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ウッキーさいとーのブログ一覧

2009年05月29日 イイね!

Sトロニック付きA4についての考察

S4の発表と共に、A4に2・0TFSIクワトロが追加されました。2ペダル・マニュアルトランスミッションのSトロニックの搭載が大きなトピックです。

この2・0TFSIが予想をはるかに超える出来だったのでちょっとビックリしたのでした。
Sトロニックは、すでにA3にも搭載されていますが、こちらは立て置き。Q5やS4にも搭載されています。

超絶のシフトアップスピードというわけではありませんが、歯切れのいいシフトアップフィールと、ダイレクトなアクセルレスポンスが魅力です。

新しい2Lのターボ付きエンジンは、排気側に可変バルブリフト機構を組み込んだ他、いくつかの改良によってターボが驚くほど低回転域から効き、力強い加速を見せてくれるるようになっています。
350Nmの最大トルクを1500―4200回転で発生します。

実際に試乗した印象でも、クラッチが繋がったところからぶ厚いトルクが発生していて、軽々とクルマを走らせてくれます。

2Lという排気量は大きなボディに似つかわしくないと思うかもしれませんが、低回転から発揮されるトルクのお陰でクルマの重さをまったくと言っていいほど感じさせないんです。

最高出力は211馬力で、これも速さとしては十分ですが、高回転域の伸びでは3・2に軍配が上がりますが、個人的には2・0で十分楽しいし、気持ちよく走れると感じました。
メカニズム的にも7速Sトロニックは興味深く、また、これまでA4で望んでも手に入れることのできなかったマニュアルトランスミッションならではの(≒トルコンでは得られない)アクセルとエンジンがダイレクトに繋がったパワーフィールがあるという点も大きな魅力のひとつです。

そしてもうひとつ。
アウディジャパンは大きな変更と見ていないのかもしれませんが、A4の操縦性を大きく左右する変更が行われています。

それはセンターデフのトルセンLSDの可変トルク配分の変更です。
基本が40対60となっていることは変わりませんが、従来15対85~65対35となっていたものが、20対80~60対40に変更されているようなんです。

じつはこの数字がハッキリとしないのです。変わっていないという説もあるのですが、実際に走らせてみると明らかに違いがあるんです。
という事を念頭に置いてもらって、ここでは可変トルク配分比が変わったという前提で話を進めていきます。

たかが5%くらいと思われるかもしれませんが、これが大きいのです。

もっとも通常走っている分にはその差は判りにくい思います。ボクにはわかりませんでした。ところが滑りやすい路面でクルマを振り回して見ると、明らかな違いがあったのでした。

従来のB8は、ドリフト状態に持ち込むと、FR的な浅いドリフトアングルでバランスし、アングルを深くするとスピンモードに入ってしまうのです。
ところが2・0TFSIクワトロは、B7のように深いドリフトアングルまでコントロールができるんです。

だからどうしたって思う人もいるかもしれませんが、まあ聞いてください。

アウディは、4WDをキャラクターのひとつの柱として、メルセデスやBMWなど素晴らしい操縦性を持つFRセダン&サルーンに対抗して来たわけで、アウディはクワトロの抜群の安定性とスピンしにくい限界領域の操縦性が大きな武器であるとボクは考えていたのです。

ところが、B8は前後不均等トルク配分(40対60)を採用したのを期に、FR的な操縦性に味付けされてきたのです。
B7以前のアウディはノーズが重く、アンダー傾向が強かったので、これを解消することがクワトロシステムの課題であったことは想像に難くありません。
ただ、個人的にはノーズの重さをサスペンションのチューニングで感じさせないように作りこみ、限界領域でクワトロならではのコントロール性発揮する。これががアウディらしさだ、と感じていたんです。

その意味で、B7型A4(50対50の均等トルク配分を基本に25対75⇔75対25に可変トルク配分する。)は、トルセン(A)センターデフを使ったクワトロシステムのひとつの完成形だと考えています。

B8型はノーズが軽くなり、従来のA4が抱えていた問題をイッキに解消してみせました。が、同時に限界領域でのコントロール性もFR的になり、クワトロの持ち味が少なくなったように感じました。

この方向性をアウディが良しとするのか、あるいはクワトロらしさを求めるのかは、次のB8系モデルである程度見えてくるのではないかと考えていたんです。
どちらの方向に進んでも4WDを採用する限り、やりようはいくらでもあるでしょうから、純粋に個人的な興味で待っていたのですが、2・0TFSIに試乗する限り従来のクワトロらしさ、限界領域での操縦性を引き継ぐ方向に向かったように感じました。

つまりA42・0TFSIは、前後重量配分を整えたB8系A4クワトロの優れた操縦性(回頭性、旋回性能を含む)を生かしながら、限界領域ではよりコントロール性のいい、ある意味クワトロらしい操縦性を獲得しているのです。
アウディの操縦性に対する考え方も、クワトロならではの持ち味を生かす方向にあると言えそうです。



※・・・と、もっともらしいことを書いてきたわけですが、トルク配分については現在確認中です。従来と変わらないとなると、この話は根底からひっくり返ってしまうわけですが、もちろんドリフトコントロールの操縦性の違いは「気のせい」や「そんな気がする」といったレベルではなく、かなりハッキリと現れているものなので、ではなぜ違うのかという点について、改めて検証する必要が出てきそうです。確認が取れたら報告します。







Posted at 2009/05/29 13:46:39 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2009年05月28日 イイね!

アルミホイールについて

アルミホイールについて待望のアルミホイールが届きました!

プロドライブのGC-05Kというタイプで、鍛造1ピースのアルミホールです。
サイズは8・5J×18 オフセット+50

S4の純正サイズは8J×18 オフセット+45
欲張って0・5インチ幅広いサイズを選んだのですが、これがかなりきわどい状況を作り出してしまったのでした。


いまさらですが、ここでアルミホイールのサイズの読み方について、簡単に説明しておきます。
8J×18 オフセット+45 5-112

というのは、
ホイールのリム幅(タイヤをはめ込む部分の幅)が8インチ
18はアルミホイールの直径(リム径)
オフセット量が45mm
5穴
PCD=112mm
ということです。

オフセットは、ホイール幅の中央(リムの中心線)から、ディクス取り付け面がどのくらいオフセットしているかを示したもの。ディスク取り付け面が中心線より外側にあるもの(ホイールがホイールハウスの内側に入り込む)を+オフセット、ディスク取り付け面が内側にあるものを-オフセットと呼んでいました。
昨年からこの「オフセット」の呼び方が変わり、リム中心線より外側にディスク取り付け面があるものをインセット、
オフセット0をインセット0、
内側にあるものをアウトセット

と呼ぶようになったそうです。
オフセット+45はインセット45です。
ちなみに、インセット45とインセット50では、インセット50のほうが5mmホイールハウス内に引っ込むことになります。

PCDはホイール取り付け穴の距離で、ボルトあるいはボルト穴の中心を結ぶ円の直径。 


…蛇足でしたか


ともあれ、アルミホイールが届いたわけですが、攻めのホイール選びをしてしまった結果、ホイールハウス内のクリアランスがえらく微妙なことになってしまったのです。

8Jから8・5Jにリム幅を広げた結果、全体で0・5インチ=17・2mm、片側で8・6mm幅広になっているわけです。そして、純正ホイールよりも5mm内側に引っ込んだホイールを選んだため、全体で3・6mm外にはみ出す計算になります。

これは、イメージしていたとおり。
ボクの趣味というか好みなんですけど、ボディとホイールのツライチはいいのですが、はみ出しはやりたくないんです。スッキリスマートにホイールをつけたい。
純正でもかなりツライチに近い感じになっているので、あまり外にはみ出させたくなかったんです。でも8Jじゃなく8・5Jにしたかった。

リム幅が広がれば、実接地幅はたいていの場合広がります。
235/40R18というタイヤサイズは、8・5Jの適合リムサイズの範疇にあるり、8Jと比べるとサイドウオールの絞込みが少なくなり、横剛性は上がる方向にあります。
それから、後ろからの見ためも、タイヤが(多少ですが)幅広く見えるのでかっこよいのではないかと。


ところが、予想以上にホイール内側・・・具体的にはホイールリムとサスペンションリンクのクリアランスが少なかったんです。
プロドライブを仮装着してみると、リムとリンクのクリアランスはおよそ5mm
タイヤを装着すると、リムガードと呼ばれる突起部がリンクに擦れてしまう恐れがある。

というわけで、現在3mmと5mmのスペーサーを手配中。
3mmのスペーサーを装着すると、結果的にホイールのオフセット量は+47となり、外側へのはみ出し量は6・6mmとなります。
5mmのスペーサーをつけると、オフセット量は純正ホイールと同じ+45相当になり、はみ出し量は8・6mmとなります。

純正オフセット量だと、スクラブ半径が変わらないので、操縦性に関する不安はないのですが、品のいいボディツライチが実現できるかどうかが問題。
3mmスペーサーでもオフセット変化は+2mmなので大きな問題はないと思うのですが、タイヤとサスペンションリンクとの干渉が気になるところです。

どうなってしまうのか?

スペーサーが届くのが来月初めということなので、結果はそのときに。

それにしてもまさかホイールでミリ単位のクリアランスに苦心するとは思っても見ませんでした。





Posted at 2009/05/28 14:55:55 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2009年05月10日 イイね!

オイル交換

オイル交換オイル交換をやってみました。
オイル交換は何kmで? よく聞かれる質問ですが、みなさんは何kmくらいでやってますか。
ボクはこれまで5000kmから1万kmくらいを目安に交換していました。
最近はどうかわかりませんが数年前まで、エンジンオイル交換は3000kmで、などと言っているメーカーさんもありました。

それがどうにも気に入らないのです。
そんなに頻繁に交換できるか! というのがその理由。何せ年間3万kmは走りますから、3000kmで交換していたら、1ヶ月に1回以上の頻度で交換することになってしまいます。

とはいえ、オイルはエンジンの潤滑油、言ってみれば血液みたいなものですから、オイルの素人が
そんな短いスパンで交換していられるか! 
とか、
あなたの所のオイルはその程度しか性能が維持できないのですか?  

と吠えたところで、うちは3000kmを推奨していますなんて言われたら、反論する術はありません。

で、これまではオイル元売のブランド品を一切使わず、5000km交換で十分と言われたトラストF2というのを使っていたんです。

このオイルはとても気に入っていて、R32GT-R(9万km)、インプレッサGC8(14万km)、インプレッサGDB(9万km)で、ほぼずっと入れ続けていました。さすがにサーキットを走ったときは速めに交換していましたが、それ以外はズボラに5000kmくらい走ったら、そろそろ交換しなきゃと考え出し、適当なタイミングで交換する。というやり方でした。

いずれもリッター100馬力を超える車でしたから、オイルにはこだわっていたのですが(とてもそうは思えないでしょうが)、クルマを買い替えたのを期に、純正指定オイルでも入れようかと思っていたのです。

ところが、ちょっと前にいいオイルがあるよ、という話を耳にしたんです。
ASH(アッシュ)という聞いたこともないオイルです。

ボクは、だいたいにおいて疑り深いので、「へ~」と聞き流して、まず人の言葉でオイルを決めるようなことはしないんです。
ですが、開発した人の名前を聞いて興味を持ったのでした。

ASHモーターオイルを開発した人は岸野さんという方。
この名前には聞き覚えがありました。

トラストF2オイルを開発した方が、ドクターKこと岸野さんなんです。ずいぶん前にトラストを退社されたと聞いていたのですが、もしやと思って聞いてみると、まさにその人だったわけです。

その後、実際に岸野さんとお話しする機会があり、エンジンオイルに対する考え方や造り方などをうかがって、共感をおぼえたので、使わせていただくことにしたのです。


まだ入れたばかりなので、性能は? と聞かれても答えようがありませんが、これから暑い夏に向かうということもあり、とても楽しみです。





ところで、我がアウディS4くん、なんとエンジンオイルを9リットル(!!)も飲んでしまうんです (T_T)
="オイル9L!"


ついでにオイルフィルターも交換しようと探したのですが、見つかりません。
あれやこれやと探し回った挙句、こんなところにありました。
="エンジンルーム" ="ここです"


というわけで、なんとかオイル交換終了。


ちなみに、オイルは
100%エステル化学合成油の「ASH FSE Espec」10W-40です。




Posted at 2009/05/11 00:52:07 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2009年05月06日 イイね!

エキサイティングGOGO! EVレース2009

エキサイティングGOGO! EVレース2009というイベントが筑波1000で行われました。

秋に行われるEVフェスティバルは電気自動車のお祭りイベントですが、こちらはそのなかのモータースポーツの部分に焦点を当てたイベント。と行っても和気藹々のイベントですけどね。

この何の変哲もないコペンが、じつによく走るんです。
30分耐久レースでは、ずっと全開とまでは行きませんが、それに近いくらいのペースで走れてしまうんですよ。速さ的には軽自動車のターボどころか、フィットくらいの速さがあります。

もっともボクがエントリーしたクルマはことごとくトラブル。
ZEK03というEVカートは30分耐久レースの第1スティントでバッテリー切れ→リタイア。コンバートEVという市販車にモーターをつけたクルマのレースには、ダイハツミゼットフォーミュラで参加したのですが、これもモータートラブルで、リタイア。
性能をアップグレードした結果のトラブルです。モーターを強力にした結果バッテリーが持たなくなったり、バッテリーを強力にした結果モーターがオーバーヒートしてしまったり…。

ダメダメな一日でした。


唯一の救いはエコピタレースで6位に入れたこと。

エコピタレースというのは、舘内端さんが考え出した新しい燃費レース。
エコランだけで燃費を競うとスピードが遅くなります。それではクルマに乗る意味がありません。だからといって全開で走ると燃費は悪くなります。

燃費とスピードを両立した性能(=エコピタ値)を競うというレースなんです。

具体的には A=(タイム×係数)² B=消費燃料² エコピタ値=√A+B
でエコピタ値が小さい程よい

主催者が任意の係数を決める所がポイントで、この係数によって燃費寄りなのか、速度寄りなのかというのを決めることができるんです。

速く走ると燃料を消費します。逆に遅く走るとタイムが遅くなります。
速さだけを求めても燃費だけを求めてもダメというユニークなレース(タイムアタック+エコラン)なんです。


説明が上手くできませんが、なかなか面白いレースです。










Posted at 2009/05/06 08:07:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2009年05月04日 イイね!

スクープ!!

スクープ!!









シマッタ!! 迂闊だった。まさかあんなところで写真を撮られるなんて。











…などと悔やんでみたいものですな。



本日はREV SPEED誌のロケで筑波山。
ちなみに、同伴の女性は「藤トモ」こと藤島知子さん
女性モータージャーナリストです。レーサーでもあり、フォーミュラなんて乗りまわすかなり男前な人でもあります。

朝8時にお山に集合って事で、7時に家を出たのですが、すでに三郷ICから渋滞。
守谷SAあたりまでのろのろ運転。
さすがゴールデンウイーク真っ只中です。

当初は箱根にしようかって話もあったのですが、渋滞するに決まっているので却下。
実際、朝7時半の段階で30キロ近い渋滞になっていたとか・・・(@_@)

常磐道も8時には渋滞が20数キロに伸びていました。


筑波山なんて誰も行かないでしょ、って読みだったのですが、パープルラインの駐車場に行ってみると、決行来ているんです、走りや君たちが。

まあ、そんなこともあって、そそくさと撮影を切り上げ(イイノカ、ソンナコトデ)、
山を下って、土浦北IC近くのイタリアンレストラン「イタリアの台所 トレノ」へ。
ここ、じつは隠れた穴場で…って以前書いたっけ? とにかく料理が美味しい。
ホントはディナーメニューがイケてるんですよ。

花粉も少なくなって、ようやく快方方向(まだ鼻詰まりしてますが…)。多少は過しやすくなってます。

明日は筑波サーキットの筑波1000で、EVイベントです。
また渋滞するんだろうなあ・・・。

Posted at 2009/05/04 23:48:28 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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一応モータージャーナリストなんて肩書きでやってますが、気分としては自動車レポーターかな。クルマにまつわる楽しいこと、面白いこと、スゴイことをリポートしたいと思っ...
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