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964いじり虫の"しろぽる" [ポルシェ 911]

整備手帳

作業日:2011年11月19日

油圧・油温のコンビメーターの駆動コイル交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内

1
動画は左がアイドリング時に振れの大きいコイル、右は正常なコイルでの針の動きです。明らかな差があります。
交換手順です。

まずはメーターリングを外します。
(参考http://minkara.carview.co.jp/userid/367946/car/276570/551816/note.aspx
次いで針を外しますが、その前に針の位置をゲージ周囲にマーキングしておきます。

また、文字盤中心にあるねじを外します。
2
針は指ではなかなか引き抜けません。

文字盤に指紋を付けないように薄手のポリエチ手袋をしてから、包装用のPP紐を針の根本に回して一回転半させ、残った紐を持って真上にピッと引き揚げて外します。
3
裏面基盤の4本のねじを外します。

目印は再組み付け時に位置を間違えないようにするためです。
4
ホットガンで文字盤面から温もりを感じる程度に温めて粘着性を落としてから、二つのコイルを裏から同時にそっと押し出すと、メーターケースに4点で軽く粘着されている文字盤ごと外れます。
5
文字盤との粘着部分を、透明樹脂側からホットガンで温もりを感じる程度に温度を上げてから、端面から少しずつ剥します。
6
透明樹脂ケースとコイルを止めているねじの写真です。

次いで、透明樹脂ケースとコイルを止めているねじ(マイナス溝)を外せば、コイルが外れます。

組付けは、逆の手順で行います。
注意点は、文字盤に手で触れない、針を差し込む・文字盤粘着時には元の位置に、ガラス内面をマイクロファイバー布でキレイにするなどです。
Myポルの油圧計はゲージよりも0.4ほど低目を指していたので、その分を補正しておきました。
7
参考の写真です。

針・コイル形状、針の裏面
8
ついでに、コイルのダンパー構造を知るために、ダメコイルをばらしてみました。
巻き線をパラパラ切って切って切って剥いて剥いて。

写真のようにダンパーらしきものはアリマセン。
唯一それらしいのは、巻き線を巻いていたケースの裏面にある細い棒磁石と針の根本に有る円盤状の磁石です。
誰か電気系の人に解説をお願いしたいものです。

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この記事へのコメント

2011年11月19日 23:20
こんばんは。
メーターのダンパーですが、これはバネとかそういうようなモロに機械的なものではなく、メーターの軸上にシリコンオイル等を充填しておき、オイルの粘性を利用して回転をゆっくりにする装置です。
ですからオイルが抜けてしまったりするとその粘性による抵抗が無くなってしまい、針が鋭敏に動き過ぎてしまう訳です。(シリコンで有名な信越シリコンなどもこのダンパーオイルを確か作っていたと思います)

で、お聞きしたいのですが、一番最後の8の写真で黄色い丸いパーツと黒い円盤状のパーツに液体が付いているように見えるのですが、この液体は元々メーター内部にあった液体ではないでしょうか?
もしそうだとすればこれが上記でいうシリコンオイルだと思います。

私自身は964のこのメーターを分解した事が無いので、写真から構造を推測するしかないのですが、今回の原因というか以降を書いてみます。

①写真8の白いパーツと黄色いパーツはちょうどガチャポンのカプセルのように勘合していて、その中に黒い円盤状磁石が入っていた。黄色いパーツの中心からは黒円盤の軸が飛び出ていた。

②本来ならばその中にシリコンオイルが充填されていたのだが、このメーターでは写真のようにホンの少しのオイルしか入っていなかった。(オイルが何らかの理由で徐々に抜けてしまった)

③その結果ダンパー機能が働かなかった。

というように推測しているのですが、まぁ外れていたら笑ってやって下さい。(^-^;
コメントへの返答
2011年11月20日 5:32
私も最初はそう思っていたのですが、ばらしているうちにどうもその痕跡が薄いと感じた次第です。
直感ですけど。

で、具体的な痕跡ですが、
①「円盤状磁石」と記したホンの一部だけが薄っすら濡れている。
(見えない面は濡れていない)
②しかもその溜りの円周は粘性の高い液体に良くある丸い端面になっている
③白い樹脂ケースの壁面と可動範囲を決めている黄金色に見える板は濡れていない
④中に充填してあってなんらかの原因で少しずつ漏れ出たのであれば白-黄色の勘合部周囲は多少なりともチリやホコリが付いていそうなものだ

などです。

反対に、
電気的・磁気的にダンパー制動させているならば何処かにあるはずの、何処か壊れている場所を見出せなかったのも事実です。
2011年11月20日 8:14
おはようございます。私も壊れたパーツをバラして構造を確認する事があります。(^-^)
痕跡が少ない(白パーツ側が濡れていない)のならば、別の形で、例えば黄色パーツのセンター部分の太い凹み部分と、黒円盤パーツ中心の凸部分の間だけにオイルが少量封入されていた。なんてことは考えられないでしょうか?

これだと①、③、④の説明ができます。(すみません、②は意味が良く分らなかったです)

ただこれだと黒円盤パーツと黄色パーツとの密着性が重要になるんですけど、それは粘度で漏れださないように調整しているのかな?

あと電気的なダンパーは100%無いと思います。
電気的ならばメーターを外した時点でダンパーが効かなくなりますがそんな事はありませんので・・・。

次に磁気的なダンパーですが、磁気だと(磁気オンリーだと)動画のように鋭敏な動きになるので、やはり針がゆっくりと戻るのは、磁力で戻ろうとするのをオイルなどの粘性でブレーキを掛けながらゆっくり戻しているのだと思います。

今回は油量計側が生きているので構造を確認する事も出来るのでしょうが、さすがにそれをするのは勿体ないので、今回の故障個所の究明は推測で終わりそうですね。
コメントへの返答
2011年11月20日 11:43
>色パーツのセンター部分の太い凹み部分と、黒円盤パーツ中心の凸部分の間だけにオイルが少量封入
ですが、
全く濡れていません。普通ならここに何らかの潤滑油が有ってもいいとは思うのですが、ありません。
軸の円周速度も遅いし、樹脂の材質をうまく設定すれば潤滑油も不要なのかもしれません。

②は量が有ったのに減ってきたと言うのであれば、周囲は段々と薄くなり挙句には濡れている程度になると思うのですが、そうなっていなしのです。

また貯めていたとすると、白い樹脂ケース内径と円盤外形の直径差で2mmほどあり、裏にも回りこむ充分な隙間と考えられます。

液体が付いている量は、円盤上の1/5ほどの面積と0.1~0.2ほどの厚さです。
なお、粘度は、円盤を傾けても垂れてこないほどの、かなり高い液体です。

電気的はなしですか。
メインのコイルの脇に小さなコイルが立っているのですが、これってなんの役に立っているんでしょうか?回転させるだけなら要らないような?

たまたま油圧計の隣の油温計も同じ症状でしたので交換しました。
バラシたのは、油圧計の方ですけど。


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