流行る店には訳がある

「店」と言っても今回は病院の話ですが・・・。

実は相方の母上が、緊急ではないけれど手術を要する病気になってしまい、人づての話とインターネットの情報収集で、とある病院で診てもらうことにしたのが５月中旬でした。

この病院、県外や九州外からも、その治療のため患者が集まってくると知ったのは、何気ない予約の電話での応対からでした。
最初の診察に同行した相方が、母はここも違和感がある・そこにも痛みがあると言っているので、ＣＴ検査をして欲しいと頼み込んで検査をしたら・・・・肺に癌があるとわかりました。
即日、家族を交えた緊急召集がかかり、肺ガンならここ！と紹介状を渡され、既に先方の医師にも連絡済で何日の何時に行って受診しなさい、と言われたのが５月末。
バトンを受けた医師も検査の予定を矢継ぎ早に決定し、１週間後には再び家族への説明が行われました。
曰く「画像診断では第Ⅰステージの癌でステージの前期と思われる。ただしこの程度の影だと消えてしまう事もあるので３週間ほど様子を見る。次の検査は何日、その次は何日、ここで手術と判断したら手術の日程は７月１３日・・・・今日でした。

手術は無事終わり、細胞の検査の結果、５年後の生存率１００％という状態だったと説明を受けて、相方はホッとして帰宅したようです。

評判のいい病院には、これの治療だったら絶大な自信と実績がある、という自負があると共に、異なる病気で緊急を要すると判断したら、迷う事無くその道のプロを紹介する割り切りができるようです。
何でも自分の手でやろうとしない店（今回は病院でしたが）の存在価値を思い知った、この２ヶ月でした。

私がこの２ヶ月に果たした役割は、インターネットの情報は意外に古いから心配するな、といい続けた事くらいでしょうか。実際インターネットでは聞いた事もなかった判断基準で、切除範囲はごくわずかに限定され、切除予定だった部分も残す判断が手術の現場で行われたようです。

相方の母上は予後が順調なら１０日ほどで退院できる予定です。
今日はみんなでホッとした日でした。