矢作でスポ走→ポルシェ仙人のお店へ…

3月27日(土)
天気も良く、気持ち的にもドライブしたかったのでダムの回りをドライブしました。

本来なら日曜日の早朝に楽しいクルマたちが集まるのですが、残念ながら日曜日は雨の予報なので、土曜日にケイマンを引っ張り出しました。

楽しくドライブした後は、山奥でおばちゃんが五平餅を焼いているお店があるので、そちらでひと休み。
ダムから降りてきたところで、みん友のぴーたーさんのNDロドとすれ違ったような…(^_^;)


すっかり春ですね。いつの間にか桜も咲いています。

花とクルマの写真は、何とか映えが沢山撮影すると思うので、そちらにお任せ。

さて、ここは守山区のマニアックなポルシェ専門店。『FLAT6 GARAGE』
原因と対策を根本から見直す、マニアックなお店でした。

お客も選ぶと思うし、お店もお客を選ぶようなお店でした。
お客として合いそうだと思われるのは、メカが好きで、ポルシェをただのドライビングマシンとして見れる方は合うかも。
ファッションやカッコつく為のブランドだけとして見る方は違うお店がおすすめです。

重整備や加工、延命するためのチューニングをお任せしたいなと思うお店でした。
それはなぜか。
以前にブログに書いた、水冷ポルシェのエンジンのシリンダーキズの件。このお店は、エンジンが傷む原因と対策を追求する生粋の整備士のお店。
別の要件で訪れたのですが、色々と教えて下さりました。

【水冷ポルシェエンジンを守る方法】
①インターミディエイトシャフト問題(一言で乱暴な説明だと、カムシャフトへ動きが伝わらずにブロー問題)
シールベアリングを使うのが間違いで、高音&高負荷にベアリングが耐えられないので、ベアリングのグリスに頼らず、エンジンオイルで潤滑させる。つまりワザとベアリングのシールを取り払う。そしてエンジンオイルでベアリングを満たす。

②とにかく硬いオイルを使用し、油膜を維持する。オイルの膜さえあれば、シリンダーの引っかきキズは回避できる。
20W-60の硬いオイルを使う。
化学合成のシャバいオイルは使わない。

③メタルハウジングにオイルが阻まれるので、シリンダーにオイルがかからない(写真手前のパーツがハウジングです)
このハウジングを、少し削る。すると、オイルが奥のシリンダーにかかるようになり、潤滑される。


2008年までのボクスター&ケイマン。
2001〜2007の911シリーズ
が対象で、もれなくシリンダー引っかきorカムシャフトブローのどちらかがあるかもよ。という話です。
対象ポルシェはもっと細かいのですが、ここではざっくりとした説明にしておきます。

いつぞや書いた、『そのポルシェを売ってこい。ターボ買え』と言った方とは考え方が根本的に違いますね（笑）クルマ業界は狭いので、ケイマンは欠陥だから売ってこいと言った方の事をよく知っておられるようでした。説明がとにかく細かくて、的確でした。

また、ウチの事を悪く言う人がいても気にならないという、真っ直ぐなお店でした。分かる人だけ分かれば良い…。そういう信念を貫ける人って少ないですよね。
ちなみに、池沢さとし先生の色紙が飾ってあった『ナガセ自動車』も困った時はここに運ばれてくるそうです…。
個人的には選択肢が増えてよかったです。

来月、997&987エアコンのフラップ修理(改善)でお世話になります。


エアコンの冷房&暖房切り替えのフラップにスポンジが貼ってあり、そのスポンジが劣化することで、穴空きのフラップが丸見えになる。
その結果、冷房と暖房の風が混じり、温度調整が不可になる。





上の写真のように、クーラーの風がヒーターを通る。
これがポルシェクオリティですよ（笑）
そろそろ987のボクスター、ケイマン。997の911シリーズも対象ではないでしょうか？
このフラップを改善する製品を、FLAT6 GARAGEさんが製作してくれました。

来月、レポートします。

最後に…

ポルシェ959がいました。