白い神戸ナンバーと赤い神戸ナンバー

　今月に入り、何故か印象深い神戸ナンバーの車に遇っています。





　1台目は4日、文化の日の振替休日の昼間に大阪市Ｎ区にて勤務時間中、神戸ナンバーの白い車が左折したのを見逃しませんでした。


　その車は大通りに出て、ある外車ディーラーの前に停車し、運転した男性は店内に入ろうとしたところを呼び止めて話しかけたのです。


　その車は“TOYOTA 2000GT”、それも前期型でした。　僕が「バンパーのメッキ部分が少ないから初期型ですね？」と言うと、男性は「そうです、よくご存知で詳しいんですね」と嬉しそうに答えました。


10年前からオーナーとなったそうですが、価格については「それほど高くなかったですよ」としか答えてもらえませんでした。　その場で強引にも20分以上はお邪魔しました。何せ、画像のように2000GTを間近で拝見したことはトヨタ博物館くらいしかありませんでしたから・・・




　そして、今日の夕方に愛犬である柴犬の散歩中、後方から車高の低い神戸ナンバーの赤い車が近づいてきたかと思うと真横で停車し、運転していた女性に「すいません。ちょっとお聞きしたいのですが・・・」と話しかけられました。



　彼女をよく見ると若くて小柄で綺麗だったのですが、それ以上に驚いたのが鮮やかな8000ケルビン程のHIDを照射した真っ赤な“RX-8”だったからでした。


　「このあたりで美味しいケーキ屋さんを探しています」というので、「それはＨ○○○という店でしょ？」と答えると「そうです、迷っていたんです」とのことで道案内しました。



　それだけでは会話は終わらずに世間話に突入した結果、彼女は尼崎から友人の誕生会に来て、自分だけ時間があったのでケーキを買いに来たとのことでした。　そして、彼女はお礼を言われてRX-8を発進させたのですが、排気音からしてオートマではなくてマニュアルだったので僕は思わず「うわぁ～　女性でマニュアルに乗ってはるんですね。カッコイイ」というと「一応整備士をしてるんですよ」と言いながらゆっくりとクラッチを繫いで走り去って行きました。


そう、こんなRX-8でした。



　愛犬の散歩中でなくて財布を持っていたら間違いなくケーキ屋まで同行して、お店で話の続きをしたことでしょう。　この歳になるとこんな機会や出会いはありませんね