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2012年01月25日

ディーゼルの素晴らしい進化

ディーゼルの素晴らしい進化
って言っても、D3君のお話ではないですが(爆)。こちらの記事にBMWのスポーツディーゼルの進化の総括が載っていました。ドイツ語は良く分からないので(笑)、ダイジェストしてみました。





始まりは1983年のE28型の524tdくらいからのようです。この時のエンジンは6気筒で2443ccのM21型です。この頃からしっかり6気筒だったのですね。この頃のベンツは確か5気筒のディーゼルでした。






世界最速のディーゼルセダンだったようですが、出力は115ps/210Nmで、今となってはそれほどでもないですね。でも、自然吸気版の524dは86ps/152Nm(ちょっとチューンした軽ターボと言った感じ?)でしたから、当時としてはハイパワーだったようです。ちなみに、現行のアルファのMitoの1248ccの最新ディーゼルエンジンは馬力はほぼ同じ85psですが、トルクは200Nmです。







そして代が変わってE34型になると、エンジンは2497ccのM51型になって、143ps/260Nmとかなりパワーアップしましたが、この代まではまだ1気筒当たり2バルブだったのですね。でも、ネーミングは「524tds」と、スポーツを意味するsが付きました。






E39型になってトルクは280Nmにアップしましたが、馬力は一緒でした。しかし、1998年になって現在のエンジンの系列に直接つながるM57エンジンがデビューします。排気量は2926ccに上がり、1気筒当たり4バルブ、コモンレールインジェクションと完全に新世代となって、出力も184ps/390Nmと大幅アップしました。







この世代になって登場したのが、現在につながるALPINAのディーゼルモデルの「D10 Biturbo」です。M57型をチューンして、245ps/500Nmと大幅パワーアップ!今でも充分高性能のディーゼル車です。







本家のBMWもE60型になってM57型も進化し、排気量こそ2993ccと大差ないものの、とうとう大小2つの2ステージツインターボを採用し、272ps/560NmとD10 Biturboを追い抜いてしまいました。更に、アルミブロックを採用したN57型に世代交代しています。








現行のF10型ではN57型はさらにパワーアップし、313ps/630Nmにまでなってとうとう535iより高性能になりましたが、こうなるとALPINAも黙っていません(笑)。








昨年デビューした「D5 Biturbo」ではなんと350ps/700Nm!135iより速いディーゼルセダンです。ツーリングも選べるのも良いですね。


これで打ち止めかと思いきや、今度のジュネーブショーで発表されそうな「M550d?」はトリプルターボ!を採用して381ps/740Nmとか!馬力だけでも一昔前のスーパーカー並みです。正式発表になりましたが、0-100Km/h加速は4.7秒と、なんとM3より速くなっています!





こんなハイパワーディーゼルでも、実測で10Km/L以上走り、満タンなら余裕で1000Km以上走るのですから、技術の進歩は凄いですね。ターボエンジンなので当たり前かもしれませんが、30年でパワーもトルクも3倍以上、おまけに燃費も良くなって、排ガスもガソリンと引けをとらないなんて、以前は誰が想像したでしょうか。





実際のエンジンはなんと3気筒毎に小さいタービンを2個、高速用に大きなタービン1個のトリプルターボで、3ステージの緻密な制御をしているようです。






吸気、排気の流れも非常に複雑で、一見しても何が起こっているか分からないくらいですね。


このように、同じ6気筒でも2バルブの時代からとてつもない進化を遂げましたが、いまや4気筒の2Lディーゼルでも、218ps/450Nmと充分な性能で、それでいて20.8Km/L走るのですから、本当に凄い進歩だと思いませんか?本家がここまで進化したので、次世代の「ALPINA D3 Biturbo」も楽しみです。




このCM、日本でも流せば「ディーゼルって格好良い!」というイメージが出来るかもしれませんね。
ブログ一覧 | BMWディーゼル | 日記
Posted at 2012/01/25 13:38:18

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この記事へのコメント

2012年1月25日 17:44
BMWのディーゼルって今までの日本ではずっと闇に包まれていた感じでしたが、こうやってE28から振り返ってみると、結構歴史とそれだけの進化があるとわかって、とても面白いです。特に、M57エンジンからの飛躍的な進歩が凄いですね。ターボが現れたのも、4バルブになったのも、この頃からでしょうか。そして現代のN57、そしてN47とさらに力を上げていますね。ところで質問ですが、ガソリンで最高と言われるシルキー・シックスですが、やはりそれはディーゼル・エンジンについても言えるものなのでしょうか?そういう言葉をあまり見たことがないような気がするのです。
コメントへの返答
2012年1月25日 22:21
ターボは最初のM21型から装備されていたようですが、ディーゼルが本領を発揮し始めるのはM57型からでしょうか。4バルブになった事も大きいと思いますが、やはりコモンレールインジェクションになった事で飛躍的に性能がアップしたようですね。

私も残念ながら直列6気筒のディーゼルエンジンに乗った事がないので何とも言えないですが、メルセデスのV6エンジンは4気筒の最新型より振動が大きいという話もあるので、BMWの直6は一味違うかもしれないですね。

日本でX5-xDrive35d(本当は30d)がデビューしたら試乗してみたいですね。
2012年1月25日 18:15
シルキー(絹のような)でなければ、コットン(綿)、もしくhemp(麻)?
σ(^_^;)?

ガソリンが高騰しつつあるのに、4月から通勤手当が減らされます。

Roadsterの燃費も全然伸びてなくて、家計をじわじわと苦しめはじめそうです。

昔の"シャレード・ディーゼルTURBO"のようなモデルが日本においても発売されると良いのですがね。
コメントへの返答
2012年1月25日 22:25
うーん、実際のところどうでしょうか。個人的には昔のビッグシックスのような味わいではないかと思っているのですが。

最近はD3君も近場の街乗りばかりなので、大きな橋が渡りたくなってきました(爆)。

Mitoの1.2Lディーゼルが意外と小気味良さそうですが、今度デビューするHONDAの1.6Lディーゼルもかなり良いみたいなので、これを新型5ドアシビック(欧州版)に積んで日本に導入して欲しいですね。
2012年1月25日 20:44
ダイジェスト、素敵です。

確かに進化しましたね。
コメントへの返答
2012年1月25日 22:28
日本ではこうした記事は出てこないので、かなり参考になりますね。

ターボエンジンとは言え、パワーもトルクもほぼ3倍になった上に燃費も良くなるなんて、ディーゼルの進化はなかなかだと思います。
2012年1月26日 1:40
こんばんは。

ディーゼルの性能が大幅に上がったのは、やはりコモンレールによって緻密な燃料制御ができるようになってからな感じがしますね。あとは、ターボ技術の進化も影響が大きいですよね。

しかし、最新ディーゼルのスペックは凄いですね。特にMのトリプルターボって、どんな仕組みなのか気になります(笑)
コメントへの返答
2012年1月26日 7:57
やはり、コモンレールとターボのマッチングでディーゼルの可能性が大幅に広がったようですね。最新のエンジンでは2ステージツインターボにVGまで装備しているようで、技術てんこもりですね。この点に関しては、国産車は完全に置いて行かれて(諦めてBMWから調達したメーカーも)いるので、MAZDAのスカイアクティブには是非頑張って欲しいです。

トリプルターボ、一体どうなっているか興味津々です。直6エンジンなので、パラレルツインターボの上流に大きな高回転域用ターボが付いているのではないかと思っていますが、どうでしょうか。

ガソリンターボは全部がシングルターボになったのに、逆に増えているところが不思議ですね(笑)。
2012年2月24日 0:19
こんばんは。尊敬するアルピナのしかもディーゼルに乗っていらっしゃるのでたまに覗いていました。
524tdは伝説めいた車らしいですね。日本でもわずかに輸入されたようです。
自称BMWおたくの自分でも、本国にあったのは知ってましたが、日本国内にあるとは思ってなかったです。5気筒とばかり思ってましたが6気筒とは恐れ入ります。
今は、一台だけネットで中古があります。ベンツとどちらかにするか迷いましたが、メンテができない可能性もあり、今の車になりました。
ビマーとして持っていたら間違いなく自慢の一台になったでしょう。
あの当時では、ディーゼルで一気筒が400ccは最小の部類で、効率のよいディーゼル機関を非効率な6気筒で作ってしまうとは、シルキーにこだわるBMWらしいと思います。きっと、すばらしいくスムーズなディーゼルだと思います。
確か、新しく発表になったBMWの5のディーゼルの取材のために来た車雑誌の記者が空港に迎えに来た5に乗せられ、降りるときBMWの社員にこれが524tdと明かされ、まったくディーゼルとはわからなかったという嘘のような話があったような、そんな当時では、常識はずれに振動のなくスムーズなエンジンとして話題だったようです。
5気筒のベンツでさえ下手な6気筒ガソリンエンジンよりスムーズに回る(ガソリンとまったく遜色のない)のであながち嘘でないと思います。
今のベンツのディーゼルも最高なので他に換えるもなが無さそうですが、唯一D3は欲しいです。アルピナのつくるBMWのディーゼルは最高でしょうね。
ディーゼルとターボは凄く相性がよいといわれますが、ほんとうに低回転でもターボラグはわからなく力ももりもりあり街中を乗るには最高だと思います。


コメントへの返答
2012年2月24日 1:01
こんばんは、丁寧なコメントありがとうございます。

私もここ数年ヨーロッパのディーゼルについて勉強し始めたばかりなので、実際に524dを御存知とは凄いですね。日本にもあるのですか。ちょっとびっくりです。

確かに、ガソリンと違ってディーゼルは1気筒当たりの排気量が大きいモデルが普通だった時代に、2.5Lで6気筒というのはBMWならではですね。

ベンツの5気筒でも普通の6気筒よりスムーズだとすると、V型より直列のレイアウトの方がディーゼルには向いているのかもしれませんね。実際、現存のV6よりも新型の直4の方が振動が少ないらしいです。

そうすると、BMWの直6ディーゼルはやはりシルキーなのかもしれないですね。最新型のM550dのエンジンなどは、5400回転まで一気に吹け上がってしまうようですし。

ディーゼルエンジンはもともと余剰の空気でリーンバーンなので、ターボでしっかり加給してやれば、低速からすぐにトルクが出てくれるようですね。それで、最新型のエンジンはどれも2ステージツインターボやトリプルターボになっているようですね。

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「岡崎五朗さん、アルピナB3GTはべた褒めでしたが、やはり極太ステアリングはバツなのですね。」
何シテル?   04/08 07:10
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