色はグラススパークルブラック / トリトンブルーメタリック(KEL)
オプションで
シングルシートカウル
45500-04810-YKV ブラック¥19,980(税込)
メーターバイザー
99000-9900A-04K スモーク¥12,960(税込)
JRC JRM-21 ETC2.0
を付けました
まだ数百km程度の走行距離ですが少しインプレを
跨ると程よい位置にハンドルバーがあり、幅は広いですがまあまあです。見かけ以上に前屈はあり、これが後述するフロントのトラクションに影響してるように感じます。ステップは踵の収まりが良く最適なポジションだと思います。(ライダー身長161cm)足つきは両足爪先ですが個人的には全く苦になりません
クラッチレバーはスリッパークラッチの恩恵でもう少し軽くなるのかと思ったんですが、あまり軽くはありません。ローRPMアシストはSV650ほど明確に回転が上がるわけではなく、知らないと気付かない程度のセッティングです。しかしあると渋滞状況では左手の負荷は確実に減るように思います
押し引きでは実感するMT-09比18kg増の車重は、走り出せば数値ほどの違いは特に感じません。切り返しも非常に軽快です。特に感じるのはフロントのナチュラルなトラクションで、制動時にその恩恵が大きく感じられます。目測を誤りコーナリング中にブレーキレバーに指を掛け速度調整をした時やターンインでの安心感は特筆です
また〝スズキ・ハンドリング〟と云われるブレーキング時、巻き込んで行くようなイン付きの良さは痛快で、バイクに急き立てられているようにスロットルをあてて行くと気持ち良くと旋回し、フロントに荷重を溜め過ぎない効率のよいライディングをバイクが導いてくれているようにも感じます
フロントブレーキはマスターもラジアル構造になっているので、ソレまでの感覚とは違い最初は慣れが必要でした。しかし指の入力に対しリニアに効力が立ち上がって行くのは爽快で気持ち良いです
エンジンはショートでクロスされたミッションも相まって非常にトルクフルです。まだナラシなので回転は上げられませんが、迫力あるエキゾーストノートも高揚感がかき立てられます。ミッションはまだ多少硬さがあるものの、剛性感がありメリハリのあるタッチです。シフトペダルもしっかり造られていて、ステップと同軸なので操作ロスも少ないです
高速道路走行時はカウルが無い割に風圧はそれほど苦になりません。フロントのトラクションが良いので乗ってて非常にラクで安心感がありますから、ついついスピードが出がちになってしまうので注意が必要です
まだまだ乗り込まないと本質は判らないと思いますが、とにかく車両本体価格以上の満足感が得られます。多少の安っぽさやデザインはスズキらしいキャラクターで愛嬌に感じられますし、非常にマジメに作り込まれたように思います。GSX-RシリーズのDNAを持つ別解釈のスポーツバイクで、ワインディングでは遭遇したスーパースポーツを本気にさせるポテンシャルがあると現時点では感じています。
2017 5/1