| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
1時間以内 |
1
- 法定12ヶ月点検・エンジンオイル交換/(ACコンデンサーファン廻りの宿題あり)
https://minkara.carview.co.jp/userid/369104/car/274620/5026628/note.aspx
の
> LOW側 レジスター断線あり。
について、海外サイトの商品棚に掲載のあったレジスターは発注するも「ディスコン・在庫無し」とのことで、適当な(いい加減の意味では無くて適切な)メタルクラッド抵抗で置換しようかと思いましたが、そのために現況を確認してみようと。
まず、エアコンコンデンサーファンのフィンは手で回すと抵抗なく回せました。
適当な(同前)汎用ファンに置き換えようかと思っていましたが、シュラウドは金属製で劣化も無いし、素材は薄くて前面からの投影面積も非常に少ない(→ファンが回っていない時の、コンデンサー~ラジエーターに至る空気抵抗も少ない)、それをやめて汎用ファンにした場合の取り付けとかも考えると、可能なら現状の構造を活かしたい。
ファンモーターの新品・中古品・リビルト品が入手できれば良いのだけれども、現状入手できていないし、他社製で互換性のあるモーターもありそうだけれども詳細が現状不明。
※エアコン装置は三菱重工製
12Vを直結してもどうせ回らないファンモーターなら、走行時に(ブツ自体が)付いてなくても何も変化ないから、いったん取り外して、ラジエーターファンが故障したときにファンモーターを現品リビルドして貰った (⇒手許にストックパーツとして保管中) のと同様に、電装屋さんで再生して貰うのが良いかも知れないなと思い始めています。
- ラジエーターファンモーターOH
https://minkara.carview.co.jp/userid/369104/car/274620/3898513/note.aspx
2
一方の「断線している」レジスターの方は、抵抗の表面にスペック(〇〇Ω/〇〇W)でも印字されていればいいなぁ、と思いつつ、とりあえずファンモーターを固定しているパイプから取り外してみましたが、抵抗の表面は、金属のカバーで覆われているため、その多くが見えない。いろいろ角度を変えて、隙間から覗いてみても、どうも表面には何も記載されていないように見える。
絶縁スリーブは手で簡単にずらすことが出来ましたので、とりあえずテスターで当てってみようかなと。
ん? 抵抗そのものの端子と、はんだ付けされたリード線から伸びている金属板、なんか浮いてないか?
3
ダメもとで、レジスターの抵抗値を測ってみましょう。抵抗体自体が焼損していれば抵抗値は無限大を指すだけでしょうけれど。
今回使用したのがデジタルマルチテスターなので抵抗のゼロ点調整が無いですから、テスターのリード線自体の抵抗値を最も抵抗値の低いレンジで測ってみました。写真が見づらいですが、測定した結果、0.6Ωとなりました。
4
レジスターユニットと呼べばいいかな、レジスターにはんだ付けされているリード線・2本の間は導通無しです。ディーラーさんの調査通りの結果です。
で、今度はレジスターの絶縁スリーブをずらしてお目見えした、セメント抵抗そのものの端子同士をテスターで当たりますと、1.1Ωを示しました。テスターのリード線だけの抵抗が0.6Ωありましたから、差し引き、0.5Ωのセメント抵抗がレジスターの実体の様です。
デジタルマルチテスターでの、極小抵抗の測定はあまり信用できませんけれども、事前にファンモーターの低速用レジスターについて自分で試算して、恐らく0.5Ωくらいじゃないかな、と割り出していましたのでドンピシャでした。
5
すると、抵抗そのものは断線していないってことになり、やけに長い絶縁スリーブの中の、この囲まれた部分は何だ? ってことですが、リード線がはんだ付けされている、ばねの様に動く金属片と、抵抗本体の端子部分、ともに、はんだメッキされているように見えます。
この2つはもともと繋がっていたのか、間に温度ヒューズでも入っていたのか。でもこの構造だと、間に温度ヒューズは入らないんじゃないかな。
糸はんだ状の温度ヒューズなら入るけれど、それが溶断した場合の残骸らしきものが何もない。とすると、糸はんだ状の温度ヒューズは恐らく使われていない。
6
上記の写真を等倍で。
これを見て確信しました。
レジスターのリード線にはんだ付けされた金属片と、抵抗本体のリード線は、元々はんだ付けされていたようです。
恐らく、抵抗の温度が上がり過ぎたときに、ばね状の金属片によりここが溶断して抵抗本体が切り離される仕組みの様です。表面やエッジの模様が完全に一致しています。
※正常動作していた時のこの箇所の状態を見ていないので絶対とは言えないのですが、ご興味のある方は実車を確認してみて下さい。
7
ピンぼけ写真になってしまいましたが、上記を別の角度から。
この長い金属片がばね上になっていて、その周囲を取り囲むように金属で覆うような格好になっています。その外側に長い絶縁スリーブが掛かる構造です。
ならばここをはんだ付けし直しちゃえば、レジスターはそのまま使えるじゃん。
もし仮に、ここが単に繋がっていたのではない場合でも、元々は既存レジスターを撤去して、0.5Ω/100Wのメタルクラッド抵抗に置き換えるつもりだったから、その場合、温度ヒューズは少なくともこの部分には挿入されない訳で、その意味では既存レジスターのこの箇所をはんだ付けで繋いじゃっても、メタルクラッドで置き換えても、変わりはないです。
あとは、このばね部分の金属板の接合がはんだだったとした場合であっても、はんだの合金タイプによる融点の違いがあって、オリジナルで使われていたはんだの合金タイプは見ただけでは判別できないけれども、このレジスターが製作されたのは30年前くらいだろうから、近年になって漸く耐久性が確保されてきた低温はんだは時系列的に除外。仮に、錫60%鉛40%のプリント基板用を使った場合、液相線温度190℃の温度ヒューズとして機能させられる。
良し、はんだごて持ってきて…
って時に心の中でもう一人の自分が叫んだ!
まてまて、ここが溶断した原因を対処せずに、はんだ付けだけし直したらやばいよ! ファンモーターがショート状態になって低速用レジスターが過熱し、ここが溶断したんじゃないのかい? それは安全装置が起動したってことで、それをまた危険な状態に戻すのか、って。
そうですね。はんだ付けは、ファンモーターが何とかなってからやれば良い作業ですね。
8
ってことで、少なくともレジスターの方は解決できそう。
問題はコンデンサーファンモーターの方ですね。現況確認前は、汎用ファンで置き換えようと思ってたのですが、しっかりとしてるシュラウドと、ファン全体の固定箇所を見てこれは活かした方が良さそうと思い、故障しているモーターの現品リビルドによるリビルト置き換えの方向で調整したいと思います。
と言うことで、絶縁スリーブ・2か所を戻して、レジスターを元通り固定、グリルも戻して現況確認作業は完了です。
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