KTP-600 アンプ取り付け
目的
修理・故障・メンテナンス
作業
DIY
難易度
中級
作業時間
3時間以内
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中音以下の音域のモッサリ感というか、なにかフィルタが掛かったかのような物足りない感じを対策すべく、スピーカーを替えてみたけど満足行く改善がなされなかったので、アンプを入れてみました。
Pioneer の同等品を先に検討しましたが、あくまで調べた範囲での皆さんからの発熱量と音質に関するレビューと、入力ゲイン調整の有無を考え、Alpine のにしてみました。
結果として、満足行く音質になりました。低音が出るようになったとかではなく、バランスなのか、スピーカーレスポンスの改善なのか、モッサリ感というか、なにか被されていたような感じがなくなり、不満のないすっきり普通の(ナチュラルな?)音になりました。
MMIタッチパネルのタッチ音が目立つようになるなど、D級アンプの尖った系の音で、高級オーディオのしっとり感ではないですが、不満のない程度の普通な音を出します。
交換直後、代車の Audi A4 に乗る機会があり比較してみましたが、低音の音量だけからすると、純正スピーカーのみのほうが出ているようでしたが、次第にやはり中音以下のモッサリ感が再確認できました。
アンプ設置は効果あるようです。
スピーカー前後、バッフル、アンプ、ハーネス・コネクタ、工具やレンタルピット代、両面テープやタイラップその他細かいものもろもろの総費用は10万前半。B&O オーディオオプションを入れておけばよかった、と思う気持ちと、それより若干安く済んで車いじりも楽しめた、と思う気持ち半々。
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用意するもの
1) アンプ本体
2) 取り付けハーネス - AUDISON AP T-H AVS02
純正ハーネスを切って加工すれば取り付けはできますが、車両本体側に手を入れたくなかったのと、純正ハーネスは長さに余裕がないらしく、加工に時間がかかる可能性が予見されたので、値ははりますが、買いました。これのスピーカー配線部を加工し、KTP-600付属のケーブルとつなぐのですが、もしこの Audison のハーネスの加工もしたくない場合は、下記で8pin コネクタが入手できます。
https://www.aliexpress.com/item/1005004012103077.html
(1 Set 8 Pins 963121-1 Car Unsealed Socket For VW 106455-1 106455-3 962189-1 962191-1 357035447A Auto Radio Horn Wiring Connector)
茶色い方のコネクタのオス・メス両方買います。
Audison のハーネスの代替として安くあげたければ 52pin コネクタだけで売っているサイトもあります。
https://www.aliexpress.com/item/4001055310794.html
www.tme.com でも売っているようです。安いですが、52 本線をつなぐのは大変そうです。
3) エーモン ミニ平型ヒューズ電源 DC12V・60W/DC24V・120W 7.5Aヒューズ差替用 E515
リモートオンコントロール、をつなぐために使います。
ヒューズ端子はそこそこ空きがあるので、 ヒューズW数はなんでも構いません。
8mm のボックスレンチ、13mm のレンチ、圧着端子のカシメ工具, 配線やマジックテープを固定したり配線を整えるタイラップ等は別途必要です。
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車をいじるまえに、Audison のハーネスと KTP-600 配線の接続、等は事前に加工しておきます。
KTP-600 の配線はそこそこ長さがあるので、半分に切ってしまっても構いません。それでも余裕はあります。
アースや、リモートオンコントロール線も 1m あれば十分です。黄色の12V電源線は Audison ハーネスの黄色の電源線につなぐか、いわゆる「バッ直」でバッテリと直でつなぎますが、私はバッ直しませんでした。黄色の線もスピーカー線と同じ程度の長さに切り詰めて大丈夫です。
スピーカー線の接続は、こちらの写真が参考になります。ネットのどこから入手したかは忘れました。
右下の A 部分の 8 端子です。
あと、アンプは結構熱を持つのでヒートシンクの取り付けや、人によっては冷却ファンを導入し、高温時音量が半減する症状の対策をしているようです。
先程の keys 様のサイトのようにエアコンパネルの後ろに入れる場合、ヒートシンクを取り付けるとその空間に入りません。私は W3cm x L8cm x H1cm 程度のヒートシンクを一つだけ使い、ヒートシンクを付けてもその空間に本体を入れられるような取り付け場所を手探りで見つけ取り付けました。もう一つ取り付けられそうでしたが、一つだけでやめてきました。結果、このアンプあるあるの、実用上音量が半減するオーバーヒート状態は起きていませんが、ヒートシンクが威力を発揮しているかどうかは全くの不明です。
KTP-600 の入力ゲイン調整は、下から 2/5 あたりのところとしました。デフォルトゲイン設定以上のゲイン設定だと、MMI操作でのボリューム調整の 1ステップで結構音量が変わり、快適な音量調整に支障をきたすようです。
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リモートオンコントロール線(青)は、ヒューズボックスからエーモンのを使って取り出します。
https://minkara.carview.co.jp/userid/405004/car/3069314/6470253/note.aspx
が参考になりました。
この写真の助手席足元左側のヒューズサイトの最上段の列の空きのところを使いました。
上から4段目は ACC 電源系で、イグニッションスイッチと連動して切れます。ドラレコ用途ならここが良さそうですが、
A5 はイグニションをオフにしても暫くの間は「ETCやケータイが残されたままです」等の音が出るので ACC 電源では off タイミングが早く、イグニション切ってもしばらくは ON を維持できる最上段から取ることに。OFF 条件がちょっと不明ですが、J271 Main relay というリレーで制御されているようで常時通電ではない模様。
Audi A5 F5 の場合は、写真のようなヒューズ押さえのようなピンクの部品は無いようです。
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アースとリモートオンコントロール線がつながれば、次は MMI に繋がっている 52pin コネクタを外し、Audison ハーネスを間にかませ、接続完了。
アンプ本体は keys様のを参考に入れますが、本体がぶらぶら動いてしまうかもしれないので、マジックテープを使って固定しました。
アンプ本体の下部中央部にマジックテープを貼ります。アンプは写真通り90度立ててエアコンパネル裏に入れますが、アンプ本体の下部に当たる車部分には鉄骨があり、そこにマジックテープの相方を貼り、これだけだと熱でマジックテープが剥がれるので、タイラップを使いマジックテープを車の鉄骨に巻きつけるように固定しました。こうするといい感じでアンプ本体が車体に固定できます。
正直固定としては不十分ですが、アンプ本体の傾き、アンプとおいている空間の隙間、アンプと接する周辺はたまたまいい感じでプラスチックと接してそれほどガタガタ来ずにまた車体側へのダメージもでなさそうなので(エアコンパネル下のスイッチモジュールをラジオ除去ツールを使い取り外し、内視鏡を使ってこの空間の確認した様子より)、アンプと本体との固定はこの程度にしてみました。
本来はショック吸収のため、なにかクッションで巻いておきたかったりしたいところですが、アンプからの放熱も考慮しなければならないため、この程度でよしとしました。ただ内視鏡確認の結果車両本体側へのダメージはたまたま出ない形で設置できたと思います。
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設置ができたら音出し。
左右前後の音のバランスを変えて、ちゃんと左右前後スピーカー配線が正しく繋がっているかの確認をしましょう。
できていれば、ヒューズボックスの外装の取り付け、グローブボックスの取り付けをして完成。
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