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2014年03月23日

秋田駒ヶ岳へ山スキー

秋田駒ヶ岳へ山スキー 日程:2014年3月22日(土) 日帰り
天候:吹雪

▲秋田駒ヶ岳(あきたこまがたけ)
 標高:1,637.4m
 秋田県(仙北市) 
 日本二百名山



<ルート>
 田沢湖高原温泉郷「アルパこまくさ」 ~  アッスルスキー場跡 ~ 八合目小屋 ~


<関連記事>
 2009/04/12 秋田駒ケ岳-山スキー(ドライブイン国見~横岳)
 2010/04/25 秋田駒ケ岳-山スキー(アルパこまくさ~八合目小屋)


今シーズン4本目の山スキーである。
選択したのは岩手と秋田に跨る「秋田駒ヶ岳」である。


夏山の登山としては何度も訪れている秋田駒ヶ岳だが、山スキーにて挑むのはこれが3度目となる。
しかし、未だ秋田駒ヶ岳の山頂である「男女岳」(おなめだけ)からの滑走は達成していない。
森林限界を超えている山なのだが、山頂の斜面はパウダーらしい?

それと、今回はちょっとした縦走を計画した。
車2台を使って移動し秋田側の八合目を経由して登り、岩手側の国見方面への国道46号へ下る。
山スキーでの県境越えプランだ。

天気予報を見ると今日の天気は冬型... 何処まで行けるか?

今回はいつもの山スキーのパートナーと2名での山行きである。

岩手側は天気が良かった。 晴れ
朝の6時半頃。 盛岡から秋田県の田沢湖へ向かって国道46号を西へと走る。
雫石を通過するその景色は青空だが、秋田駒ヶ岳には雲がかかっていた。



途中、国道46号の岩手県側(ドライブインくにみの跡地)へ車1台を置いた。
天候次第ではあるが、県境を越えて此処までスキーで下山する予定である。 

今日の登り口は田沢湖高原温泉郷のアルパこまくさの駐車場である。
アルパこまくさの駐車場へ到着したのは7時30分頃であった。

我々が駐車場へ入ろうとした時、ちょうど1台の雪上車が此処から上部へと出発していった。
それは「駒ヶ岳パノラマキャットツアー」の雪上車で、定員20名を八合目小屋まで連れて行くのである。
たざわ湖スキー場のページに情報があり。 (こちら)

その雪上車を利用すればかなり楽が出来るのだが、今日は歩いて登ることにしていた。



駐車場で山スキーの準備を整えた。
GPSの設定、シール(Gecko)貼り、ザックを背負って準備完了。
出発前に、リポビタンDも1本飲んでおく...

▲7:45 アルパこまくさ 出発
さて、秋田駒ヶ岳へ向けて駐車場を出発だ。
ここから2006年に廃止となった田沢湖高原アッスルスキー場のゲレンデ跡を登る。

先ほど雪上車が出発していったお蔭で、その圧雪された雪面を比較的楽に登っていける。

左下の写真はツアー客向けの駐車場。 右下は温泉施設「アルパこまくさ」である。


廃止されたアッスルスキー場に残された、一つの白い小屋の前を通過する。

そこには「ヨーデルスキー学校」との看板が掛けられていた。
このスキー場全体で、残されていた建物はこの一建だけのようであった。



4年前(2010年)に此処から登った時には、まだ大きなロッジやリフトが残ったままだった。
その時の画像はこちらである。 2010/04/25:秋田駒ケ岳-山スキー(アルパこまくさ~八合目小屋)


今は何も無くなった静かなゲレンデをひたすら登って行く。




2月に購入したスキー靴。 テクニカの「コーチスライトプロ」に触れておく。

ハイク時に両足内側の踝(くるぶし)がインナーに当たって痛くなる問題があった。
そんな訳で前回ドライヤーを使って自宅で熱成型を再度行った。
その成果だが、今回ハイクによる踝の痛みはだいぶ軽減されていた。

インナーブーツの部分的な熱成型はヘアードライヤーでも上手く出来たようである。

静かなゲレンデを登っていたが、上部から雪上車がエンジン音を轟かせて下ってきた。
今朝出発した雪上車が早くも八合目小屋から戻ってきたようである。



さて、既に何名の登山者が秋田駒ヶ岳へ登っているのか?

再び静かになったゲレンデを登り続けた。
その後は風が強まり、降雪もだんだんと多くなってきた。

▲8:45 スキー場最上部
駐車場から1時間ほどでアッスルスキー場のゲレンデトップと思われる場所まで登った。

ここから雪上車の踏み後は右へ反れているが、我々は直登して樹林へ入った。
樹林へ入って間もなく、八合目小屋まで通ずる車道(県道127号)へと合流した。



一先ず雪上車で圧雪された車道を辿ることにする。

車道は八合目までS字の連続である。
最初のS字は素直に車道を辿ったが、なるべくショートカットすべく樹林へと入った。
強風のお蔭で雪面の軽い雪は飛ばされ浅かったのでシール歩行は比較的楽だった。



標高1,200mを越えると樹林は密度が薄くなり、より風が強まってきた。
この天候悪化から判断すると、今日の県境越えはかなり厳しいものになってきていた。

今期4度目となる山スキーであるが、まだ一度も天気に恵まれていない...

3月下旬。
下界は春らしくなってきたこの頃だが、山はまだまだ厳冬期だな。
青空になれば景色は最高なのだが、この厳冬の景色にも何処かしら美しさがある。



そして森林限界を超える。

視界が良ければ、そろそろ八合目小屋が見えて来るはずだ。
小屋が見えれば、その小屋を目標にすんなりと直登が可能なのだが...

この視界だ...



パートナーが先導を切る。
GPSを小まめに確認しながら車道をショートカットするよう最短距離を図った。
車道脇に雪面から抜け出た道路標識やカーブミラー、そして路側を示すポールが薄らと見えるのみだった。



車道を外れると、その雪面はアイスバーンと吹き溜まりが交互になっている状態だった。

これより上部の斜面は相当ガリガリと化したアイスバーンなんだなと...
今日は予定していた県境越えの達成も難しいし、パウダーランも期待出来ないか?
いろいろと先のことを考えながら吹雪の中、上部だけを目指した。

すると突然、視界の中に「八合目小屋」を示す看板が現れる。



▲9:45 八合目小屋 到着
アルパこまくさの駐車場から約2時間。
一先ず八合目小屋へ到着した。



前回の山スキー(2010年4月)で訪れた時は1階の入り口から小屋へ入ることが出来た。
しかし、今は積雪のため1階への侵入は無理だった。

正面から右へ回ると、2階の入り口がちょうど良い高さになっていた。



始発の雪上車に乗って何名の登山者が此処までやって来たのか?
我々が八合目小屋前へ到着した時、辺りには人影が全く無かった。

この天候で八合目から上部を目指すの人は少ないだろう。
しかし、此処までで滑り降りて行くスキーヤー、ボーダーには1人も会うことは無かった。

暫くすると、上部から10名ほどの団体さんが降りてくるのが見えた。

彼らはスキーやボード姿ではなく、カンジキ履きであった。
先生と呼ばれる方が若いメンバーを引き連れている? 大学生かな?
竹串をしっかりと回収し下山してきたところを見ると、大学山岳部が研修を受けているかの様にも見えた。



彼らとともに我々も八合目小屋へ入り休憩することにした。

彼らは1階へ陣取っていたため、我々は2階の入口付近で休憩した。
2階のスペースには大きめのテントが一幕張ってあった。
これも彼らの物か? ここへ前泊していたのか?



いつものおやつ「どら焼き」を食べながら、これから先どうするかを検討する。

休憩中に先ほどのパーティーの1人と会話することができた。
彼らは此処から男女岳(山頂)直下の「阿弥陀池」まで行って来たとのこと。
上部は物凄い風で、阿弥陀池まで行くのがやっとで撤退してきたとのことだ。

我々が「横岳」を越えて岩手側の国見方面へと滑走する計画を話した。
しかし、横岳から続く「大焼砂」付近は更に強風で、県境越えは厳しいだろうとのことだった。

さて、下るか...

小屋ではエネルギー補給して30分程休憩した。
先日購入したノースフェイスのアンダーウェア、「ロングスリーブホットジップアップ」は汗冷えせず有効だった。

下山を検討していた所に2発目の雪上車がやってきた。



休憩後、備え付けのホウキとスコップを使って2階の除雪を行い、その後吹雪の外へと出た。

雪上車の乗客の中には子連れの親子も乗っていた。
ホームページの雪上車イベントにも書かれている「ブリザード体験」なのだろう。
ここで記念撮影して、雪上車でまた下まで降りるようだ。

この30分の休憩中、視界が少し回復しているようにも見えた。



来た時は全く景色が無い状態だったが、今は若干視界が良くなっていた。
相変わらずの強風だったが、行けるところまで行って引き返そうと考えた。

▲10:20 八合目小屋 出発
2発目の雪上車に乗ってきた山ボーダー数名が小屋前に居たが、誰も上部へは行く気配がなかった。

さて、先ほどの団体パーティーが行って来た「阿弥陀池」まで、なんとか行けるか...



<その2へ続く>
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Posted at 2014/03/23 22:27:20

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