ヘッドドランプハーネスの補修(1/2)

先日、ヘッドライトバルブの交換をした時、H4のカプラーの樹脂が崩れ、ビニールテープで養生しておきました。

http://minkara.carview.co.jp/userid/369104/car/274620/2529221/note.aspx

その際、運転席側が明らかに暗かったのですが、H4のカプラーを少しぐりぐりしたら、運転席側は明るくなったのですが、それに比べて助手席は本来の力を発揮出来ていないようでした。（写真）、

純正のH4のカプラーは、既に樹脂が崩れてしまって部分的に金属端子が露出してしまっていますし（→ビニールテープで養生していた）、水濡れや、今後の熱、バルブ点灯時の接触抵抗による発熱などで危険極まりないです。

ただ、ハーネスを丸々引き直すのもしんどいので、今あるカプラーを一旦切断して、IPFのエンデュランスハーネスを用いて補修することにしました。

※なお、以下の作業では、IPFのエンデュランスハーネスを加工し、部材として利用しますので、IPFの製品保証は受けられなくなります。参考にされる方は自己責任でお願いします。

今回は、ハーネスを切断したり接続したりしますので、まずはバッテリーのマイナス側を外しておきます。

ヘッドランプのボディーを取り外し、H4のカプラーを開いて見ると、やはり大分お疲れです。リード線の金属端子の直前は酸化しています。

ここで無情にも雨。錆びてヤバくなったハーネスを補修するのに、雨の中で作業では、一体何をやっているか分からなくなりそうなので、しばし作業中断。

雨が殆ど止んだ頃、辺りはすっかり暗くなりました。いつもならLED懐中電灯を付けて作業しちゃったりしますが、今日は大電流の流れるヘッドライトのハーネスの補修で万が一にもミスは許されないので、SAKAIのエンジンスタータと12V蛍光灯を準備して夜間作業開始です。

※SAKAIのエンジンスタータは、シガーライターソケットを接続して12V出力を供給することができるので便利です。

まずはヘッドランプユニットを取り外し、バルブの端子にはIPFのエンデュランスハーネスに付属していた接点保護グリスを塗っておきます。

写真は撮っていませんが、ハイビーム用のH1バルブの方もバルブの端子、バルブへのアダプターの両方に接点グリースを塗っておきました。

IPFのエンデュランスハーネスを切断します。若しかして将来H4のオス側を使うことが有るか知れないと言うことで、圧着接続端子が使えるくらいの長さを確保して切断しています。

H4のメス側へ圧着接続端子で繋ぐことができるように、この後、赤いコルゲートチューブを3cmほど短くなる様に切断しています。

純正ハーネスと、途中で切断されたIPFのエンデュランスハーネスを接続するために使用した、圧着接続端子です。

圧着接続端子は複数のサイズを用意し、エンデュランスハーネスの導体を挿入できる物(M279)を選びました。

一方、純正ハーネスは、エンデュランスハーネスよりも細い電線が使われていますが、今回使用した圧着接続端子で両方ともしっかりとカシメる事が出来ました。

まずは運転席側から作業。

IPFのエンデュランスハーネスの電線3本に圧着接続端子をカシメ、純正ハーネスを1本切って、エンデュランスハーネスと接続して行きます。接続するべき線を間違わないように注意。

純正ハーネスの、樹脂の崩れてしまった純正のH4カプラーが、IPFのエンデュランスハーネスに置き換わりました。