穏やかで品格を思わせられる、とあるみん友さんが、筋肉少女帯の愛好家だと知ったのは、もう1年以上も前になるかな。
意外にも程があった。
同時に、リーダーの大槻ケンヂ氏は市井の哲学者でもあり、彼の紡ぐ lyric は難解ながらも面白おかしくて、市井の思想家なみん友さんとの積集合はあり得るかな?とも思われた。
ボク自身は高校〜大学初期までかなりハマっていた。
文脈としては、淡島怪談への響き方と根は同じである。
しかしボク自身の精神的な成熟に伴う安定感の増加から、筋肉少女帯の世界観から少しずつ遠ざかっていき、ついぞ聴かなくなった。
たまにテレビで大槻ケンヂ氏を見かけて共感と憧憬と回顧経由で懐かしむくらいになって、そのうち記憶から揮発した。
そしてこのたび、Apple Music で発掘し、長時間フライトのお供にすることにした。

日本印度化計画

高木ブー伝説
この2曲辺りは、インパクトで一般の人にもやや受け入れられたかな?

イタコ・LOVE
ナンセンスハードロック、「よござんすか?オイオイオイ!!」。

ソウルコックリさん
テレビもねぇ ラジオもねぇ おまけに俺には心がねぇ
思い出はあるけれど トラウマばかりで楽しかねぇ
おらこんな俺いやだ!
・・・「オラこんな村やだ」のオマージュ。(なのか?)

スラッシュ禅問答
ならば問う。人生とはなんぞや?
イデオロギー無き我がシカバネを、・・・・・・にあげるが如し!
演歌歌手の喉ぶえを、ボンデージ女が・・・・・・が如しっ!
サハラ砂漠で狂った・・・・・・を見るが如しっ!!
すごいよね、ソウルやスラッシュメタルをここまで哲学的笑いに変えられるのか?
天才というより天賦と努力を感じる。

グリグリメガネ
上手いなぁ、演奏隊。
誰かが大槻ケンヂに言ったことがある。
黒柳徹子的な声がボクの脳内で再生されるが、別の人かも知れない。
「あんた、歌下手ねぇ。バンドは超絶技巧なのに」。
もしかしたらピーコが松任谷由実に言った言葉か。「アンタ歌下手ねぇ」は。
ボクの中の最高傑作は、コレかな。

モーレツア太郎
何十年ぶりに聴いて、一人でケラケラ笑い出してしまったよ。
まだ若い大槻ケンヂとバンドマンたちの、若い魂を本気度あふれる絶叫に変えて。
「啓蒙してくれよォッ!」なんてシャウト、今まで聞いたことない。
泣けるのは、コレだ。

闘え何を人生を
訳あって人をあやめ
灯が付くように気づいた
みんなに詫びようと決めた・・・
胸に秘めた言葉は・・・
「あいすみません」
シャウトとコードワークだけであそこまで泣かせるか。泣き笑いだ。
いろいろと感じ始めて人生について青くさく悩む不器用なこじらせ中二病ヤロウ(と女子。意外なことに女子ファンもとても多い筋肉少女帯)たちに、悩みながら歩んできた大槻ケンヂ氏からの応援歌に他ならないと感じさせられるのだ。
この辺のアルバム(エリーゼのために)から聴かなくなってしまったが、大人になってから聴いたら、彼らの命を賭した(ように聴こえる)叫びに涙しそうになった。
ライブとかに行ったら、観客はオッサンばかりなんだろうか・・・。
Posted at 2026/08/22 04:03:59 | |
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