
今、俺も選考に加わっているワールドCOTYこと、
世界カー・オブ・ザ・イヤーが大詰めを迎えている。っていうかただいま投票中(笑)。
で、今年のポイントは、やっぱり日産リーフがどうなるかだろうね。
欧州COTYではリーフ、北米COTYではシボレー・ボルトが獲得。正直、どちらも市場にそんなに出回っているとは言えず、いわゆる
意義を評価してのもの。そこに賛否両論あって、特に欧州では発売前に決まって事もあって、文句も多かった。
それも分かるが、1つ俺から言えるのはCOTYは
売れたクルマの賞でも、大衆に
支持されたクルマに対する賞でもないってことだ。だったら単純にオリコンよろしく販売台数で表彰すればいいし、あるいは一般投票すればよい。COTYの意義は、ある種、業界を見続けた人のみが分かる意義であり、インパクトの掘り出し!
そういう意味ではこの2台は必ずしも間違ってないと思う。それと、一度選んでみると分かるが、他のラインナップの中で、実際2台はどちらも光る。光るというのは、つい選びたくなる存在だということだ。
ただ、きっとクルマ好きにとって、クルマは道具である以上に、自分たちの仲間。
知らないヤツの中から選ばれても…というところだろう。
サッカーに置き換えてみると分かるが、メッシがデビュー前にバロンドールに選ばれたとして、どんなに上手くても支持したくないかもしれない。例え、ジャーナリストの間では、
天才と騒がれていても…
加え、さらに難しいのは、新車はやっぱり
新しいウチに評価すべき部分があること。そこはサッカー選手と違う。クルマが発売後1年に評価すべきもの…とされていたらこの問題はなくなるが、そもそもモータージャーナリストという存在自体が、発売直後になんらかのジャッジをするというか、させられる存在であって、「みんなが乗る前に」という部分を本質的に備えている。
だからこちらとしては発売直後でも大して違和感がない。そこが一番の考え得るギャップなのだ。
これを解決するには賞の規定を変えればいい。ただし、これはこれで問題があって
発売後1年たってのCOTY…それって本当に魅力ありますか? ってことなのだ。あー、悩むわ…
Posted at 2011/02/10 15:51:21 | |
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