒の生産をしているのが特徴的です。また梅酒や杏酒などの今流行のリキュールも積極的に造ってます。水さえ良けりゃできますよね、なるほど納得。

栃木県小山市卒島743 0285-37-0005
【地図URL】
http://www.mapion.co.jp/m/36.3429_139.772738888889_9/
結構探しました(汗

既に新酒の出荷の真っ最中でした(驚
もちろんこの時期に蔵へ入ることはできないので、事前にTELで聞いていた卸先の酒屋さん、「
中野屋酒店」さんへ
【地図URL】
http://www.mapion.co.jp/m/36.3132666666667_139.808222222222_10/
この酒屋さんはすばらしい!
ちょうど伺ったとき、冷蔵庫の温度が下がりすぎたとのことで扉を開け放って温度調整されてました。
そして全ての酒瓶のラベルを丁寧にラップでまいてありました。結露などで濡らさないためですね。
鳳凰美田の純米が欲しい旨を話したら原料米の違う数種類を出していただきましたが、正月用にはこの2本を購入しクーラーボックスに仕舞い込みました。

白のラベルが雄町米(岡山県で改良された酒造好適米)、オレンジのラベルが藤田農園のひとごこち米(長野県で改良された酒造好適米)です。
正月に飲み比べましたがこの藤田農園(栃木県益子の藤田芳氏による有機栽培酒米)のひとごこち米のものは美味い!
爽やかな果実味、雑味の無い直球に美しいお酒でした。
さぁ、これで昼の部、「うまいもん」と「酒蔵」EXPRESSは終了、あとは宿で「温泉」です。
今回宿泊したのは、いつものルートインが小山にあるにも関わらず、スーパーホテル小山です。

こちらは天然温泉+朝食付きで、日によって¥3980で泊れてしまうので費用的にも魅力なんですが、残念なことに大浴場は1箇所のため、入れ替え制になってます。
【男性】 18:00~20:50、23:00~翌朝6:50
【女性】 15:00~17:50、21:00~22:50、翌朝7:00~9:5
いつもの僕の15時チェックイン⇒大浴場⇒缶チューハイ⇒シエスタ⇒18時に起きて「打って出る」、の黄金スケジュールを崩し、大浴場のかわりにとりあえず部屋でシャワーという不便はありましたが、目的のお店に歩いて打って出るのでロケーション重視でした。
いつものように18:00に起き出し、お店に向います。
喰い処 ねぶた 本郷店
小山市本郷町2-7-58 0285-22-7255
月~土 17:30~24:00(L.O.23:00)
【地図URL】
http://www.mapion.co.jp/m/36.3156952777778_139.807459722222_10/

ここのグルナビのページには信じられないラインナップが書いてあって本当に驚きました。
僕が足で稼いだ全国の美味い酒オールスターたちが!!!!
さきほど訪れた鳳凰美田(栃木県小山市小林酒造)のほかに過去の「うまいもん・温泉・酒蔵EXPRESS」で訪れたり飲んだりした酒がずらりラインナップ!!!
たとえば・・・
◆米鶴(山形県高畠町米鶴酒造)
「091024-5蔵王&山形④」
◆陸奥八仙(青森県八戸市八戸酒造)
「090826-31青森ロングドライブ⑳」
◆田酒(青森県青森市西田酒造)
「090826-31青森ロングドライブ⑮」
「090826-31青森ロングドライブ⑬」
◆黒牛(和歌山県海南市名手酒造)
「110921-25ルーツ旅:和歌山へ!⑬(2日目9/22)」
行ってみると
青森県最小の蔵、竹浪酒造店のものまでおいてある!
なんて素晴らしいセンス!
しかも合わせるのがもつ鍋っていったいどんな「店主」さんなのか猛烈に興味が沸いてここに飲みに行くための小山宿泊となりました(笑)
とりあえず1人なので予約無しで18:00頃に伺ってみるとなんと完全満席(驚
確かに忘年会には最適かも。
とりあえず宿に戻ってゆっくりと大浴場の風呂につかり、

あらためて20:30頃に出直していざ!
昼に散々喰い散らかしてたので腹が減ってなかったからちょうどよかった(笑)
もつ鍋は2人前から、となってましたが1人前でやっていただけました(嬉
もやしを入れるのがこちらの店主さんのやり方なんですが、これは実に美味いです。もつも素晴らしいものでした。
お聞きするとマスター(店主)さんは青森出身、修行した茨城のお店がもつ鍋を名物にされていたとのこと。
なるほどー、徐々に解明されてきました(笑)
今回は徹底して小林酒造でいきます!
写真左の亀の尾(山形県で改良された酒造好適米)使用の純米吟醸の新酒の生酒は美味い!

もつ鍋(しょうゆ味)と美味い日本酒の組み合わせは最強です。
本当に素晴らしい!

マスターさんといろいろお話をさせていただいたところ、ご本人の選定での青森のお酒+出入りの酒屋さんの選定の全国のお酒をおいてあり、ご本人もずいぶん回られているようでした。
なんてセンスのいい酒屋さんがいるんだろう(驚
最後に帰る前にお水をいっぱい、とお願いしたら水道水やミネラルウォーターでなくある農家さんから汲んできた井戸水を出してくださいました。
やわらかい伏流水。マスターさんご本人がどうしても関東の水道水がまずくて、散々探したお水だそうです。
感動しました。
ぜひぜひまた行きたいお店となりました。お店の皆様、ありがとうございました!
翌朝は
朝練の予定も1日ずれたのでゆったり起きて宿の朝食を食べてそのまま帰宅。
高速にも乗らない超ご近所、たった256kmの『今年一年おつかれさま、自分』「うまいもん・温泉・酒蔵EXPRESS」旅行でしたがとても充実したドライブ旅行でした。

スタッドレス無しでは関東平野から出れなくなりつつあるこれからの時期でも、サマータイヤのままで充分楽しめるコースですのでぜひおススメいたします(≧ω≦)b!!
さぁ、現在四国へ暴飲暴食旅行に行かれてる某はりばっとサン、このくらい詳細な旅行レポをひとつお願いしますよ!(o ̄ー ̄o) ムフフ(爆)