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きよ志の愛車 [デルビ GPR50]

整備手帳

作業日:2024年3月25日

頭とばしたボルトを抜きます

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
適当にトルクを設定して締め付けた結果、ボルトがねじ切れてしまったデル美ちゃん。

あばばばば…
と、軽くパニックを起こしつつも、まずは出血をなんとかしないといけません。
ラジエターホースを抜いて、クーラントを回収しつつ、ウォーターポンプカバーを外して患部を確認します。

ボルトはクラッチカバーから2mmほど上でねじ切れてます。
うまく行けば、ペンチで掴めるかも?

手持ちのペンチを何種類か使って掴んでみるものの、ボルトの締めつけがかなり強く、残ったボルトを回すことはできません。

2
仕方がありません。
グーグル先生に「折れたボルトの抜き方」を教えてもらいます。

すると、
①センターポンチと金槌で叩くといいよ!
②ネジザウルス最強だよ!
③エキストラクター以外勝たん!

と、3つも解決方法を教えてくれました。
さすが、おばあちゃんの知恵袋のようなグーグル先生です。

さっそく30分前くらいにバラネジを購入したホームセンターに駆け込みます。
いつも、小口でバラネジばかり買っていたバラネジさんが、センターポンチ、ネジザウルス、エキストラクターをまとめて購入したもんだから、お姉さんもさぞびっくりしたことでしょう。
あ、もちろん、折れたボルトと、ポンプをとめていた他のネジも交換するので、バラネジもちゃんと買いましたよ!

で、買って来たのがコイツらです。

この際なんで、とりあえず片っ端から試してみます。
というわけで、先生の教えに従い、デル美ちゃんの手術開始です!


3
ROUND1 センターポンチvsデル美ちゃん

まず最初に登場するのはセンターポンチくん。
センターポンチは先が尖った硬い金属の棒で、ドリルの下穴を開ける前に、くぼみをつけるために使う工具で、ポンチの先端を金属に押し当てつつ、おしりを金槌で叩いて使います。
こやつをねじ切れたボルトの断面の引っかかりに横向きに当てネジが緩む方向に叩いていくと、その衝撃で少しずつネジが緩むそうです。(写真撮り忘れたので画像は参考です)
ほうほう。

では。

コンコン…

……

いや、無理やろ!
ていうか、これはあくまで手持ちの工具にポンチと金槌しかないときに、応急的にやるもんでしょ。
他の道具あるんやから、やる必要ないわな。

というわけで、センターポンチvsデル美ちゃんはデル美ちゃんの圧勝です。

4
ROUND2 ネジザウルスvsデル美ちゃん

さあ、ここで期待の新星、ネジザウルスさん登場。
このネジザウルス、元々は舐めたネジを外すプロ用工具として売っていたらしいですが、あまりにも優秀なため「これはいいものだ」と評判が評判を呼び、ホームセンターで市販されるようになったとかなんとか。
要するにペンチなわけですが、普通のペンチだと挟むトコロは平面に横向きに溝が彫られてますが、ネジザウルスはネジの頭を掴んで回すことができるように、挟むところが少しくぼんでいて、縦に溝が入っています。
ここでネジの頭をガッチリホールドして強引に回して外すわけです。
今回はねじ切れた部分が2mmほど出てますから、十分勝機はあります!

5
いざ、勝負!

ネジザウルスがネジ頭に噛みつく!
これは強烈です。食らいついて離れません。
いけるか、いけるかぁー!?
いや、動きません!
ネジも微動だにしないぞぉー!

これは耐久戦だ!
どっちだ!
どっちが先に音をあげるか!?

いや、待って。
ネジザウルス。どう考えても、持ち手が捻りに耐えきれなくなってきてね?
ネジの締め付けトルクに耐えられず、ペンチの接合部が浮いてます。
ダメです。
このままでは買ったばかりのネジザウルスがねじれザウルスになって使い物にならなくなります!

あーっと、ここでタオル投入!
ネジザウルス、敗れ去ったぁー!
デル美ちゃん、圧倒的実力差で2連勝!

さあ、後がなくなりました。

6
ROUND3 エキストラクターvsデル美ちゃん

ついに大将戦にまでもつれ込んだこの戦い。
大本命のエキストラクターさまの登場!

エキストラクターは簡単に言えば、逆ネジのドリルですね。
普通ですと時計回りに回転して穴をあけるドリルですが、エキストラクターは反時計回りで食い込むようになっています。
食い込めば食い込むほどに、ネジのトルクが緩むので、固くしまったネジを抜くことができるわけですね。

ただ、このエキストラクター、一応は特殊工具でして、タップ軸の根本がインパクトなどに対応する六角やソケットのサイズになっていないため、取付専用のハンドルが必要でして、タップは300円くらいなのに、ハンドルは2000円もします!
くそぅ、この商売上手めっ!

しかし、もはや敵なしのデル美ちゃん。迷っている暇はありません!
(ハンドルを何かで代用できないか売り場で五分は悩みましたが…)

早速対戦です。
7
まずは、ここでネジに下穴をあける必要がありますので、初戦で敗退したセンターポンチくん、再登場です。
慎重にネジの真ん中を見定めて、金槌を
打つべし、打つべし、打つべし!
はい、いい具合にネジにくぼみができたので、今度は1.5mmのドリルでネジに穴をあけ、さらにその穴を2mmに拡張します。

切り粉がポンプ内に入らないように気をつけつつ、なんとか下穴をあけました。

さあ、手下どものお膳立ても整い、満を持してエキストラクターさまが降臨です。
2000円もしたタップハンドルにエキストラクターさまをセットし、ネジにあけた穴に差し込み、反時計回りにグリグリ回します。

このとき、別にハンドル買わなくても、ネジザウルスで摘んで回せばよかったんじゃね? と一瞬思ったのを気合でなかったことにして、ハンドルを回していると、グッと抵抗がかかって、刃が穴に食い込みました。

よっしゃ、キターっ!


8
さあ、勝負です。
焦らずに慎重かつ、大胆にエキストラクターさまを締め込んでいきます。
すると、

ポッコーン。

トルクが抜けてネジが回りました!

ありがとう!
みんな、本当にありがとう!

チームなめネジキッズたちとイマジナリーハイタッチで我々の勝利を祝福します。


……
よく考えたら、勝負じゃなくて手術でした。
とにかく、折れたネジたちを新品に交換して、無事にデル美ちゃん復活っ……

あ、

オイルのチョビ漏れ修理がまだやん…

続きます

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「[整備] #GPR50 エキパイ加工とメーターマウントボルト交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/3592382/car/3524600/7757469/note.aspx
何シテル?   04/18 23:45
きよ志です。 他の人と被らないマニアックなバイクが好きです。 今はDERBI(デルビ)GPR50のレストアに挑戦中です。
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