オイルキャッチタンクの汚れ確認＆PCV側装着テスト

確認結果。

全く汚れなし！
オイルミストセパレータとしての役割を期待するなら一次側に取り付ける意味はなさそうです。

以前一次側に取り付けた
Cuscoオイルキャッチタンク（セパレータタイプ）の汚れ確認と密閉性を確認しました。

レベルゲージのホースには全く汚れが見えない。

非分解方式なので汚れが少しは溜まっているのか？全くなのか？

全く汚れなし！
パーツクリーナーを入れても出てくるのは透明な液体。

エンジンの状態や使用オイル、走り方によよりますが、
オイルミストセパレータとしての役割を期待するなら一次側に取り付ける意味はなさそうです。

続いて密閉性。

金色の筒がポンプで赤いハンドルを握ると空気が抜けていきます。

PCV側に使ってエア漏れ（吸い込み）を起こさないか？

ホースは潰れないか？

確認してみました。

開始

ホースの潰れなし。

５分後。
針一本分下がった？

ホースのシールが適当な割にはほぼ変わらず。

ワンタッチジョイントは仕様上-100kPaでほぼ真空までOKなので、新品なら性能は問題ないのでしょう。

ホースの潰れも問題なし。

むかーし昔
レベルゲージがプラスチックみたいに硬くなった車両でトラブってたのを見たから少し消極的だったけど

ちゃんとメンテしてれば大丈夫？
詳しい人教えてください。

PCV側でお試し。
付くことは付くけど、少し無理やり。

サージタンク側の口は直径17.5mm（実測）
クスコのタンク付属ホースは柔らかいから内径15mmでも刺さる。

PCV側のホース→キャッチタンクは、元々太いところに刺さっていたので結構ゆるゆる、スカスカ。

強制で締め上げ。（要手直し）
アイドル中にパーツクリーナーを吹いてもアイドル変動なし。たぶん密閉できてる。たぶん。

初回はここをこじらないとホースが貼り付いてて抜けない。
2回目からは手で簡単に抜ける。

クスコのタンク付属ホース（内径15mm）はワイヤー入りだけど柔らかいから
こんな感じで捻りながら挿し込むと挿さる。

用意してたトヨックスのホース（内径15mm）は刺さらなかった。

16mmの継手はなんとか挿さるけど、サージタンク側の17.5mm（膨らんでるところは18mm以上）の口は無理！

このタンク向きだと

レベルゲージのホースがステーに干渉。

少し長めのホースで回避。

軽くテスト走行してみたけど大きな問題はなさそう（OBD2の燃料補正値short/long trim共にほぼ０付近でうろうろしてるからエアのリークはなさそう。）

タンクの口は16.5ｍｍ
柔らかいアルミの口を締め上げるのは危ないので継手を手配中。
PCVのホース長も微妙に余裕が無いのでエンジンが揺れたときに心配。

届いたらこんな感じで手直し。
PCVのホース→継手17to16mm
→15mmホース→タンク16.5mm

最後にリスクの話。

PCVバルブ側にオイルキャッチタンクを取り付けるとサージタンクの容量が増加します。

スロットルが開いた直後、本来エンジンに吸い込まれるはずだった空気が、負圧のオイルキャッチタンクにも吸い込まれます。

ほんの一瞬ですが、ECUが想定してるよりも燃料が濃くなる可能性があります（レスポンス悪化の可能性、アクセルOFFの場合は逆）

街乗りをする限りはレスポンスの悪化や、ガソリン噴射量の補正に不自然な動きはありませんでしがサーキット走行をする場合に無視できるかどうかは分かりません。
（詳しい方、アドバイスいただけると助かります。）

また、部品が増えてるので当然トラブルのリスクも上がります。

例えば
・タンクのゲージ用ホースが何かに干渉して抜けたり割けたりしたら？
・無理やりつなげてたホースがすっぽ抜けたら？

走行どころか、アイドリングすらまともにしないはず。
スロットルが軽く開いた状態と同じなのでブレーキの効きも弱くなるかもしれません。

もし高速道路や急な下り坂でそうなったら？
スロットル付近の改造はブレーキと同じくらい慎重に…

※オイルキャッチタンクを付けている目的は

サーキットでオイル量のテストをする際にオイルミストがどの程度インテーク側に戻ってくるかわからないので

一応とりつけています。
確認結果次第で取り外すかも知れません。