マツダ(純正) ゴールデンターボ 5W-30  

マツダ純正オイルの中でも、あまり知られていないであろうエンジンオイルです。
(投稿の為にパーツ選択する画面にも出てこないくらいなので)

ゴールデンターボ 5W-30は、SKYACTIV-G 2.5T用に新たに開発されたエンジンオイルです。

(SKYACTIV-G 2.5Tは2015年11月 北米向けのCX-9に搭載される事が発表され、日本国内では2018年11月 商品改良されたCX-5に採用されました)

新車から300kmほど走行したところで、こちらのオイルに交換し、現在3500kmを超えたところです。
工場充填油はゴールデンECO7 0W-20だと思いますが、比較するとレスポンスが体感 数％ダウンして3000rpm付近から4000rpmのトルクが数％アップした印象です。

純正オイル同士の比較ですので、劇的な違いは感じられません。
粘度も違いますし、味付けも違いますね。
ロードスターのP5-VPS RSエンジンは、レスポンスの良さが大切だと思いますが、好みの違いでしょうか。

交換してから3200kmほどの走行では、特に劣化は感じず汚れ・量ともに良好です。
街乗りやワインディングなど色々なシーンで走ってきました。
最大出力250ps/5000rpm、最大トルク42.8kgm/2000rpmを発生する2.5Tエンジンに対応しているオイルですから、NAの132ps程度ではスポーツ走行をしない限りロングライフなのかもしれません。

過去に乗っていたMAZDA3 2.0G(２台とも)にも
ずっと入れていましたが、こちらではレスポンスダウンは感じず数％のトルクアップだけを感じました。
冬でも冷間始動がとても良く暖機も早いです。
5000kmから6000km程度の使用では劣化は感じませんでしたね。

マツダのホームページに説明文があります。
「低温時（始動時）、半暖気時の動粘度が低く燃費向上に効果があります」
「ノッキングが発生しやすい条件下での発生頻度が減少します」
API規格はないのですが、これは【ＳＰ規格】と捉えていいと思います。
純正オイルながら合成油でありLSPIにも対応していて、"SKYACTIV-X"にも推奨オイルとなっています。
SKYACTIV-Xは、高応答エアサプライ(ルーツ式スーパーチャージャー)の潤滑に"オイルミスト"を使っているエンジンですので半端なオイルは使用出来ません。

個人的には"隠れた良いオイル"なのではと思っております。何も違いがなければ2.5Tエンジン用にわざわざ開発などしませんよね?
既存のゴールデン5W-30ではなく、新たに設定している点、SKYACTIV-Xに使用できる点、SKYACTIV-Xに標準のゴールデン5W-30は推奨オイルになっていませんから。

再来月が新車6ヶ月点検なので、そこまで使ってみて別銘柄のオイルに入れ替え、また比較インプレッションしたいと思います。