
実はディグセグ、去る12月23日は生まれ故郷のY市にあるホンダディーラーまで足を伸ばしていました。
その目的は…
CR-Zに試乗することです!
「ハァ? 以前の
ブログで『HVはエコカーではない』という趣旨のこと書いてた奴がその舌の根も乾かぬうちにHV試乗だと??」
と思われる方、少なからずいらっしゃることでしょう。
では改めて、目的を申し上げましょう。
CR-Zの
6MT車に試乗することです。
つまり、「“エコ”なHV」に重きを置いた試乗ではなく飽く迄も
MT車に惹かれての試乗という訳でして。最早“絶滅危惧種”の領域に達したMTを先進のHVに組み合わせたところは大いに評価すべきです…って、この組み合わせは
初代インサイトで実現済みなんですけど、試す機会が無かったもので(汗)
さて、今回用意されていた試乗車はハイグレードモデルの“α”、それも
無限のエアロを纏うスゴイ1台でした。その辺りは
フォトギャラリーを(携帯の方は下記の関連情報URLから)ご覧いただければと思います。
前置きはこれくらいにしておいて、実際に運転してみてのインプレッションを。
シートに座ると適度なホールド感と着座位置の低さとが相まって「スポーツカー」に乗っているんだという高揚感に包まれます。しかしながら、クラッチペダルを踏みエンジン始動ノブを回すとほとんどショック無く軽くエンジンが始動するので「スポーツカー」ライクな雰囲気は一気に薄まるような。。。それを助長するのが、室内の静粛性です。エンジン音や振動などの伝達は(皆無とは言いませんけど)相当遮断されており、タコメータを見なければエンジンの回転を認識できないくらいに感じられました。
ギアを1速に入れクラッチを繋ぐと、最初は繋がるポイントが掴めずエンストしそうになったものの、そこはHVの特性であるモーターのアシストで乗り切れたようです。少し走って慣れてくれば、シフトチェンジはギクシャクせずスムーズに行えるようになりましたね。
公道を周囲の流れに乗って走っていると、(HVの割には)軽量なボディとモーターアシストのおかげで十二分にパワフルな走りを楽しめます。
走行モード切替スイッチで「SPORTモード」を選択すれば、更にパワフル感が強調されて「ヨシ、エンジンをもっと回してやろう」いう気にもなりました。タコメータの針が右半分の域に至ればエンジン音もしっかりと聞こえてきて、再び「スポーツカー」を操っている感覚が戻ってきました。
試乗している間に、もちろんアイドリングストップ装置も作動しましたよ。ブレーキを踏んで減速しクラッチを離していると、クルマが完全に停止する直前にはエンジンが止まります。コレはちょっと想定外でしたね。ディグセグ、アイドリングストップするのはクルマが停まってからだろうと思い込んでいたもので…
エンジン再始動の際の静かさは前述の通りです。何故こんなに静かなのかと問うてみたところ、「HVなのでエンジン始動にもモーターのアシストがある」とのことでした。
インプレッションの最後に、後部座席の居住性について…
(身も蓋も無く単刀直入に言ってしまうと)
狭いです。身長170cmほどのディグセグが腰掛けて頭がつかえてしまいましたから、おとなが座っての長時間ドライヴはかなり厳しいでしょう。子ども用座席あるいはおとなが座るなら緊急時用と割り切るべきだと思います。
まぁ「これらのことは『CR-Zのすべて』などを読めば書いてある」と言われてしまえばそれまでですが、字面だけで「理解する」のと実際に体感するのとでは天と地ほどの差があると言っても過言ではないでしょう。まさに「百聞は一見にしかず」ですね。
それにしても、CR-Zというクルマは「スポーツカー」なのか「エコカー」なのか…
良く言えば「両方のいいトコ取り」なんでしょうけど、ディグセグには「どっちつかずの中途半端」というように思えてしまいました。。。
オマケ(その1)
CR-Zの「アンビエントメーター」、色使いがとても綺麗で未来的な雰囲気です。

…ン?…こんなデザインのメータ、どこかで見たことあるような…
そうか、我らがマツダの
RX-8のメータか!!
(ココまで派手ではないですけど^^;)
オマケ(その2)
何枚も写真を撮った中に、偶然にも平均燃費を表示しているものがありました。

15.3km/Lって…この平均値が今回の試乗でのデータなのかあるいはこの試乗車が造られてからずっと累積でのデータなのかは分かりませんが…myハニーの標準燃費とどっこいどっこいじゃん(笑)
余談
いちおう見積書を作ってもらいましたが、myハニーの下取り額はン十万円となっていました。想像していたよりもいい額でした(苦笑)けど、
乗り換えるつもりも先立つモノも更々無いことを記し、このブログの〆とします。
Posted at 2010/12/31 16:14:28 | |
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