レガシィのパトカー

市内某所で発見した安全運転啓発の看板。思わず写真を撮ってしまいました。2013年頃に国費で大量導入されて全国の警察署に配備されたBM9型レガシィB4のパトカーの後ろ姿が真ん中にドーンと構えられています。六連星やLEGACYエンブレムまでバッチリ入っており、実車を撮影して切り抜いたものとすぐ判りました。

パトカーに架装されるとカッコ良さ増し増しのレガシィB4。しかも2.5ℓターボを搭載し本気で追いかけられたら諦めるしかありません。というか100kg近い装備を搭載するので高出力は必須なのです。整備士時代には助手席エアバッグのリコールで管轄内のパトカーを複数台ひたすら作業した思い出があります。持ち込んできてくれた警察官と話をすると、レガシィよりもやっぱりクラウンの方が乗り心地が良いし耐久性もあるし疲れないと仰っていました。そのあたりはやはりパトカーやタクシーを長年製造してノウハウがあるトヨタ自動車には敵わないと思った次第。

導入から10年以上経ち、全国的に数を減らしていますが現役車はまだ見掛けます。現場の警察官には不評ながら今もなお使われているあたり、AWDのセダン型パトカーはまだまだ重宝されるということでしょうか。どの個体も20～30万km以上は走っているでしょうから、しっかり整備を行なえばなんだかんだ長持ちするクルマであると思います。