2013年は輸入車のCセグメントハッチバックが花盛りでしたが2014年に花開くことになりそうなのが全長4.2m前後のBセグメントSUVでしょうか。
火付け役となったのは日産のジュークで欧州ではそのヒットにあやかってフォロワーが続々と発表になっているようです。
サイズ感と乗用車ベースのSUVという点ではその源流を初代RAV4に求めることもできRAV4が初めての愛車で今でもこれぐらいのサイズのSUVが大好きな私としては今の流行のきざしは待ってましたといった感じです。
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プジョー 2008
欧州では今春から発売されている208のクロスオーバーモデルである2008がいよいよ日本でも来年2月に発売とのことです。
日本に導入されるパワートレーンは直列3気筒1.2リッターと2ペダルMT「ETG」を組み合わせたものになるそうです。
ちなみにグレード構成は例によって「Premium」と「Cielo」の2本。2014年もプジョーさんのプレミアム好きは止まりません。
価格は246万円からということでBセグメントハッチバックとしては確かにお高いんですが2008が実質的には207SWの後継モデルと考えると207SWが発売当初269万円というぶっとんだ価格でしたのでかなりがんばった価格とも言えます。
加えて今はワゴンよりもSUVにプレミアム性が付加される雰囲気がありますから207SWとの価格差以上に満足感が高くなる可能性があります。
気になるのは2ペダルMT「ETG」の出来でしょうか。
グループ会社のシトロエンがDS4/C4で採用していた2ペダルMT「EGS」の出来がアレだったのでよりカジュアルなお客さんがつきそうな2008に仮に似たようなトランスミッションが搭載されるのならなかなか苦戦しそうだなと。
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ルノー キャプチャー
2011年の前回の東京モーターショーでも出展されていたキャプチャーの市販モデルがジャパンプレミア。
ルーテシアをベースにしたクロスオーバーモデルという成り立ちはもとより来年2月の発売開始や249.8万円からの価格設定など2008とがっぷりよつな戦いが繰り広げられそうです。
ルーテシアはヘッドライトが大きすぎて苦手なのですがキャプチャーはそこが気になりません。
大きくえぐられたサイドドア/サイドステップなど2008よりも躍動感があり楽しげな雰囲気なのでやっぱりBセグメントのSUVはこれぐらい元気がなくてはと2008より好印象です。
メインカラーらしきオレンジの印象も強いのかもしれません。
トランスミッションについてはルーテシアと同様のデュアルクラッチ式なので実際に乗り比べてみないと分かりませんがスペック上ではシングルクラッチ式の2008に対してのアドバンテージと言えそうです。
それを見越して4万円弱高値をつけているということでしょうか。
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ホンダ VEZEL(ヴェゼル)
ある意味で本家である日本からもBセグメントSUVが発表。
「SUVの力強さ、クーペのあでやかさ、ミニバンの使いやすさというジャンルの枠を超えた、多面的な価値を高次元で融合したまったく新しいクルマ」ということなのですがこのフレーズ何度か耳にしているのでまったく新しいクルマというのは多少勇みすぎな感が否めませんが上のクルマに比べれば価格的には手ごろでしょうし楽しみにしたいと思います。
特に「クーペにしたい」というインテリアが楽しみです。
助手席前のインパネの幅いっぱいにエアコンの吹き出し口があるクルマなんて最近のクルマでは見たことがありません。
吹き出し口のデザインはちょっと手を抜くととたんにインテリア全体が安っぽくなるのでそれを逆手に取った新しいチャレンジだと思います。
「写真だとカッコイイけど実物は安っぽい」にならないか興味深いです。
できればもう1,2サイズ、ホイールを大きくしたいところです。
2008もキャプチャーもフランス車ではありますが欧州の大衆車メーカーからはBセグメントSUVが発売になるのでドイツのプレミアム御三家はどう出てくるのか楽しみです。
アウディは良いんですよ。「Q1」が空いてますから。
Cセグを「X1」で出しちゃったBMWはどうするんだって話しですよ。「X-ZERO」とか?超カッコイイです。超楽しみ。
Posted at 2013/12/17 18:47:51 | |
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